Japanese
QUADRANGLE
2018年12月号掲載
Member:HIDEO NEKOTA(Vo/Gt) TAKESHI UNO(Ba)
Interviewer:杉江 由紀
-「PARADOX」の中で繰り広げられているサウンドこそ、いかにもロック然としていますけれど、世のロック・バンドの多くにありがちな自由奔放系のスタンスとは違い、QUADRANGLEの在り方は、作品に対する真摯な奉仕精神のもとで成り立っているのかもしれませんね。
HIDEO:あります、あります。それはすごくあります(笑)。
UNO:とはいえ、何をやるにしても自然と自分のバックボーンが滲み出てくるところがあるのも事実ですよ。自分が聴いてきた90年代の音とか、あの時代ならではの感覚みたいなものは今回の「PARADOX」にも少なからず出ていると思います。
HIDEO:たしかに。そういうのは、自分で意識しなくてもつい出てしまうよね。と同時に、わざと少し古くさいシンセの音やフレーズを入れているところもあるんですよ。自分が昔よく聴いていた歌謡曲の匂いみたいなものが、どれだけバンドでガーン! と音を出していても出てきちゃうし、そこはいつまでも忘れたくないんです。もっとも、そのあたりというのは、QUADRANGLEの音をいろいろな方々に理解していただけている理由にも繋がっているのかなとも思ってます。
-根本的にキャッチーであるというのは、音楽をエンターテイメントのひとつとして捉えたときには非常に大切な点だと思いますよ。
HIDEO:むしろ、そこのみを追求していると言っても過言ではないです(笑)。
UNO:音楽をやっていくうえでは、"命"だよね。
-なお、今回「PARADOX」が完成してそこにアニメの映像が重なったときに、おふたりはどのような感想を持たれましたか。
HIDEO:もうそれは、嬉しかったですよ。僕らの作った曲の展開に映像のカット割りが寄り添ってくれているので、"あぁ、ここで......おぉ、そうくるか!"ってワクワクしました。そこの感覚は、おそらく視聴者の方たちと一緒です(笑)。
UNO:試写会で、実際"おぉー!"って感動してます(笑)。
HIDEO:音楽を作っている僕ら側と、アニメ制作側のクリエイティヴィティや思考回路がうまくシンクロしたときは、すごく感動しますし、とっても爽快です(笑)。
-今回のシングルには、カップリングとして「TWILIGHT DREAMS」という楽曲も収録されております。こちらについては、純粋にQUADRANGLEの作品ということになるかと思いますが、どのような曲想のもと作られているのでしょうか。
HIDEO:「TWILIGHT DREAMS」は、自分の趣味趣向が好き勝手に強く出た曲になってます。「PARADOX」を作ったうえで感じたことや発見したことを踏まえながら、今の自分が歌うなら、このメンバーでやるなら、これをやりたい! と感じたままの曲になりました。
UNO:考え方としては、「PARADOX」とは真逆な方向から作っていった曲だと言えるでしょうね。
HIDEO:だけど、歌詞の面では「PARADOX」の直後に書いたせいもあって、ちょっと引っ張られた部分がありましたね。結果的に、アニメの主人公が子供だったころの未来に対する概念、みたいなものを描いたかたちになりました。
-「PARADOX」のカップリングとして考えるなら、またとないスピンオフ的な設定になっているわけですね。
HIDEO:曲調としてはスローだし、ストリングスも入りながら徐々に高揚していくタイプの曲なんですが、意味合いとしては「PARADOX」と対になるものになりました。と同時に、QUADRANGLEとしてやりたいこともできたので、今回は1枚のシングルとして我ながらかなり面白い作品に仕上がったなと感じてます。
-そんな今回のシングル『PARADOX』を経て、2019年のQUADRANGLEは、ここからどのような展望を持ちながら活動していくことになるのでしょうね。
HIDEO:"QUADRANGLEはこうあるべき!"とか、そういう気持ちはここまであんまり持たずにやってきているんですけどね。ポジティヴな意味で、変に肩に力は入れないでやってきたところが心地よかったんですよ。でも、ここまで2年やってきて、バンドとしての輪郭が自分たち自身でもどんどん明確に見えてくるようになってきているので、ちゃんとやってこうかなと思ってます(笑)。
UNO:ちゃんと、ね(笑)。
-もっと欲を出していきたい、ということでしょうか?
HIDEO:そうですね。だからまずは、2枚目のフル・アルバムを作ろうと思ってます。今まで応援してくれてきた方、アニメ作品を通してQUADRANGLEのことを知ってくれた方たちや、これからQUADRANGLEと出会ってくれることになる方たちに向けて、"QUADRANGLEってこんなバンドだよ"ということをわかりやすく自己紹介して伝えられるような内容にしたいですし、そこには攻撃的でオルタナティヴだけど懐かしい要素もあるような、自分たちのバックボーンやルーツも盛り込んでいきたいです。あとできれば、今後はライヴもこれまでよりちゃんとやりたいですね。
UNO:ここ最近は、ライヴをやっていてもセッション的な要素が結構増えてきてますしね。サポートだとどうしても決まりきったことをやるのが仕事なんですけど、QUADRANGLEとしてフリーに演奏できる感じが最近すごく楽しいんですよ。
HIDEO:クリエイティヴなユニット・チームだったところから始まって、QUADRANGLEは、ここからほんとの意味でバンドになっていく予感がします。その大事な分岐点となったのが『PARADOX』でもあるので、このシングルに対しては"作らせてもらってありがとうございます!"という感謝の念しかありません(笑)。
LIVE INFO
- 2025.12.12
-
Hump Back
VII DAYS REASON
Chimothy→
崎山蒼志
LiSA
Another Diary
凛として時雨
TOMOO
Nikoん
BIGMAMA
PENGUIN RESEARCH
moon drop
ねぐせ。
私立恵比寿中学
くるり
PEDRO
サカナクション / Creepy Nuts / 羊文学 / ちゃんみな ほか
flumpool
the shes gone
VOI SQUARE CAT
SAKANAMON / Broken my toybox / SPRINGMAN / KEPURA
BRADIO
ザ・クロマニヨンズ
僕には通じない
LONGMAN
- 2025.12.13
-
MONOEYES
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
ぜんぶ君のせいだ。
VII DAYS REASON
Vaundy / THE ORAL CIGARETTES / sumika / マカロニえんぴつ ほか
UVERworld
eill
フラワーカンパニーズ
LITE
DURAN
SHERBETS
清 竜人
ポルカドットスティングレイ
moon drop
Nikoん
石崎ひゅーい
吉井和哉
9mm Parabellum Bullet
Cody・Lee(李)
flumpool
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
[Alexandros]
Appare!
秋山黄色
藤沢アユミ
キタニタツヤ
THE SPELLBOUND
- 2025.12.14
-
downy / toe / unripe / aieum
(sic)boy
VII DAYS REASON
LiSA
ねぐせ。
10-FEET / クリープハイプ / go!go!vanillas / Saucy Dog ほか
UVERworld
ぜんぶ君のせいだ。
Devil ANTHEM.
フラワーカンパニーズ
TOMOO
NEE
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
OAU
PEDRO
Nikoん
石崎ひゅーい
kobore / Suspended 4th / ザ・シスターズハイ / ザ・シスターズハイ ほか
鶴
SHERBETS
RADWIMPS
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
MOSHIMO
スカート
PHALUX
Bimi
ASP
22/7
古墳シスターズ
クジラ夜の街
[Alexandros]
キタニタツヤ
- 2025.12.15
-
MONOEYES
Kroi
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
anewhite
山田将司(THE BACK HORN)/ 大木伸夫(ACIDMAN)/ 内澤崇仁(androp)/ 村松 拓(Nothing's Carved In Stone) ほか
TOOBOE
Mrs. GREEN APPLE
Hump Back
- 2025.12.16
-
くるり
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
優里
YOURNESS
GANG PARADE
ザ・クロマニヨンズ
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.12.18
-
桃色ドロシー
あいみょん
くるり
Nikoん
東京初期衝動
The Ravens
リーガルリリー
ザ・クロマニヨンズ
点染テンセイ少女。
渡會将士
高岩 遼
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Homecomings
PompadollS
- 2025.12.19
-
(sic)boy
Helsinki Lambda Club
桃色ドロシー
ガラスの靴は落とさない
Nikoん
flumpool
吉井和哉
東京初期衝動
LiSA
BIGMAMA / THE BOYS&GIRLS / KALMA / オレンジスパイニクラブ / ハク。
SHERBETS
VII DAYS REASON
キノコホテル
羊文学
僕には通じない
Mrs. GREEN APPLE
BLUE ENCOUNT
- 2025.12.20
-
NANIMONO
PENGUIN RESEARCH
LACCO TOWER
RADWIMPS
ポルカドットスティングレイ
ぜんぶ君のせいだ。
The Cheserasera
flumpool
ハシリコミーズ
ZOCX
クジラ夜の街
ExWHYZ
浪漫革命
mudy on the 昨晩
"MERRY ROCK PARADE 2025"
ザ・クロマニヨンズ
Awesome City Club
LUCY
アイナ・ジ・エンド
め組
ACIDMAN
UVERworld
パピプペポは難しい
eastern youth
Mrs. GREEN APPLE
優里
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
Appare!
Newspeak
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
RELEASE INFO
- 2025.12.12
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.22
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2025.12.29
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.06
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.14
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号









