Japanese
レルエ
2018年10月号掲載
Member:櫻井 健太郎(Vo/Gt) エンドウリョウ(Ba) saya(Vn/Syn/Cho)
Interviewer:TAISHI IWAMI
主に2000年代や2010年代を席巻した海外のインディー・ロックやダンス・ミュージックからの影響と、ドメスティックなポップ感覚の融合を目指し、2013年に結成。以降、一貫してそのスタイルにおけるオリジナリティを追求し、じっくり煮込んできた3人組、レルエが満を持してミニ・アルバム『UNITE』をリリース。たしかに、日本語の響きを大切にしたキャッチーな歌、絶妙に"上げすぎない"曲展開は、現存するポップ・フィールドの中で、より高みに向かいたいという意識はありつつ、少し捻くれたキャラクターがよく表れている。写実と抽象の狭間にあるような、シンセやギターの描くサウンドスケープや歌詞の世界も、バンドが見つけた居場所そのもののようだ。そしてヴァイオリンを正式メンバーとして固定することでの輝き。ここでしか味わえないテイスト満載の作品について、メンバー全員にじっくりと話してもらった。
-バンド結成が2013年の夏。この3人で組むことになったきっかけを教えてください。
櫻井:まず僕とエンドウが対バンで出会って、なんか一緒にやろうということになりました。そのあと、また別のバンドにいたsayaを誘ったんです。
-sayaさんは前のバンドでもヴァイオリンだったんですか?
saya:はい。そのときはヴァイオリンだけだったんですけど、今はコーラスやシンセもやってます。
-そして今回のミニ・アルバム『UNITE』に至るまでの5年を振り返ってみると、相対的にスローな活動ペースだと思うんですけど、みなさんとしてはどうなんでしょう。
櫻井:結成してから2年くらいは、ちょくちょく曲を作ってライヴもゆっくりやってました。というのも自分たちの音楽が形になってきたのが最近なんです。2015年あたりでようやく見えてきて、それをアウトプットして活発に動けるようになったのは、2017年くらいからですね。
-最初から今の音楽性ではなかったんですか?
櫻井:結成したときからイメージははっきりありました。僕が前にいたバンドは国内のギター・ロック系だったんですけど、そことは差別化して、海外のインディー・ロックに影響を受けたサウンドを追求していこうと考えてたんです。
-例えばどんなバンドに影響を受けたんですか?
櫻井:僕の場合、レルエを結成するまで、そんなに海外の音楽を聴いてなかったというか、直接的に影響を受けるような海外の音楽には出会ってなかったんです。で、前のバンドをやっているころ、たまに"TWO DOOR CINEMA CLUBっぽいね"と言われることがあって、実際に聴いてみると、めちゃくちゃカッコ良かったことが転機でした。
-TWO DOOR CINEMA CLUBの初期は、テンポの速いシングルもあって、ドメスティックなギター・ロックと重なってくる部分もありますよね。
櫻井:そうですね。そういう視点から見ると、いいところ突いてるなって思ったような覚えがあります。
saya:レルエを結成したばかりのころはシンセがなくて、"ギター・ロックにヴァイオリン"っていう感じでした。でもTWO DOOR CINEMA CLUBのような方向性というのは最初からあって、FOSTER THE PEOPLEとかPASSION PITといったバンドもシェアして、より電子系のイメージが強い今のサウンドになっていったんです。私個人の趣味だと、もともとKLAXONSやRADIOHEADも好きで、そういうテイストも入っているかな?
-ちょっとトランシーな感じは、KLAXONSからきてるんですかね?
saya:そうかもしれないです。予想できないことはしたい。でもあまりにも極端な方向に突出しないように、ポップな感じとのバランス感覚を考えるうえで、近い部分はあると思います。
-エンドウさんはいかがですか?
エンドウ:そういう流れで言うとPHOENIXとかが大好きです。あとはJAMIROQUAIのようなファンク系や、ハード・ロックにハマっていった時期もありましたし、昔からなんでも聴いてました。広く浅くですね。
-なるほど。ドメスティックなギター・ロックと海外のインディー・ロック。前者のサウンドや曲展開の明確な"型"があって高揚感を煽る感じと、後者の自由度って、対立構造にあるようなイメージもあるんですけど、レルエの音楽には変なスノッブさがなく、そこがうまく混ざっていて、独特のムードを生んでいると思いました。
櫻井:今となってはほとんど洋楽しか聴かないんですけど、そこは僕もいちファンとして、その人たちがやっていることで十分というか、僕らは日本にいてそこから影響を受けた身として、何もかも真似するのは違うな、と思ってたんです。洋楽インディーのサウンドを取り入れながら、日本語でしっかりポップなものを届けたい。そこのバランス感覚は大切にしています。
saya:3人とも、YUKIさんや宇多田ヒカルさんのような音楽が好きだということもあると思います。メロディや歌詞にポップなフックがあるからこそ、独自性の高いサウンドのこだわりが見えてきてそこがまた魅力的だったり、いい違和感が面白かったりするじゃないですか。
-ポップな面があるからこそフリーキーな部分も伝わってくる。おっしゃったようなことと遠からずなスタンスで、海外のインディーやエレクトロの要素を取り入れた国内のバンドも多く存在していると思うんですけど、何かしら影響は受けていますか?
櫻井:考えてはいました。Czecho No RepublicやFIVE NEW OLD、Awesome City Clubとか、すごいなって思います。あ、"僕らは僕ら"みたいな皮肉ではなくて、本当に。でも、そういうバンドがすでに世に出ているということに焦りを覚えるとか、サウンドや活動に影響する、みたいなことはないです。
-海外のインディーも日本語のポップも好きで、広く伝わる音楽がやりたい。言葉では言えますけど、想いを音にすることは簡単なことじゃないし、それぞれのスタンスがある。
櫻井:すごく感覚的なことだから、音にするうえで場所感が難しかったんです。抜きん出ている日本語の歌と、それを生かしつつインディーな要素のあるサウンドの二枚看板。そこがしっくりくるんですよね。
saya:あと、今は技術が進歩していて、再生ボタンを押せばいくらでもいい音が出せる。でも、そこはバンドとして生の楽器で面白い音を鳴らすことを大切にしたいです。
LIVE INFO
- 2024.11.18
-
DeNeel
Thom Yorke
Age Factory
ずっと真夜中でいいのに。
PEDRO
フレデリック × Lucky Kilimanjaro
BUMP OF CHICKEN
The Ravens
DYGL
ラックライフ
- 2024.11.19
-
VOI SQUARE CAT
Maki
Age Factory
Thom Yorke
ずっと真夜中でいいのに。
PEDRO
Official髭男dism
BUMP OF CHICKEN
ヨルシカ
詩羽(水曜日のカンパネラ)
THE ORAL CIGARETTES ※開催延期
Dios
Mrs. GREEN APPLE
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
- 2024.11.20
-
LONGMAN
ネクライトーキー×ポップしなないで
SIX LOUNGE
VOI SQUARE CAT
PEDRO
ハンブレッダーズ
Official髭男dism
シノダ(ヒトリエ)
詩羽(水曜日のカンパネラ)
DYGL
ヨルシカ
大橋ちっぽけ
ASIAN KUNG-FU GENERATION
SUPER BEAVER
CNBLUE
The Ravens
Mrs. GREEN APPLE
mouse on the keys
REAL ESTATE
ONIGAWARA / ザ・チャレンジ / Pororoca / ホシアイ
- 2024.11.21
-
ザ50回転ズ
KANA-BOON
Maki × PRAY FOR ME
ヤングスキニー
THE YELLOW MONKEY
ASIAN KUNG-FU GENERATION
THE ORAL CIGARETTES ※開催延期
ラックライフ
シノダ(ヒトリエ)
(sic)boy
Thom Yorke
CVLTE
eastern youth / People In The Box
CNBLUE
Ivy to Fraudulent Game
離婚伝説
ドレスコーズ
椎名林檎
This is LAST
KEYTALK ※公演中止
- 2024.11.22
-
ヤングスキニー
マルシィ
オレンジスパイニクラブ
フラワーカンパニーズ / 斉藤和義
ズーカラデル
u named (radica)
TK from 凛として時雨
SUPER BEAVER
コレサワ
LONGMAN
セックスマシーン!!
終活クラブ
(sic)boy
the shes gone
ドミコ
点染テンセイ少女。
CVLTE
BREIMEN
SIX LOUNGE
秋山黄色
Newspeak
w.o.d.
BLUE ENCOUNT
超☆社会的サンダル
武瑠
ヤユヨ
浅井健一
YAJICO GIRL
緑黄色社会
あたらよ
- 2024.11.23
-
NANIMONO
打首獄門同好会
SPECIAL OTHERS ACOUSTIC
ザ50回転ズ
Conton Candy
四星球
Lucky Kilimanjaro
Maki × PRAY FOR ME
back number
I Don't Like Mondays.
9mm Parabellum Bullet
ビッケブランカ
新しい学校のリーダーズ
ねぐせ。
Vaundy
Hakubi
HERE
小山田壮平
KNOCK OUT MONKEY
オレンジスパイニクラブ
ASIAN KUNG-FU GENERATION
WANIMA
chilldspot
Ivy to Fraudulent Game
People In The Box
NEE
秋山黄色
ADAM at
ポルカドットスティングレイ
竹内アンナ
the shes gone
HY
あいみょん
まなつ
POP ART TOWN
優里
アーバンギャルド
Amber's
緑黄色社会
Thom Yorke
椎名林檎
怒髪天
- 2024.11.24
-
NANIMONO
打首獄門同好会
DENIMS
SPECIAL OTHERS ACOUSTIC
ザ50回転ズ
キュウソネコカミ
LONGMAN
四星球
安藤裕子
Conton Candy
back number
ウソツキ
9mm Parabellum Bullet
新しい学校のリーダーズ
リュックと添い寝ごはん
FIVE NEW OLD
SHE'S
Vaundy
Umisaya
fhána
シノダ(ヒトリエ)
People In The Box
HERE
大森靖子
AIRFLIP
ASIAN KUNG-FU GENERATION
WANIMA
ずっと真夜中でいいのに。
Mega Shinnosuke
リアクション ザ ブッタ
SpecialThanks
Half time Old
HY
あいみょん
YOUR ADVISORY BOARD
泣き虫☔︎
優里
フレンズ
the quiet room
Thom Yorke
椎名林檎
- 2024.11.25
-
Age Factory
安藤裕子
シノダ(ヒトリエ)
KANA-BOON
フレデリック
BUMP OF CHICKEN
- 2024.11.26
-
Age Factory
SUPER BEAVER
PEDRO
SIX LOUNGE
神はサイコロを振らない
煮ル果実
Thom Yorke
BUMP OF CHICKEN
ハンブレッダーズ
The Novembers
(sic)boy
ストレイテナー
ヤングスキニー
THE YELLOW MONKEY
にしな
- 2024.11.27
-
新しい学校のリーダーズ
PEDRO
LAST DINOSAURS / ego apartment
ハンブレッダーズ
まなつ
Jamie xx
雨のパレード
詩羽(水曜日のカンパネラ)
go!go!vanillas
ヤングスキニー
にしな
- 2024.11.28
-
MOROHA
Age Factory
新しい学校のリーダーズ
DYGL
煮ル果実
SIX LOUNGE
まなつ
アンと私
挫・人間
秋山黄色
w.o.d.
マルシィ
終活クラブ
BURNOUT SYNDROMES
Cö shu Nie
フィルフリーク
シノダ(ヒトリエ)
go!go!vanillas
a flood of circle
KANA-BOON
- 2024.11.29
-
離婚伝説
CVLTE
Age Factory
SHE'S
ずっと真夜中でいいのに。
BLUE ENCOUNT
フィロソフィーのダンス
OKAMOTO'S
DYGL
NEE
Lucky Kilimanjaro
神聖かまってちゃん
Ivy to Fraudulent Game
小山田壮平
tacica
秋山黄色
w.o.d.
ねぐせ。
Dear Chambers
アンと私
the dadadadys
挫・人間
ASIAN KUNG-FU GENERATION
NANIMONO
にしな
Hello Hello
吉澤嘉代子
PIGGS
パピプペポは難しい
TK from 凛として時雨
a flood of circle
BREIMEN
ヤユヨ
CIVILIAN
DOES
East Of Eden
シド
岸田教団&THE明星ロケッツ
ANABANTFULLS
三浦透子
- 2024.11.30
-
back number
NEE
ポルカドットスティングレイ
大森靖子
SHE'S
ずっと真夜中でいいのに。
OKAMOTO'S
tacica
SPECIAL OTHERS ACOUSTIC
フィロソフィーのダンス
SWANKY DOGS
the shes gone
ヤングスキニー
Aimer
リアクション ザ ブッタ
ストレイテナー
ズーカラデル
ウソツキ
Newspeak
9mm Parabellum Bullet
ねぐせ。
BLUE ENCOUNT
moon drop
Cö shu Nie
ASIAN KUNG-FU GENERATION
Conton Candy
椎名林檎
Vaundy
MYTH & ROID
Hakubi
This is LAST
崎山蒼志 / MONO NO AWARE / 荒谷翔大 / 家主 ほか
GANG PARADE
BiS / KNOCK OUT MONKEY / パピプペポは難しい / LEEVELLES ほか
須田景凪
フラワーカンパニーズ
フレデリック
LiSA
なきごと
Machico
"ビクターロック祭り2024"
- 2024.12.01
-
back number
reGretGirl
Lucky Kilimanjaro
大森靖子
OKAMOTO'S
SIX LOUNGE
SPECIAL OTHERS ACOUSTIC
フィロソフィーのダンス
Ivy to Fraudulent Game
Aimer
MOROHA
Helsinki Lambda Club
リアクション ザ ブッタ
ストレイテナー
THE YELLOW MONKEY
DENIMS
LACCO TOWER
9mm Parabellum Bullet
NANIMONO
ハク。
fhána
オレンジスパイニクラブ
the shes gone
Vaundy
Hakubi
さめざめ
ベランダ
GOOD ON THE REEL
秋山黄色
須田景凪
I Don't Like Mondays.
the quiet room
Laughing Hick
PEDRO
LiSA
indigo la End
- 2024.12.02
-
Saucy Dog
挫・人間
chilldspot
RAY×BELLRING少女ハート
RELEASE INFO
- 2024.11.18
- 2024.11.19
- 2024.11.20
- 2024.11.22
- 2024.11.27
- 2024.12.04
- 2024.12.06
- 2024.12.11
- 2024.12.13
- 2024.12.18
- 2024.12.20
- 2024.12.25
- 2024.12.27
- 2024.12.28
- 2025.01.08
- 2025.01.10
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
PEDRO
Skream! 2024年11月号