Japanese
松尾昭彦
2018年04月号掲載
Member:松尾 昭彦(Vo/Ba) 仲道 良(Gt) キヨシ(Gt) 内田 雅人(Dr)
Interviewer:山口 智男
-収録曲は、いつごろ書いたんですか?
松尾:結構前なんですよね。「始まりの唄」が一番早い気がするんですけど、歌詞が最後に上がって。「RETURN TO THE MOON」っていう、CONSTRUCTION NINEってバンドのカバーが1曲入っているんですけど、これは2005年に僕が初めて回ったツアーで対バンして聴いて一番衝撃的な曲だったんですよね。"ドラマチック"ってタイトルだけが漠然とあったので、よりドラマチックなアルバムにしたくて、カバーさせてもらおうってことになって。それと、「ドラマチック、人の暮らし」は時間が余ったから書きました。"5分か10分か待ってて"って言って、ばーって書いて、"良君、ギター弾いてくれる?"、"わかりました"で、一発でバーン、イエーイって。
-この7曲以外にも作ったんですか?
仲道:僕のところに来たデモは、今回の収録曲だけでした。たぶん松尾君会議の中で合格したのが来たんだろうなって(笑)。
松尾:今までやってきたことを、どう上手に表現しようか。これ、俺っぽい。これ、GENERAL HEAD MOUNTAINっぽい。これ、JELLYFiSH FLOWER'Sっぽい。うーん、これ、全然俺っぽくない。たぶん、そういう感じで作っていたと思います。
仲道:貰ったデモはどれも松尾君のメロディだったし、求めているビートや勢いは、音数は少なかったけどちゃんと伝わってきたし、歌詞もちらほら入っていたんですよ。それを聴いて僕が思ったのは、すぱっとそこでそれまでの流れを止めて、新しい松尾昭彦っていうわけではなく、GENERAL HEAD MOUNTAIN、JELLYFiSH FLOWER'Sを自分の中で消化する期間がそれまであったと思うから、それをちゃんと繋げて、それを経ての新しいところなのかなって。だとしたら、僕はギターで何ができるのかって考えました。
松尾:すみません。ありがとうございます(笑)。最近は、よっぽど僕よりも僕のことに詳しいんだろうなって思ってるんですよ(笑)。
-キヨシさんと内田さんは今回の作品を聴いて、どんなことを感じましたか?
キヨシ:バランスもいいし、いいアルバムだと思いました。ただやっぱりこれ、俺じゃ弾かれへんって思ったんですけど、結果、個人的には刺激にも勉強にもなりましたね。"好きなようにアレンジしてください"って言われたんで、この曲たちをさらに......僕がやれるのはライヴでいかにいいものにできるかなんで、自分の得意なギターにアレンジして置き換えようと思っているんですけど、それでアルバムをライヴでいいものにできたらいいと思っています。
内田:僕は聴かせてもらったのが、さっき言った大阪のワンマン・ライヴの直前だったんですよ。ワンマンに備えて、いろいろな曲を覚えないといけないときに音源が届いて、あまりにも良すぎて、それしか聴かなくなっちゃって。ワンマンで演奏しなきゃいけない曲が全然聴けてないよって、ありがた迷惑と言うか、すごく大変な思いをしましたね(笑)。その後、松っちゃんから"流通、どこにやってもらおう?"って相談されて、仲のいい制作の人間に聴いてもらったら、1曲目の頭1分を聴いただけで、"俺がやりたい。俺が紹介するところが間違いない"って言ってもらえて、あ、こいつの音楽、まだ伝わるんだなって嬉しく思いました。
松尾:ここからですよ。この4人で次回作を作り始めるんです。これからの音楽は、もう小手先じゃ通用しなくなる。僕の勘では、人の力がとても強い音楽が主流になっていくと思うんですよ。
内田:今のデジタルで修正、打ち込み、修正、そんな偽りの音楽ではなく。
松尾:『ドラマチック』は、ヴォーカルに関して1音もピッチを修正していないし、機械に頼ったところはひとつもない。それでいいと思うんですよね。パソコンで誰でもできるんだったら、そこでゴールじゃないですか。これからは人間が戻ってきますよ。ちゃんとした心の話というか、人間力というか、何をやっているかじゃなくて、誰がやっているかがとても大切になる。
キヨシ:だから飽きないんですよ、松っちゃんの音源は。ピッチが外れているところもあるんですけど、なんかいいんですよね。ドラムの音もサンプルを張り合わせて、打ち込みに近いぐらいにきれいにできて、それはそれでかっこいいんですけど、でもやっぱり、自分らが子供のころに聴いてきたものって、そういうものじゃなかったから、逆に飽きないし、深みを感じます。ズレはズレで、それもありだなって。
松尾:できないことをやろうとするから、機械を使わなきゃいけないわけで、できることをマックスかっこ良くやればいいだけの話だと思うんですけどね。
仲道:世界記録を目指すのではなく、自己ベストを出せば、それが一番いいと思うんですよ。最近、オリンピックを見ながら、それをすごく思いました。もっと自己新記録を出している人を称えるべきなのに、"4位で惜しかったですね"って。惜しい? うーん、わかるけど、みたいな。でも、自己新出せてるってすごいよなって思う。
松尾:うん、かっこいいよねぇ。あの大きな場所で超えていくんですから。
内田:音楽も一緒だな。
-今回の作品は自己更新できましたか? 「始まりの唄」でも"僕は今日も僕を超える"と歌っていますが。
松尾:超えたかったんでしょうね。自己更新かどうかはわからないですけど、ちゃんと松尾だなと思います。超えたかどうかは、たぶん10年後ぐらいにわかるのかな。
-その「始まりの唄」からは、ここからまたスタートという気持ちが感じられるのですが、全7曲を聴いていると、時折、終わりを意識しているように聴こえる瞬間もありますね。
松尾:音楽はずっとやめたいです(笑)。やめたいんですけど、やめさせてもらえないという最強の環境がとても素晴らしいと思っていて、いつも、"あー、もうやめた。ここから自由に生きていくぞ"みたいなときに、とても応援してくれる方に出会って、"もっともっと歌を聴かせてよ"って言われて、"はい"ってエンジンを吹かしなおしてってときに、こんなふうにまた、みんなに再会して、"よし、やっぱ走るか"みたいな。バカなんですよね(笑)。
-終わりを意識すると、作る音楽は変わってきますか?
松尾:終わったり、破壊したりしないと再構築は無理ですからね。僕の根っこはフォーク・ソングだけ。そこでゴールが1回出てますから、そこで壊して、戻して、壊して、戻していくなかで、色が増えるのか、ギザギザになっていくのかわからないですけど、終わりとか壊すとかってワードは大事になってくるのかな。
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