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INTERVIEW

Japanese

バウンダリー

2018年01月号掲載

バウンダリー

Member:ゆき(Vo/Gt) ふうか(Ba/Cho) さくら(Dr/Cho)

Interviewer:山口 智男

-いよいよ初の全国流通盤となる1stミニ・アルバム『now』が1月10日にリリースされるわけですが、まず全国流通盤をリリースする意気込みを聞かせてください。20歳になるタイミングというのは、みなさんにとって重要でしたか?

ゆき:初の全国流通盤というのはバンドが前に一歩進むものだと思うので、これからも前に進み続けられるようにと、強い気持ちで、発売を心待ちにしています。20代に突入して焦りも感じますが、今一歩進めたことは嬉しいです。

ふうか:飛躍の年にしたいと思います。

さくら:飛躍の年に! 頑張ろ!

-予想していた以上にロック色が濃い曲の数々にちょっとびっくりしながら、そこがバウンダリーの魅力と思いましたが、『now』を作るにあたって、どんな作品にしたいと考えたのですか?

ゆき:バウンダリーのいろんな面を出したミニ・アルバムにしたいと思いました。全部違うねんけど、でも全部"バウンダリー"みたいな。

ふうか:"今"を詰め込んだミニ・アルバム。この1枚を聴いたらバウンダリーがわかるような、初めて聴いてくれた人にもバウンダリーを知ってもらえるような作品にしたいと思いました。

さくら:とにかくカッコいいCDにしたいと思いました。なんて言ったらいいんやろな、むずいな......。今まで作ってきたCDもカッコいいと思ってほしいけど、今回は初めてのミニ・アルバムやから特に、カッコいいところを聴いてほしいです。

-リズムがハネる、ちょっとモータウンっぽい「バイバイ」、頭打ちのドラムのリズムとロックンロールなギター・ソロが印象的な「BABY」、ダイナミックなリフで聴かせるガレージ・ロック風の「restart」など、1曲ごとに趣向を凝らしたアレンジが耳に残りますが、今回、曲作り、アレンジで特に意識したことは?

ゆき:どの曲を聴いても、バウンダリーいい! いい曲! カッコいい! 素敵! と思ってもらえるようにと思いながら作りました。

ふうか:「バイバイ」は、バウンダリーっぽいけどバウンダリーっぽくない、かわいらしい曲にしたかったから、いつもより伸び伸びと動きました。伸び伸びというイメージでベース・ラインを作りました。

さくら:「restart」は、最初めちゃめちゃシンプルって言ってたけど、結局めちゃめちゃアレンジしちゃいました。ベースもドラムも、レコーディング当日にめちゃめちゃ変えてきて......。

ゆき:サプライズやった(笑)。

-全国流通盤ということで、演奏、歌、音作りで意識したことや工夫したことはありましたか?

ゆき:レコーディング緊張するんです。全部が録音されると思うと。なので、いつもは手が震えながらギターを録ってるんですけど、今回は楽しかったです。楽しんでギターを弾いて、楽しんで歌いました。

さくら:これがTOWER RECORDSとかに並ぶんかって思ったら、気合が入りました。

ふうか:いつも以上に気合入れて演奏したし、楽しかったです。

-歌詞は、生きることについて葛藤したり、自問自答したりしている内容が多いですが、それはゆきさんの実体験から? そういう歌をリスナーとどう共有したいと考えていますか?

ゆき:私は基本的にネガティヴなので、いろんなことを考えるんです。でも、前向きなことを歌にして、同じように生きている人と自分自身も、前を向けるような、元気になれるような曲であればいいなと思っています。

-1曲ずつ聴きどころをひと言でお願いします。

ゆき:「明日」は勢いのあるポジティヴ・ソングです。

さくら:「バイバイ」はるんるん気分な遊園地?

一同:(笑)

ゆき:ハッピーな曲やな。

ふうか:「BABY」はなんかもう、バウンダリーって感じ。

ゆき:「独り言」はうまくいかない、自信が持てない人間の歌です。

さくら:「restart」はドラムを聴いてください。

一同:(笑)

ふうか:さっき言ってたカッコいいアレンジやね。「タイマー」は自分的に、この曲が一番私たちの"今"っぽくて、気持ちがそのまま歌になった感じ。

ゆき:「プロローグ」は始まりの歌です。