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INTERVIEW

Japanese

バウンダリー

2018年01月号掲載

バウンダリー

Member:ゆき(Vo/Gt) ふうか(Ba/Cho) さくら(Dr/Cho)

Interviewer:山口 智男

大阪の3ピース・ロック・バンド、バウンダリーが1stミニ・アルバム『now』を引っ提げ、いよいよ全国デビューを飾る。多彩な全7曲を収録した、その『now』は、女性3人組のロック・バンドに対して、多くの人が抱くに違いない、"あぁ、じゃあ、こういうサウンドね"という固定観念に近いイメージを気持ち良く裏切る快作となっている。そんなブライテスト・ホープにインタビュー。今年メンバー全員が20歳になるという3人に、バンドのバックグラウンドから『now』についてまでいろいろと話を訊いた。

-2013年5月、高校1年生のとき、ゆきさんとさくらさんがバンドを始めたのが、バウンダリーの始まりだそうですが、最初、どんなバンドにしたいと考えていたのでしょうか?

ゆき:私には双子の姉がいるんですけど、姉とさくちゃん(さくら)が同じ中学校に行ってたんです。ドラムをやってる子がいると聞いて、バンドを組みたいと思いました。最初、手紙で"バンド組も!"って言ったやんな?

さくら:うん。その姉を間に挟んで、文通して......まだ手紙残ってるわ。

ゆき:まだ持ってるん! 捨てちゃった。

さくら:え! ひっど(笑)!

ゆき:でもあると思う! どっかいっただけで探したらあるわ!

さくら:捨てた言うたやん今......。

ゆき:中学生の間は、変な手紙のやりとりだけ続いてました。意気投合したというより、一方的に私からアタックみたいな感じやったような(笑)。まだお互い会ったこともなかったんですけど、これは逃したらあかんと思って。結局バンドをやり始めたのは、私とさくちゃんが同じ高校に入ってからですけど。

-結成後、すぐにオリジナルを作り始めたということは、歌いたい歌や作りたい曲がすでにあったということだと思うのですが、最初、どんなバンドにしたいと考えていたのでしょうか? 具体的に目標にしたバンドはいましたか?

ゆき:高校生の間だけでは終わらず、一生やっていくバンドにするということは決めてました。目標にしたバンドは、ラックライフです。私が初めてバンドのライヴというものを観たのが"見放題"(※大阪で年に一度開催されているサーキット・イベント)なんですけど、そこで初めてラックライフを観たんです。カッコいいし、楽しいし、感動するし、なんだこれは! と思って憧れましたね。

さくら:ん~、どんなバンドにしたいとかは特になく、誘われるまでバンドをしたい願望が無かったから......。ただただヤマハのドラムレッスンに通って、ドラムを習っていたってだけやったから。ゆきちゃんの持ってくる曲が、カッコいいなと思って、やっておりました。

-バウンダリーはどんなバンド/アーティスト、音楽に影響を受けていますか?

ゆき:みんな聴く音楽はバラバラです。それぞれがいろんなアーティストに影響を受けて、それがバウンダリーのサウンドになっているのかなと思います。

さくら:質問がちょっと、難しいな。

ふうか:同世代の女の子を元気付けたいという気持ちの表れです!

-メンバーそれぞれが聴いてきた音楽や好きなバンド/アーティストを教えてください。

ゆき:ラックライフです。

さくら:L'Arc~en~Ciel。

ふうか:え~どうしよ。EARTH, WIND & FIREです。

-結成後、プロフィールによると、数々のオーディションを受けながらも、最後の一組になれなかったとのことですが。その経験はバンドにとってある意味、糧になったと思うのですが、バンドの活動にどんな影響を与えましたか? 曲の作り方や演奏を見直したりもしたのでしょうか?

ゆき:そうですね......経験を積みたくて、出れるものは片っ端から出ました。悔しいときもあったので、どうしたらいいのか考えることもあったような。やはりオーディションは独特の緊張感があるので......メンタルはだいぶ鍛えられたかなと思います。

ふうか:たしかに、私からしたらめっちゃたくましかったよ、ふたり。初めて会ったとき。心強かった。

さくら:うそん、ありがつぉ。

ゆき:ありがつぉ。

-2015年12月、ふうかさんがまずサポート・メンバーとして加わりましたが、彼女とはどんなふうに知り合ったのですか? また、お互い、どんなところを認め合って、では正式メンバーに、ということになったのでしょうか?

ふうか:ライヴハウスで。たまたま、私が入ってたバンドとゆきさんが一緒にライヴに出たことがあったので、それがきっかけです。そのあと、Twitterでバウンダリーがちょうどベースを探していたので、入ることになりました。

さくら:ふうちゃん(ふうか)に入ってもらうことになったのは、かわいくて上手だと思ったからです。

ふうか:絶対嘘や! 嘘ついたな~今。最初怖かったで、さくちゃん。

さくら:最初は人見知っとったんやって、な~んかい言うたらわかるねん。

ゆき;ふうちゃんはもう既にバウンダリーっぽかったから、入ってもらいました。それと、可愛くて上手だと思ったからです。

ふうか:絶対嘘やって! インタビューやから盛ってるやろ。