Japanese
アンテナ
2017年02月号掲載
Member:渡辺 諒(Gt/Vo) 池田 晃一(Gt/Cho) 本田 尚史(Dr/Cho) 鈴木 克弘(Ba/Cho)
Interviewer:蜂須賀 ちなみ
-もともとワンマンのタイミングで入れようとなったのには、どういう経緯があったんですか?
渡辺:『底なしの愛』(2016年リリースの3rdミニ・アルバム)のツアーが(昨年)2~3月にあったんですけど、そのツアーを回ってるときに"なんか面白くないバンドになりそうだな"って自分で思って。"サラサラだけどドロドロ"、"ドロドロだけどサラサラ"みたいな(アンテナの)特徴があったとしても、ツアーとかで他のバンドを見てたら"なんか似たようなバンドがもういっぱいいるな~"みたいな(笑)。
-まぁ、たしかに"歌モノ"を名乗るバンドは最近増えてきてる印象はあります。
渡辺:そうなったときに、自分たちとしてちゃんと確立しないといけないなと思って。そのときぐらいから新しいことをしてみたいっていう気持ちになってきたんです。
-危機感を抱いてたということですよね。
渡辺:そうですね。危機感も抱いてたし......なんかこう、"まぁいいんだけど、誰かにとっての2番目か3番目のポジションになっちゃうよね"っていうか。そうじゃなくて"もっと勝負をかけたい"となると、今のままのスタイルは違うというか、自分自身の可能性もちょっと狭めてしまうような感じがして。
-そうやって渡辺さんが考えていたことは、他の3人にも共有される機会があったんですか?
池田:ここまで直球ではないですけど、違う言い方でそういうことを言ってきてくれてはいましたね。でもその話をするときにはもう "こういうのよくない?"って(渡辺から)次の案が出てて。その中にシンセの話もあったりしたんです。
渡辺:選択肢を投げてから"新しいというか、面白いことをやっていっていいんじゃない?"、"別に決まりごとはないし"みたいな感じで言ってみました。そういうふうに話をして、バンドが今後どういうふうに変化していくかっていう土台が決まってから、カッツがそれに乗っかってくれたんです。だからカッツ的にはそんなに抵抗がなかったんじゃない?
鈴木:はい、そうですね。
-ということは、"原点回帰"といえども根本には"変わらなきゃいけない"という意識があったということですよね?
渡辺:そうですね。目に見える表現的なものとしては全然変わっていってると思うんですけど、だからこそ根本で思ってることにもう1回立ち返って考えられたっていうことで"原点回帰"の意味合いが大きいのかもしれないです。
-では、その根本部分の方に話題を変えたいんですけど、そもそもアンテナにとっての原点というのはデビュー作『さよならの代わり』のことかと思いますが。
渡辺:そうですね。根本的なことは5年間やってもやっぱり一緒だったかなと思います。でも『さよならの代わり』のときがすごく内向的なものでしかなかったのに、5年間経ってからこういう作品を出したときに、自分から発信する方にシフトできたかなとは思っていて。矢印の向きを変えられたっていうのが結構大きかったですね。
-そうなんです、今日聞きたかったのがまさにその部分で。そうやって矢印の向きを変えられたのはやっぱり5年間続けてきたからこそだと思うんですよね。今までが"サラサラしているようで実はドロドロしている"だとしたら、今回はその両方を丸ごと引き受けてるじゃないですか。
渡辺:歌詞としては、今までだったら"で、なんなの?"っていうところで終わってたんですけど、今回は全部自分の中で引き受けて"いや、こうですよ"っていうところまで書いてますね。誰かにとってのいいところも嫌なところも全部すくったうえでの救いになれるように、っていうのはすごく考えてやってました。
-例えば「天国なんて全部嘘さ」の"味方だからずっと"っていうフレーズは5年前なら歌えなかったんじゃないかなと思うんですけど。
渡辺:そうですね。「さよならの代わり」(1stミニ・アルバム表題曲)では"もっとずっと 困らせてくれる?"っていうふうに、誰かに振り回されたりしてでも自分の存在を確かめたい、それが生き抜くための一番の方法だ、っていう感じだったんですけどね。でも「天国なんて全部嘘さ」はそういう自己表現の仕方じゃなくて......ちゃんと"誰かのために自分を持っていたい"っていう気持ちになれたのが大きかったですね。
-その"誰か"っていうのは聴き手のことなんじゃないかなと思ったんですけど、そういう気持ちになれた理由って心当たりあります?
渡辺:うーん......"お客さんにとってバンドって何なんだろう?"って漠然と考えてたんですけど、それで自分が好きだったバンドを思い浮かべたときに、常に自分の味方でいてくれた音楽ばっかりだったんですよ。
-自分自身もかつて音楽に救われた側の人間だったことを思い出した、と。
渡辺:まさにそうですね。どこか孤独を感じていたときに、自分の感情の逃げ場所になってくれてたのが俺の好きな音楽だったんですよね。だから、お客さんが何を求めてるかなんて100パーセント完璧に理解することはできないんですけど、自分たちが表現者として何かを与える側になったときに、そういうポジションにいたいなと思って。そうなったときに、影を与えるだけだと受け身になるし、ただ光を歌うだけだと薄っぺらいし、俺がずっと書きたかった人間のドロドロしたところも書いていきたいし......っていうのがあったので、"影を作りながら光を歌う"っていう1本の筋が太くなってきたんだと思います。
LIVE INFO
- 2025.01.22
-
ASIAN DUB FOUNDATION
WurtS
ずっと真夜中でいいのに。
シノダ(ヒトリエ)
SVEN(fox capture plan)
go!go!vanillas × NEE
RAY
アイナ・ジ・エンド
BRADIO
米津玄師
- 2025.01.23
-
終活クラブ
ずっと真夜中でいいのに。
a flood of circle
小山田壮平 / kanekoayano
ヤバイTシャツ屋さん
ASIAN DUB FOUNDATION
米津玄師
暴動クラブ / 板歯目 / M.J.Q(山本久土+クハラカズユキ)
- 2025.01.24
-
片平里菜
東京初期衝動
ザ・シスターズハイ
終活クラブ
Homecomings
夜の本気ダンス
ego apartment
LEGO BIG MORL
神聖かまってちゃん
かりんちょ落書き
ハシリコミーズ
MONO NO AWARE
くるり
Ivy to Fraudulent Game
THE YELLOW MONKEY
RAY
Wez Atlas
- 2025.01.25
-
片平里菜
ブランデー戦記
女王蜂
BLUE ENCOUNT / UNISON SQUARE GARDEN / ヤバイTシャツ屋さん / フレデリック ほか
Helsinki Lambda Club
SpecialThanks
ストレイテナー
上白石萌音
the paddles
bokula.
HY
SCOOBIE DO
Umisaya
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
Dear Chambers
sajou no hana
Aimer
あいみょん
め組
IDLES
かすみん(おこさまぷれ〜と。)
神聖かまってちゃん
Czecho No Republic
GOOD BYE APRIL
フラワーカンパニーズ
パピプペポは難しい
Rhythmic Toy World
眉村ちあき
Mega Shinnosuke
サカナクション
Hedigan's
kobore
tacica
9mm Parabellum Bullet
Cloudy
- 2025.01.26
-
マリンブルーデージー
ASP × ExWHYZ
[Alexandros] / キタニタツヤ / マカロニえんぴつ / Creepy Nuts / ヤングスキニー ほか
Helsinki Lambda Club
THE BACK HORN
SpecialThanks
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
the paddles
ストレイテナー
HY
上白石萌音
SCOOBIE DO
SILENT SIREN
夜の本気ダンス
東京初期衝動
Homecomings
アイナ・ジ・エンド
Dear Chambers
Mega Shinnosuke
崎山蒼志
Bye-Bye-Handの方程式
CYNHN
Aimer
あいみょん
I Don't Like Mondays.
フラワーカンパニーズ
tacica
琴音
Lucky Kilimanjaro
ADAM at
LEGO BIG MORL
篠塚将行(それでも世界が続くなら)
サカナクション
阿部真央
Bubble Baby
- 2025.01.28
-
マリンブルーデージー / かたこと
the HIATUS
WurtS
米津玄師
SUPER BEAVER
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
the quiet room / Maki
安藤裕子
- 2025.01.29
-
THE ORAL CIGARETTES
the HIATUS
Saucy Dog
米津玄師
Hakubi
君島大空
Appare!
Helsinki Lambda Club
ポルカドットスティングレイ
ネクライトーキー
- 2025.01.31
-
ビレッジマンズストア
神聖かまってちゃん
LEGO BIG MORL
UNISON SQUARE GARDEN
KNOCK OUT MONKEY
Wez Atlas
くるり
ザ・ダービーズ
インナージャーニー / 板歯目 / Apes ほか
ヤユヨ
WANIMA × MONGOL800
TYCHO
Aooo
AYANE
9mm Parabellum Bullet
小林私 / Redhair Rosy / INF ほか
Halujio
the telephones
Bye-Bye-Handの方程式
- 2025.02.01
-
あいみょん
Hedigan's
ストレイテナー
ASP × GANG PARADE
夜の本気ダンス
I Don't Like Mondays.
ブランデー戦記
女王蜂
WONK
WurtS
the telephones
bokula.
GOOD BYE APRIL
SILENT SIREN
"でらロックフェスティバル 2025"
ADAM at
片平里菜
wacci
kobore
sajou no hana
CYNHN
OKAMOTO'S
Kroi
Aimer
"BAYCAMP 202502"
清 竜人 / 清 竜人25
9mm Parabellum Bullet
- 2025.02.02
-
あいみょん
四星球
bokula.
ExWHYZ × KiSS KiSS
LEGO BIG MORL
Laura day romance / XIIX / レトロリロン
I Don't Like Mondays.
Keishi Tanaka
ブランデー戦記
Panorama Panama Town
ラックライフ
"でらロックフェスティバル 2025"
CYNHN
ひめかのん(おこさまぷれ~と。)
片平里菜
ANABANTFULLS
DIALOGUE+
怒髪天
崎山蒼志
上白石萌音
浪漫革命
- 2025.02.03
-
マカロニえんぴつ
- 2025.02.05
-
マルシィ
ザ・シスターズハイ
the HIATUS
サカナクション
くるり
WurtS
"Road To 革命ロジック2025"
RELEASE INFO
- 2025.01.22
- 2025.01.24
- 2025.01.25
- 2025.01.28
- 2025.01.29
- 2025.01.31
- 2025.02.01
- 2025.02.05
- 2025.02.07
- 2025.02.10
- 2025.02.12
- 2025.02.15
- 2025.02.19
- 2025.02.26
- 2025.02.28
- 2025.03.01
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ヒトリエ
Skream! 2025年01月号