Japanese
クアイフ / 赤色のグリッター / アンテナ
Skream! マガジン 2017年08月号掲載
2017.06.20 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 蜂須賀 ちなみ


この日のトップバッターは、仙台発の4ピース・バンド、アンテナ。ミニマルな前奏から始まり、曲が進行するにつれてサウンドが広がりを見せる1曲目「年中無休」でオーディエンスをじわじわと引き込みながら、その曲中、渡辺 諒(Vo/Gt/Key)が"最後までアンテナらしく楽しみます、よろしくお願いします"と挨拶する。そのあとはヴォーカルのみの歌い出しから「底なしの愛」へと繋ぎ、新曲「アルコール3%」も披露した。コーラス・ラインが耳を引く「ピザ取るから」では、ドラムのビートに合わせて手拍子が発生する場面も。しかし、ステージ上のメンバーがフロアを必要以上に煽ることはなく、平熱を保ったまま内側から盛り上がっていく感じが心地いい。"一番そばでずっと寄り添える音楽をしたい"、"みんなの好きとアンテナの好きが重なれば"と渡辺。そうしてラストに演奏されたのは、前作の表題曲であるバラード「天国なんて全部嘘さ」だが、この曲を"アンテナの一番のロック"と紹介していたこともまた彼ららしい。今秋に控えたメジャー・デビューを経てもなお、変わらないであろうバンドの芯の太さを垣間見たのだった。
オーディエンスによる手拍子とともにステージを覆う幕が上がっていき、2番手、赤色のグリッターの出番へ。"3バンドで一番カッコいいライヴをしにきました"、"女でも男でも関係ない! 僕は君に会いにきました。だからどうか、僕の話を聞いてください"と佐藤リョウスケ(Vo/Gt)が思いの丈を叫べば、それに呼応するようにして渡辺明日香(Ba/Cho)、鈴木陸生(Gt/Cho)のソロがキマり、その後ろではクラカズヒデユキ(Dr/Cho)が立ち上がって力強くドラムを叩いている。途中にはハンモック・カフェに行ってきたという佐藤のほっこりするMCもあったが、この日は基本的に"佐藤が曲の導入にあたる話をする→演奏を始める"という構成。それぞれの曲の奥深くまで聴き手を導こうとするバンドの演奏からは気合が滲み出ていたし、緊張感あるライヴのつくりによってオーディエンスの集中力もいっそう引き出されているよう。特に終盤、「神様の涙」から「いつもいつのまに」にかけての鬼気迫るような展開には、バンドの新境地を感じさせられた。
そしてラストは、今年メジャー・デビューすることを発表している名古屋発のピアノ・ポップ・バンド、クアイフ。森 彩乃(Vo/Pf)のはつらつとした歌声が早速響きわたる、爽快なオープニングだ。伸びやかに歌うベース・ライン、凝ったギミックが満載のドラム、光を乱反射させるようなピアノの音色が掛け合わさりながら、変幻自在の曲調を乗りこなしていく。このバンドが持つ冒険心の象徴のような「organism」を挨拶代わりに鳴らし終えると、先ほどの赤色のグリッターのMCに対して"あぁ言われたら闘志がね......(笑)"と不敵に返しつつ、"イベント通して今日がいい日だったと言ってもらえるように、頑張ります!"と宣言したのだった。煌くサウンドが心を包み込む「snow traveler」、"ここにいる全員の未来が素晴らしいものになりますように"と願いを込めた「Wonderful Life」、"自分は何のために生きているんだろう"という問いに対する答えのような「meaning of me」と、セットリストが進むにつれてフロアから起こるシンガロングの音量が大きくなり、対するバンドのサウンドもどんどん膨らんでいくばかり。そうしてアンコールの「good morning」まで、凄まじいほどのエネルギーを生み出し続けたのだった。
[Setlist]
■アンテナ
1. 年中無休
2. 底なしの愛
3. どうしようもないよな(無口なブランコ)
4. アルコール3%
5. 嫌になっちゃった
6. ピザ取るから
7. 天国なんて全部嘘さ
■赤色のグリッター
1. ハナミズキ
2. ラン・ロン・ロン
3. 愛のジレンマ
4. カーテン
5. 海月
6. 神様の涙
7. いつもいつのまに
■クアイフ
1. クロスハッチング
2. organism
3. snow traveler
4. Re:Answer
5. Wonderful Life
6. meaning of me
7.Don't Stop The Music
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