Japanese
THE CHESS
2015年10月号掲載
Member:渡辺 大介(Vo) 赤羽 友成(Gt) 赤羽 一成(Ba)
Interviewer:吉羽 さおり
悩んで苦しんだり悩みに彷徨ったり、膝を抱えてひとりぽつんとする人を、ほんのりとあたたかく照らすような音楽を、THE CHESSは奏でる。エアリーで、スケール感のあるギター・サウンドに乗って、渡辺大介のヴォーカルが力強くもやわらかに降り注ぐ。奇をてらわず、しかし、その音で相手を振り向かせるフックや普遍性のある歌を、丁寧に丁寧に紡いでいるバンドだ。都内での活動を中心にしつつも、近年は東北を第二のふるさととして音楽で復興をサポートしているTHE CHESS。彼らの音楽の原点と、3枚目のアルバム『太陽を追いかけて』に込めた思いを訊いた。
-2014年は渡辺さんが声帯ポリープの手術のために、半年ほど活動ができなかったということですが、その間はどんな活動をしていたんですか。
一成:その間は福島に行って、農業を手伝ってました(笑)。僕ら、震災のあとから音楽で何かできることはないかということで、チャリティの活動をしていて。震災直後は、どのライヴハウスに行っても、ひと組くらいは震災にちなんだ曲を作って歌ったり、テレビやラジオでもそういう曲がたくさん流れていたじゃないですか。メディアを使って流れている音楽は、実際に東北の人に届いていると思うんですけど、東京のライヴハウスで演奏をしているようなアーティストの曲は、いい曲があっても、東京で歌われているだけであって、向こうの人には届かないと思って。曲がすごくたくさんあるんじゃないかなと思ったんです。せっかくみんなが作っているから、そういう曲を集めてオムニバスのCDにして東北に届けに行こうっていう思いで、毎年1枚そういうアルバムを作って、"歌をおくろう"という活動をしているんです。
-それで福島にも?
一成:そういうこともあって福島にはよく行かせてもらっていたんです。福島は原発のことで農業が打撃を受けているので、農作物を作ったりすることがなかなかうまくいかない状況じゃないですか。でも、そこに住み続けなければいけない人も大勢いる。そういう人たちの力になれたらということで、地元の支援団体が福島のアコースティックのアーティストを集めて、いろんな農家に行ってアコースティック・ライヴをやって。それで、集まったお客さんやミュージシャンで農作業を手伝いましょうと。放射線量を下げるためにこういう努力をしていますよとか、その結果こういう安全なものができていますよっていうのを、少しでも知ってもらおうという企画があるんです。僕らも震災以降、"歌をおくろう"をやらせてもらってそういう人たちとも繋がりました。ポリープで活動休止になっても、曲作りは進めていたんですけど、ライヴができないので、そういう企画を福島でやっているならお手伝いをしに行って、少しでもそんな気持ちに寄り添えたらなと。
渡辺:田植えをしたり、稲刈りをしたり。
一成:そういうことをやってました(笑)。
-それもまた充実した時間ですね。そうした活動のあとにできた曲も、今回のアルバム『太陽を追いかけて』にはあるんですか。
一成:そのあとにできた曲もあるんですけど、福島には震災直後からずっと行っていたので。東北を回ったり、福島の人たちに出会ったりしつつ、原発のことや政治的なこと、いろんなことを感じながらもうまく言葉では言えないモヤモヤがいっぱい入っていると思いますね。
-2011年の震災以前と以降では、バンドとして変わったところもあるんですか。
一成:それが実際、僕らとしてはそんなに変わっていないんです。結成した最初の方から、"しょんぼりした人に勇気を持ってもらえるような音楽をやりたい"っていう音楽的なスタンスでずっとやってきたんです。
渡辺:自分たちが、音楽からそういうものをもらってきた部分もあるので。
一成:なので、震災以降はそのスタンスが加速した部分はあるのかもしれないですね。スタンスとしては変わっていないんです。でも実際、向こうにチャリティで行くようになって、周りからも僕らがどういうスタンスで音楽をやっていたのかが見えやすくなったかなという印象はあります。
-曲を作っているときから、その曲のテーマ性だったり、表現したいシーンが見えているんですか。
一成:全然見えてないですね(笑)。自分の知らない感覚というか、"何だろうこの感じは?"っていうのを、チョイスしたくなっちゃうんですよね。ジャムっていて、例えば自分の中で歌詞が生まれたり風景が見えるのはそれでいいんですけど、それよりも、"何だこの感じ""この感覚はよくわかんないな"みたいなことを、曲としてまとめたくなるんですよね。
-その感覚のもとや答えをどうしても知りたくなる?
一成:どうなんだろう?
友成:個人個人で違うんじゃないかな。最終的には、化学反応が起きて自分たちで予想していないものができあがるんですよね。
渡辺:その自分たちで予想できないものができる瞬間が、すごく不思議な感覚になるというか。それがバンドのマジックみたいなものなのかなと思ってますね。
一成:そういうマジックみたいなものがない曲だと、できた!ってそのときは思っても、すぐに飽きちゃうんですよね(笑)。
LIVE INFO
- 2025.05.19
-
点染テンセイ少女。
- 2025.05.21
-
VOI SQUARE CAT
斉藤和義
Saucy Dog
打⾸獄門同好会 / くるり / ストレイテナー ほか
あいみょん
Hakubi
yummy'g
渡會将士
ADAM at
緑黄色社会
- 2025.05.22
-
ORCALAND
Saucy Dog
ReN
片平里菜
w.o.d. ※振替公演
あいみょん
ねぐせ。
オレンジスパイニクラブ
清 竜人25
DYGL
Maki
フリージアン
チリヌルヲワカ
Base Ball Bear
otsumami feat.mikan
ayutthaya
I Don't Like Mondays.
- 2025.05.23
-
ORCALAND
[Alexandros]
Mr.ふぉるて
indigo la End
a flood of circle
THE BAWDIES
DYGL
w.o.d. ※振替公演
ADAM at
Plastic Tree
浅井健一
ゴキゲン帝国
TOMOO
"GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary"
Hakubi
レイラ
LEGO BIG MORL
- 2025.05.24
-
ReN
Mr.ふぉるて
indigo la End
[Alexandros]
GANG PARADE
ヤングスキニー
緑黄色社会
ASP
サカナクション
おいしくるメロンパン
ヤバイTシャツ屋さん / UNISON SQUARE GARDEN / ストレイテナー ほか
コレサワ
THE BACK HORN
片平里菜
ポップしなないで
People In The Box
星野源
Novelbright
Baggy My Life × Comme des familia
mol-74
ネクライトーキー
LACCO TOWER
Plastic Tree
WANIMA
ADAM at
アルコサイト
"ながおか 米百俵フェス 2025"
sumika
浅井健一
SHE'S / SCANDAL / wacci ほか
VOI SQUARE CAT
終活クラブ
SUPER BEAVER
"Shimokitazawa SOUND CRUISING 2025"
DeNeel
the telephones
The Ravens
FUNKIST
HY
the shes gone
"GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary"
LEGO BIG MORL
ビレッジマンズストア
- 2025.05.25
-
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
ReN
コレサワ
flumpool
a flood of circle
ヤングスキニー
緑黄色社会
GANG PARADE
ASP
サカナクション
THE BAWDIES
10-FEET / The BONEZ / バックドロップシンデレラ ほか
ACIDMAN
片平里菜
星野源
Baggy My Life × Comme des familia
秋山黄色 / This is LAST / Chilli Beans. / reGretGirl ほか
ネクライトーキー
"ながおか 米百俵フェス 2025"
sumika
浅井健一
GLIM SPANKY / 阿部真央 / 和田 唱(TRICERATOPS)ほか
GOOD BYE APRIL × Nolzy × First Love is Never Returned
Mirror,Mirror
HY
the shes gone
"GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary"
Cody・Lee(李)
- 2025.05.26
-
清 竜人25
水中スピカ
Poppin'Party
- 2025.05.29
-
オレンジスパイニクラブ
THE BAWDIES
片平里菜
THEラブ人間×ニッポンの社長
斉藤和義
怒髪天
yummy'g
sumika
BECK
あいみょん
Hump Back
ハンブレッダーズ / w.o.d. / Kanna
CUTMANS
- 2025.05.30
-
THE YELLOW MONKEY
TENDOUJI
オレンジスパイニクラブ
緑黄色社会
yutori
KALMA
サイダーガール
片平里菜
[Alexandros]
a flood of circle
チリヌルヲワカ
水中スピカ
Subway Daydream
女王蜂
Mr.ふぉるて
downy
四星球
Lucky Kilimanjaro
DYGL
MONO NO AWARE
flumpool
射守矢 雄(bloodthirsty butchers) / 山本久土
Nothing's Carved In Stone
- 2025.05.31
-
古墳シスターズ
ポップしなないで
GANG PARADE
怒髪天
チリヌルヲワカ
ヤングスキニー
"hoshioto'25"
People In The Box
indigo la End
浅井健一
[Alexandros]
a flood of circle
竹内アンナ
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
藍坊主
おいしくるメロンパン
斉藤和義
打首獄門同好会
Myuk
THEラブ人間×ニッポンの社長
水中スピカ
THE BAWDIES
Mr.ふぉるて
HY
androp
sumika
Creepy Nuts
"CAMPASS 2025"
eastern youth
Keishi Tanaka
"THE BEACH 2025"
東京スカパラダイスオーケストラ
ASIAN KUNG-FU GENERATION
flumpool
星野源
Official髭男dism
清 竜人25
- 2025.06.01
-
DYGL
YUTORI-SEDAI
古墳シスターズ
怒髪天
Subway Daydream
TENDOUJI
ポップしなないで
おいしくるメロンパン
ヤングスキニー
緑黄色社会
サイダーガール
KALMA
浅井健一
yutori
打首獄門同好会
Myuk
androp
downy
斉藤和義
Baggy My Life × Comme des familia
オレンジスパイニクラブ
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
藍坊主
ネクライトーキー
HY
sumika
Creepy Nuts
WANIMA
サニーデイ・サービス × YOGEE NEW WAVES
arko lemming
DURAN × BONGFATHER
"CAMPASS 2025"
Academic BANANA
FIVE NEW OLD
ASIAN KUNG-FU GENERATION
indigo la End
星野源
Official髭男dism
RELEASE INFO
- 2025.05.19
- 2025.05.21
- 2025.05.23
- 2025.05.28
- 2025.05.30
- 2025.06.01
- 2025.06.04
- 2025.06.05
- 2025.06.06
- 2025.06.11
- 2025.06.13
- 2025.06.18
- 2025.06.20
- 2025.06.25
- 2025.06.28
- 2025.07.02
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
トゲナシトゲアリ
Skream! 2025年05月号