Japanese
柴山一幸
2015年06月号掲載
Interviewer:吉羽 さおり
-では、どのあたりまで曲として作り上げてみなさんにお渡ししているんですか。
今回は共作もいくつかあるのでいろいろなんですけど。共作に関しては、例えばピアノの曲の、「Headway」や「一つの幸せ」は、杉浦琢雄(東京60WATTS)くんというピアニストと、ギターとピアノでああでもない、こうでもない、ってやっているので。基本的にバンドのメンバーに聴かせるのは、アコースティックなセッションのもの――場合によっては、ドラムの打ち込みまですることもあるんですけど。コードとメロディと、あとはメールで送るときに"こういう曲のイメージだった"というくらい。もうどんな音楽が好きかわかっている人たちなので、共通項みたいのを言ったり、そのメンバーにこれを言うと喜ぶだろうな、モチベーション上がるだろうなってことを言ってみたりして(笑)。みんながワクワクするような感じを作って、スタジオに入るので。ある意味ではコントロールしている部分はあるかもしれないですね。
-なるほど。その投げかけるキーワードとしては具体的なバンド名やイメージなんですか。
結構、具体的だったりしますね。あの時代の、黒人音楽の感じとか、80年代のブリティッシュ・ロックとかニュー・ウェイヴとかそういう話をしたり。
-とくにリズムが多彩だと思うんですが、そこは重視されていますか。
多分そこは、アルバム・トータルで考えてはいないと思うんですよ。だけど、例えば「Headway」だったら、ピアノの彼がBEN FOLDS FIVEのような鍵盤を弾くので、BEN FOLDS FIVEの1stアルバムのような、ゴリゴリとしたパンク・テイストもあってという感じにしたんですけど。サビでドラムが16ビートになる感じは、初期のBEN FOLDS FIVEにはないんだけど、結局メンバーにはその通りにやってくれと言っているわけじゃないので。それぞれの自分のリズムを持ってくるんですよね。決めようとしても、そのときに違ったリズムが出たら、それはそれでOKというか。リズム隊が1番自然にやれるものが、1番人をノらせることができるし、その曲に関してはそれが答えだと思うので。そういうふうにやっていったらこういう作品になっていったので、そういう意味では、共通性があまりないのかもしれないですね。
-みなさんプレイヤーとしては素晴らしい方ばかりで、引き出しも多いですしね。「カプセルラブ」もとても面白い曲でした。
変な曲ですよね(笑)。
-こういう曲を聴くと、80年代~90年代の凝ったポップス、ねじれた変態ポップスみたいなものも好きなのかなと思いますが。1番自分にソングライターとして影響のあるものというと。
これは、いろんなところで言っていて全然面白い話にならないんですけど、THE BEATLESが好きなんですよ(笑)。
-そのTHE BEATLESを解釈をしていって、自分なりにものにしていくうえではさらにいろんなものがトッピングされていきますよね?
何だろうなあ、何が好きなのか自分でもわからないんですよね。いろんなものが好きなんですよね。でもきっと一貫性はあると思うんです、それが何なのかっていう。......でも、音楽好きな人が作った音楽は聴いてるかもしれない。例えば特にバンドだと初期衝動みたいなものがあるじゃないですか。僕も初期衝動って大好きなんですよ。今でも自分には、初期衝動がすごく残っていて、そういうことで初期衝動があるとか、人と違う――それは人と違うっていうのを意識しているとか、今こういう音楽があるから、俺はこういうのをやるぜっていうものじゃなくて、その人にもともと備わっている人と違うものを見つけて、共感できるものがあると、絶対そういう音楽は好きになる。大きく言えばそういうことなのかな。音楽性もあるとは思うんですけどね。初期衝動と、ほんとの意味で人と違うその人の個性というか。
-とにかくTHE BEATLESから始まってからは、食わず嫌い的に聴いていったんですか。
僕はすごく狭いですね。THE BEATLESからだから、ブリティッシュ・ロックはいつの時代も好きだし。あとはTHE ROLLING STONESを聴いて、僕たちの時代はそのアーティストがどういう音楽を好きなのかすごく辿っていたので、そうなるとブラック・ミュージックやソウル、ファンク、そういうのは好きでしたね。
-先ほどおっしゃいましたが、音楽学校で教えていたりすると、生徒が聴いているものや幅広く情報に触れる機会もかなり大きいのでは。
そうですね、ボカロとかニコ動とかもそうだけど、すごく情報は入ってきますよね。気になるからチェックして、ああこういうふうだからこう売れているのかなとか、いろいろ思いますね。でもそういうのでも、パターンみたいのはあるじゃないですか。ニコ動だったら、ギターがヘヴィ・メタルやハードなもので、ドラムもそっちに拠っているけど、メロディはキャッチーでとか。そういうのって昔から、ヴィジュアル系なんかもそうだけど、日本人が好きなものなんですよね、だから、そういう音楽も嫌いではないけど。すごく洋楽的な音楽といわゆるJ-POPの間くらいが、もしかしたら好きなのかな(笑)。
LIVE INFO
- 2025.10.31
- 
    
    すなおExWHYZ吉澤嘉代子東京スカパラダイスオーケストラLONGMANYOASOBIガガガSPフリージアンFINLANDSNewspeak夜の本気ダンスgo!go!vanillas超能力戦士ドリアンインナージャーニー岸田教団&THE明星ロケッツポップしなないでRAYアイナ・ジ・エンド
- 2025.11.01
- 
    
    東京スカパラダイスオーケストラ怒髪天PIGGS超☆社会的サンダルポルカドットスティングレイMONOEYESシドLACCO TOWERMrs. GREEN APPLEズーカラデルLiSAOmoinotake"ボロフェスタ2025"ドミコTOKYOてふてふDannie MaySIX LOUNGEhockrockbgo!go!vanillasosageWurtSRADWIMPSThe Biscatsbrainchild'sぜんぶ君のせいだ。INORANchilldspotmoon dropインナージャーニーKANA-BOONAFTER SQUALL松永天馬(アーバンギャルド)NANIMONO愛美CYNHNDeNeelkoborethe cabs離婚伝説[Alexandros] / WANIMA / UNISON SQUARE GARDEN / くるり ほか
- 2025.11.02
- 
    
    osageOKAMOTO'SPIGGSHEP BURN秋山黄色吉澤嘉代子MONOEYESセックスマシーン!!ビレッジマンズストア離婚伝説Mrs. GREEN APPLEズーカラデルビッケブランカ × Salyu"ボロフェスタ2025"KING BROTHERSwacciLaura day romancePIXIESWurtSDevil ANTHEM.TOKYOてふてふRADWIMPSDannie Mayぜんぶ君のせいだ。INORANキタニタツヤmoon drop秋野 温(鶴)KANA-BOONAIRFLIPハンブレッダーズ×秀吉×囲碁将棋羊文学 / sumika / クリープハイプ / マルシィ ほか私立恵比寿中学The BiscatsWtB:[Alexandros] / 10-FEET / go!go!vanillas / マカロニえんぴつ ほかbokula.
- 2025.11.03
- 
    
    irienchy × no moreNANIMONO秋山黄色フレデリック怒髪天OKAMOTO'S東京スカパラダイスオーケストラDevil ANTHEM.ポルカドットスティングレイセックスマシーン!!キタニタツヤシドLiSA"ボロフェスタ2025"yamaキュウソネコカミ愛美brainchild's藤巻亮太AIRFLIP私立恵比寿中学Bye-Bye-Handの方程式moon dropSPRISESCOOBIE DOthe telephonesフラワーカンパニーズ清 竜人25THE BACK HORN凛として時雨Age FactoryhockrockbLACCO TOWER阿部真央
- 2025.11.06
- 
    
    RADWIMPS古墳シスターズねぐせ。超能力戦士ドリアン吉澤嘉代子TENDOUJI東京スカパラダイスオーケストラTHE SPELLBOUNDLEGO BIG MORLLONGMANキュウソネコカミフィロソフィーのダンス夜の本気ダンスGLIM SPANKY / 神はサイコロを振らない / レトロリロン礼賛ブランデー戦記
- 2025.11.07
- 
    
    YONA YONA WEEKENDERSコレサワReiSIX LOUNGE古墳シスターズあたらよChimothy→NANIMONO超能力戦士ドリアン崎山蒼志ザ・シスターズハイMONOEYESインナージャーニーPompadollSLEGO BIG MORLandropreGretGirl終活クラブフレデリックDOESbrainchild'sLUCKY TAPES大橋ちっぽけBLUE ENCOUNT
- 2025.11.08
- 
    
    VII DAYS REASONMrs. GREEN APPLEズーカラデルねぐせ。FINLANDSフラワーカンパニーズNANIMONOReiSCOOBIE DO打首獄門同好会離婚伝説PIGGS終活クラブ東京スカパラダイスオーケストラmoon dropキュウソネコカミeastern youthwacciCody・Lee(李)フレデリックosage怒髪天優里ASH DA HEROirienchy × no moreパスピエMONO NO AWARE / ウルフルズ / Jeremy Quartus(Nulbarich) / SIRUP ほか向井秀徳 / the band apart / ラブリーサマーちゃん / サニーデイ・サービス / 石野卓球 ほかザ・シスターズハイ藤巻亮太 / SHE'S / SOIL&"PIMP"SESSIONS / 寺中友将(KEYTALK) / CENT ほかビレッジマンズストア
- 2025.11.09
- 
    
    コレサワVII DAYS REASONMrs. GREEN APPLELaura day romanceねぐせ。NANIMONOSUPER BEAVERフラワーカンパニーズあたらよズーカラデルosageFINLANDSSCOOBIE DOMONOEYESSPRISEDevil ANTHEM.崎山蒼志打首獄門同好会キタニタツヤリュックと添い寝ごはんLUCY水平線KANA-BOONラックライフ暴動クラブ東京スカパラダイスオーケストラchilldspotインナージャーニードミコ森 翼PompadollSAppare!キュウソネコカミeastern youthCody・Lee(李)BLUE ENCOUNT優里岸田教団&THE明星ロケッツRhythmic Toy World / BIGMAMA / LACCO TOWER / kobore ほかASIAN KUNG-FU GENERATION / SHISHAMO / 水曜日のカンパネラ / TENDRE ほかシド"四星球放送局FESTIVAL"Dannie Maya flood of circleセンチミリメンタル怒髪天
- 2025.11.10
- 
    
    SUPER BEAVER鶴リュックと添い寝ごはんThe Gentle Flower. / kalmia / Halujio ほか荒谷翔大Helsinki Lambda Club超能力戦士ドリアン
- 2025.11.11
- 
    
    PEDROAge Factory×ジ・エンプティBIGMAMALaughing HickSAKANAMON僕には通じないAdo
- 2025.11.13
- 
    
    MONOEYESザ・クロマニヨンズPEDRO東京スカパラダイスオーケストラあいみょんYOASOBIsyrup16g × ZION超☆社会的サンダルさとうもかTempalayキタニタツヤRei片平里菜ドミコNEEamazarashiPENGUIN RESEARCHHump Back
- 2025.11.14
- 
    
    コレサワENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!ポルカドットスティングレイSCANDAL×ハク。CVLTEReiフレデリックWurtS超☆社会的サンダルNANIMONOgo!go!vanillasFINLANDSEASTOKLABフリージアンゴホウビ緑黄色社会
- 2025.11.15
- 
    
    MOSチリヌルヲワカSCOOBIE DOザ・クロマニヨンズthe paddlesキュウソネコカミぜんぶ君のせいだ。LiSA東京スカパラダイスオーケストラ離婚伝説Cody・Lee(李)SCANDAL / 水曜日のカンパネラ / YONA YONA WEEKENDERS / Jeremy Quartus(Nulbarich) / SIRUP ほかYOASOBIPIGGSeastern youthwacciTOKYOてふてふ超能力戦士ドリアンExWHYZCNBLUESPRISEUVERworldmeiyoMrs. GREEN APPLEフレデリックズーカラデルビレッジマンズストアWurtSすなおNEE暴動クラブ崎山蒼志フラワーカンパニーズリーガルリリーTHE BACK HORNYJC LAB.くるりNothing's Carved In Stone"氣志團万博2025"9mm Parabellum BulletINORANmoon dropPENGUIN RESEARCH
RELEASE INFO
- 2025.10.31
- 2025.11.01
- 2025.11.05
- 2025.11.07
- 2025.11.09
- 2025.11.10
- 2025.11.11
- 2025.11.12
- 2025.11.14
- 2025.11.17
- 2025.11.18
- 2025.11.19
- 2025.11.21
- 2025.11.26
- 2025.12.03
- 2025.12.05
FREE MAGAZINE
 
- 
Cover Artists暴動クラブSkream! 2025年10月号 






 
        
    


















