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INTERVIEW

Japanese

セプテンバーミー

2015年01月号掲載

セプテンバーミー

Member:土肥 大人 (Vo/Gt) 岸波 藍 (Dr) ココナッツ先輩 (Ba)

Interviewer:奥村 小雪

-この曲はミュージック・ビデオもすごく印象的でした。テレビのチャンネルが切り替わるように、人形劇やアニメ、土肥さん扮する"稲川淳三"が登場したりとユーモアたっぷりの映像に仕上がっていますね。肝試しロケ番組風のシーンは特にリアリティがありました。

ココナッツ先輩:実際にお化け屋敷で撮影したんですけど、土肥さんと岸波がとにかく絶叫してましたね(笑)。岸波にいたっては涙を見せる姿も......。

岸波:本当に号泣してます(笑)。泣きながら監督さんに"もういいでしょぉ......いいの撮れたでしょぉ......うええええ"みたいな。終わったらティッシュ用意されてました(笑)。

-「逆回転するハッピーエンド」は2013年にリリースされた1stシングル『透明都市』に収録されていましたね。今回アルバム用に再録されたのでしょうか?

土肥:今のセプテンバーミーの音を皆さんに届けたくて再録しました。

-こちらのミュージック・ビデオもクイズ番組風で面白かったです。「妖怪ダンス」と「逆回転するハッピーエンド」のミュージック・ビデオのディレクターには、ストレイテナーやACIDMAN、KEYTALKなどの作品を手掛ける小嶋貴之さんを起用されていますね。小嶋さんを監督に迎えたきっかけなどがあればお伺いしたいです。

土肥:知人に"セプテンバーミーに合うと思うよ"と言われ紹介していただきました。

ココナッツ先輩:実際やってみると、本当に自分たちに合ってる気がしますね。小嶋さんもとてもユーモラスなかたで、一緒にやりやすいです。

-歌詞の通り、"悩み"を"蹴り上げて"くれるような「自分プログラム」は、音楽の力を感じさせてくれる楽曲だと思います。

土肥:偶然フラットな気持ちでこの曲を聴けるタイミングがあって、そのときに自分は救われた気持ちになりました。

岸波:この曲は、お客さんから"勇気が貰える"などと言われ実際に"救われます"とも言われました。そのとき、私もその瞬間救われました。最後に向かうにつれて前に前に押し出してくれるなぁ、と思って聴いています。

-これまでのセプテンバーミーの楽曲の中でも、史上最高にポップな「ハローグッディ」は、紅一点メンバーである岸波さんが初のリード・ヴォーカルを担当されていますね。岸波さんがリードで歌うことを想定して作詞作曲されたのでしょうか?

土肥:岸波が高校のころにコピバンのヴォーカルをやったことがあると聞いたので歌わせてみようと思いました。

岸波:曲作りの段階で土肥に"Bメロ歌って"といきなり言われて"ついにきたか......"って思いましたね。

-思わず一緒に手を叩きたくなる曲ですが、すでにライヴでは披露されているのでしょうか?

土肥:過去に2回ライヴで披露しました。どちらもお客さんが楽しそうに手を叩いてくれていたのが印象的です。

岸波:披露する時やっぱり尋常じゃない程緊張しましたね。それが伝わったのか照れ臭そうに歌ってるのが良かった!って言われました(笑)。

-「オマケ」は歌詞に出てくる"俺"の感情が色濃く表れているように思いました。何かもとになるストーリーがあるのでしょうか?

土肥:僕の好きな漫画で、古谷実さんの"ヒミズ"の主人公がもとになっています。

岸波:私も1番好きな漫画なので、今回歌詞を初めて一緒に考えました。主人公目線になって考えてみました。

ココナッツ先輩:自分も土肥さんに漫画を借りて読んだのですが、非常に内容に沿った歌詞になってると思います。

-今作は、歌詞カードのイラストも可愛いですね。メンバーのどなたかが描かれたものなのでしょうか?

岸波:ありがとうございます。過去の作品もグッズもバンドのアートワークはすべててデザインさせてもらってます。もともと絵が描くのが好きで、このバンドでは音楽以外も楽しめてます。基本手描きでやっていてドラムよりこっちの方が腱鞘炎になってしまうんじゃないか......と毎回描きながら思ってます。歌詞も手描きなので......まぁなったことないんですけど(笑)。曲もそうですが、デザインなども気に入ってもらえたら嬉しいです。

-リリース後には東名阪ツアーも開催されますね。ライヴへの意気込みをお願いします。

ココナッツ先輩:よくツアーでも回る名古屋、大阪に新作を引っさげて行きますので、気合いバッチリです!!! 東京のツアー・ファイナルに向けて精一杯やりきります!!!