乱舞虎

Japanese

2014年12月号掲載

Member：川村いさびュリホー (Vo/Gt)　星トゥワイライト (Ba)　杉－モルト (Dr)　Ｋｚやまびこ (Angel Harp)

Interviewer：齋藤日穂

－レコ発ワンマン・ライヴを12月4日に控えていますが、どんなライヴにしたいですか？

川村：今までやったレコ発ライヴって、そのCDをリリースした日に開催してたんです。だけど今回はCDを聴いたうえでお客さんが来てくれるから"音源もいいけど生もいいね"って思わせたいです。

やまびこ：ちょっとまだレコ発のモードに入れてないんですけど（笑）。気合いは入れていきたいと思います。

星：気合いと、あとはわくわくするようなものが出せればいいですね。

杉：ワンマン･ライヴに限らず、普段はライヴハウスに来ないようなお客さんや、バンド仲間たちに、あいつらがライヴやるんだったら、しかも長い時間やるんだったら観に行きたいなと思えるような演奏ができるバンドになりたいです。それって結構、演奏のごつさだったり、気合いだったり、そういう要素がないとやっぱり届かないし。音楽通の人も納得させるようなものにしたいです。友達のよしみで観に来て帰るだけっていうものにはしたくないです。

川村：今作を聴いて来てくれた人に"ライヴでもっと気持ちよくなれた"って思ってもらえるように、ちゃんと歌で聴かせたいし、歌で気持ちよくさせてあげたいです。歌も今までより良くなってるから、音源以上の歌を聴かせたいですね。

やまびこ：なんか俺、すごいなんとなくでやってんだなあ......。

－それは衝動的ということですか？

やまびこ：まあ、ある意味そうですよね。

－でもバンドをやっていくうえでそういった感情的な部分はとても大事だと思います。

杉：俺たちみんな同じ年で、この歳までこうゆう形態でバンドを続けてるやつって少ないんですよ。徐々に辞めていく仲間も多くて。その中でも続けていられるのって、やっぱり好きという気持ちだけで続けてこれたのかなと思います。音楽をやっていくことにクエスチョンが出てくると辞めた方がいいこともあるし......。それでもやっていける仲間だからここまで来れたっていうのはありますね。

川村：そうだね。

やまびこ：何の疑問もなくやってたよね。

杉：だからそういう意味では考えてないであってると思う。

川村：周りはみんないなくなっていくのにな･･･...。自分だって将来のことを考えれば怖いのに。でも今このメンバーでバンドができて、"うちらの音楽はいいよな"って思うし、それをいつか周りに認めさせたい。御歳35歳の底力を見せつけてやります（笑）。

－先ほど杉さんがおっしゃったようにバンド仲間から一目置かれたいというのは今後目指していきたいバンド像に繋がってくるのでしょうか？

杉：うーん......。一目置かれたいという表現だと曖昧かもしれませんが、"観たい！"と思わせたい。"こいつのライヴは観たいな"と思わせてくれるバンド仲間がいるので、そういう人になりたいし、そういう仲間と切磋琢磨していきたいなと思います。俺たちは同い年で、同じような境遇で育ってきて、ここまで音楽を続けてきたからこそ乱舞虎のサウンドがあるのかなと思ってるので、そこを見せつけていきたいです。

川村：毎回作品作るときって精一杯つくってるから前作超えたなっていつも思っているけど、今回もそう思えているから。だから自信を持ってこのアルバムはいいんだぞ！ってゴリ押ししていきたいですね。

－それこそ全国各地のレコードショップにサンプル盤を送ったり、ということですよね

川村：そうです。

杉：とにかくたくさんの人に聴いてもらいたいっていうことだけです。どうやったらたくさんの人に聴いてもらえるのか、考えています。

星：出したい音を出せてるもんね。

杉：30歳を過ぎてから組んだバンドなので、この歳からバンド組むんだったら、一点の曇りもないような自信を持って演奏できる音楽をやりたいなと思ってこのバンドに参加したので。

やまびこ：僕は目指してるバンド像とかはっきり分からない方が楽しいかなと思ってやってるんで。模索しながら頑張っていこうと思います。