Japanese
宇宙人
2014年05月号掲載
Member:しのさき あさこ (Vo)
Interviewer:天野 史彬
-こういうストレートな曲を作るのは、自分の中で挑戦的なことだったんじゃないんですか?
メロディはすぐ作れるので、3曲とも1週間以内に作れたんですけど、やっぱり歌詞が1番難しかったです。1曲の中でも感情は変わっていくので、変化を伝える時の言葉選びが難しかったですね。アレンジも、今までは歌詞を見てやることはなかったんだけど、今回は歌詞を見てアレンジするっていうことに挑戦したりもしたので。
-やっぱり言葉の面、詞の面が今回は重要だったんですね。歌詞に関して言うと、技術面以外に、自分の中でこういう死生観のような観念的なテーマについて考えていくことの難しさはありましたか?
あぁ、難しかったです。とにかく人が死んでしまった時を思い出すと、そういう時って何もできなくなっちゃうから、どんどん気持ちは暗くなってしまう。だから、暗くなって歌詞も書けなくなっちゃうっていう状態が続いてしまって(笑)。でも、2曲目のサビがふいにきて。そこができたら、1曲目もばーって書き始めることができて、今に至る感じです。3曲目は、天国で孫がじじいと再会して、じじいが死神とか天使と楽しく暮らしてるのを見て、死は誰にでもあるもので、怖くない、今をパラダイスにしようって結論に達するような前向きな曲にするって決めていて。だから3曲目に関しては、歌詞を書く前から書けるっていう根拠のない自信があるので大丈夫でした(笑)。
-3曲目はしのさきさん節が炸裂してる感じですよね。声優の佐藤正治さん("ドラゴンボール改"の亀仙人役など)も参加してるし。
3曲目は最初からミュージカルみたいに、たくさんの人で歌おうと思ってて。舞台が天国なんですけど、じじいと孫は凄く仲良しだし、お互い大好きだから、そのふたりが離れてしまった後に再会する天国って、きっと凄くにぎやかで幸せな空気なので、ほんとにワイワイした、楽しいミュージカルみたいにしたかったんですよね。
-ちょっと話を戻すと、人の感情を深く突き詰めて、それをストレートに言葉にするっていう歌詞の書き方に挑戦してみた時、自分の中で違和感とかはありましたか?むしろしっくりきました?
うーん、違和感はなかったです。とにかくテーマがあったし、別れって辛いと思うし、それを考えると自分も辛くなるから、それが大変でした。
-今まで歌詞を書いてきた中で、今回みたいに書いてるうちに自分まで辛くなって書けなくなったり、逆に歌詞の世界に感化されて嬉しくなったりした経験ってありますか?
あります。『惡の華』の「白日夢」は、アニメ"惡の華"の中でもお祭りのシーン、中学生編のクライマックスで1番激しいシーンを描いたので、そこは自分も凶暴になりました。
-『惡の華』以前は?
『惡の華』以前は辛くなることをテーマにしたことがないので...
-辛いだけじゃなくても、嬉しいことや楽しいことでも、歌詞の感情に自分が繋がっていくこと。
気分が昂ぶったのは、『珊瑚』に入ってる「孔雀草」で。あれは不倫をテーマにしているので、とにかく不倫をしたかったです。でも、相手がいなかったです。ふふふ(笑)。
-あくまでも最初に何かしらのテーマ設定やキャラクター設定があって、そこに自分が入り込んでいくっていう感じなんですね。そもそも、この『じじい』っていう作品に関して言うと、しのさきさん自身には、こうやって身近な人を亡くしてしまった経験はあるんですか?
曾おじいちゃんと曾おばあちゃんが死んでしまったので、2曲目のお葬式のシーンがあるんですけど、そこはその時を思い出して描きました。
-じゃあ、自分自身の実体験に基づいた部分もあるんですね。
モデルのじじいをまず作ったんですけど、モデルにしたのは、私の経験以外にも、メンバーのベースのにいや(ひでひろ)くんがおじいちゃんと一緒に暮らしていて、凄くおじいちゃん子で、よく自転車の後ろに乗って出かけてたみたいで。昔はじじいと一緒の方向に出かけていたのに、次第にどんどんとじじいだけ違う方向にひとりで行っちゃう。こういうエピソードも取り入れて書いたりしました。あと、じじいの顔モデルも作らなきゃと思って、それは映画"ロボジー"を観て、"ロボジー"の俳優さん(ミッキー・カーチス)の顔をモデルにして書きました。
-あ、そうなんですね。今回ジャケットには"UFOディレクター"の矢追純一さんが登場していますが、どうして矢追さんだったんですか?
死って、未知の領域じゃないですか。矢追さんって、そういう領域まで見えてる人じゃないかと思ったし、それに宇宙人といえば矢追さんだから、その両方がマッチしたので矢追さんにお願いしたら、引き受けてくれたんです(笑)。矢追さんはなんか......すべてを見守ってくれる神様みたいな。ふふふ(笑)。
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