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INTERVIEW

Overseas

DEATH VESSEL

2014年02月号掲載

DEATH VESSEL

Interviewer:佐藤 一道

-あなたの作品には常連のマルチインスト奏者Pete Donnelly(元THE FIGGS、現NRBQのベーシスト)が今作も録音に参加していますが、彼が今回果たした役割は何だったのでしょうか?

PeteはDEATH VESSELの過去2枚のアルバム(2005年の『Stay Close』と2008年の『Nothing Is Precious Enough for Us』)で録音とプロデュース、そして演奏で参加してくれている。彼は僕のソングライティング・プロセスによく通じていて、迅速で技術的にも卓越したミュージシャンなんだ。だからマルチ奏者としてアイスランドまで付き添ってくれるようお願いしたのさ。彼はレイキャビクでのレコーディングの最初の時期に、1週間ほど参加してくれたんだ。連れてこれて本当によかった。宝石みたいな存在さ。

-『Island Intervals』というタイトルにはどのような由来があるのですか?

このアルバムはロード・アイランド(Joelの活動拠点)、アイスランド(今回のレコーディング場所)、スオメンリンナ(フィンランドにある要塞島)と、3つの"島"という舞台で、不規則な間隔から生まれてきたものなんだ。それを表現したかったのさ。

-アルバムには「Velvet Antler(ビロードの角)」、「Triangulated Heart(三角形のハート)」、「Island Vapors(島の蒸気)」など、イマジネイティヴな曲名が並んでいて、想像力を掻き立ててくれます。これらの曲のタイトルや歌詞の意味を教えてもらえますか?

僕の歌は全て僕自身のパーソナルな内面から生まれてきたものだ。それはリスナーにそれぞれ独自の解釈を許容する余地を残している。だから、僕自身の解釈を説明することで、リスナーの印象に干渉するようなことはしたくないんだ。

-最近お気に入りのアーティストはいますか?

Briana Marelaというシアトルを拠点にする女性シンガー・ソングライターの新作『All Around Us』を聴くのを楽しみにしているよ。彼女はレイキャビクでAlexとのレコーディングを終えたばかりなんだ。

-最後に今後の予定を教えてください。

2014年の3月にSub Popに所属するSHEARWATER、あとカリフォルニアの女性シンガー・ソングライター、Jesca Hoopと一緒にツアーするよ。