Japanese
the chef cooks me
2013年09月号掲載
Member:下村 亮介 (Vo/Key)
Interviewer:吉羽 さおり
the chef cooks meがニュー・アルバム『回転体』をリリースする。作品としては2年ぶりだが、前作がアコースティック盤の限定リリースであったり、それまでのピコピコとシンセが高鳴るハイパーなポップ・ミュージックを奏でるバンドから、ホーン隊やコーラスを擁したポップ楽団へとバンドの形態が変わった経緯もある。シェフらしいポップ・センスを磨きながら、まったく新しい領域へと大きく踏み出したその偉大な1歩、と言えるのがこの『回転体』だ。ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文をプロデューサーに迎え、想像力と構築力とを駆使して生みだした、渾身の復帰作。ここに至るみちのりを、フロントマン下村に訊いた。
-前作がアコースティック・アルバムで、かつ限定のリリースの作品だったので、待望のスタジオ・アルバムが完成、それも名作誕生と言うべき内容となりました。アルバムのお話に入る前に、今作に至るまでにバンドの形態が大きく変わってもいるのでそこをおさらいしながら訊いて行きたいのですが、今、ライヴでは大所帯の編成になっていますね。
そうですね。だいたい10人編成が基本ですね。ホーン隊3人とコーラスが2人、あとは鍵盤とベース、プラス、メンバー3人で10人という感じで。
-この形になったのはなにがきっかけだったんですか。
もともと僕らは、90年代とかそれ以前の日本のポップスだったり、ビッグ・バンドのような音楽に憧れがあって。いつかそういう編成でできたらいいねっていう話はしていたんです。ちょうどタイミング的にもメンバーの出入りがあって、“次どうしようか?”っていう話をしているときでもあったし、いろいろと自分たちでやるのもしんどくなってきている状況もあって(笑)。こういう編成で、自分たちの曲をリアレンジして、サポートのみんな――下北沢のERAというライヴハウスで会った仲間なんですけど、その力を借りてワンマンをやろうっていうのでやったのが、2011年の2月だったかな。
-当時、この形態で続けて行こうっていう気持ちがすでにあったんですか。
とりあえずやってみて、そこから先のことはライヴの予定も入れてなかったので。なるようになれっていう感じでしたね(笑)。
-ライヴを経て作品を作ろう、やりたいことを進めていこうとシフトできた?
そうですね。自分たちのなかでの達成感もあったし、このフォーマットだったらもっと、やりたいことができそうだなっていうのもあって。サポート・メンバーがすごく前向きに楽しんでくれているので、やらない手はないなと思ったんですよね。そこから、たまに4人編成や3人編成だったり、アコースティックをやったりもしているんですけど、基本的にはこの編成で曲を作ろう、次のアルバムではそういうものを作れたらなくらいに思ってました。
-メンバー3人の内では、こうして変化していくことにどういう思いがありました?
そもそもこの人数でやる前に、いろいろ考えようとか辞めるかみたいな話もあったんです。それでも、なんかやり残したことがあるんじゃないか?って活動をしていて。ライヴをやってみてお互い同じように達成感や手応えがあったんですよね。楽しいねっていう、純粋な気持ちで音楽に向かえるようになったのはありましたね。
-いい具合に力を抜いて楽しくやってみようかというところから、もう1回音楽への思いが再燃したという感じですね。
そうですね(笑)。音楽の原点に立ち返れたのはすごく大きかったですね。そういう状態までにならないとどうにもできない部分もきっとあったと思うし。でも、ライヴ活動が止まったことは1回もなかったんですよ。止まったらもう終わるっていう焦りがあったから。そのなかで、自分たちで原点に立ち返ってやっていく道を見つけて、精査して、慎重にやってきたのはすごく大きかったかな。
-アルバムを作ろうという話はどのあたりから出てきたんですか。
2011年の2月に今の形ができて。3月には、FREE THROWというゆかりのあるDJイベントに出る予定だったんですけど、震災があってイベントが流れて。自分たちとしては、この形でライヴをやっていこうというタイミングだったんですけど、のっぴきならない状況だったじゃないですか。むしろ今、音楽をやっていていいのかっていうのも、世間的にもあったと思うんですね。でも、俺も心の行き場がなかったし、できることが音楽くらいしかないから、それで力になることがあるなら何でもやりたいと思っていたとき、ストレイテナーのひなっちさんがTwitterでなんかやろうよって呼びかけていて、HINATABOCCOに参加したんです。そこでゴッチさん(ASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文)と出会ったんですよね。ゴッチさんとはその以前に、RA RA RIOTをOnly in dreams(アジカン後藤を中心に運営するレーベル)でリリースして、ライヴの告知があったときに、行きたいってリツイートをしたら返信をくださって。自主で作っていた2枚目のアルバム『joy&sorrow&tears&smiles』を送ったら、聴いてくれてわざわざ感想をくれたりということもあったんです。ただなかなか会う機会はなかったんですけど、HINATABOCCOでお会いして。で、そこから、いろいろ話をするようになったんです。その年にFLAKE RECORDSから7インチを出したんですけど、それをゴッチさんが聴いてくれたみたいで。レーベルがないんだったらやりたいなって言ってたというのが、僕の耳にも入ってきて。すぐに電話して、飲みに行ったんです。で、“そういう話を訊いたんですけど”って(笑)。“いいよ、やろうか”って、そこで話は一応はまとまったんですけど、レコーディングに入るまでには1年ちょっとかかりましたね。なんか、話がそれてしまいましたけど(笑)。この先アルバムを作るんだろうなっていう頭で、とにかくやりたい曲を時間をかけて、未完成のままでライヴでやってみて感触を確かめたりしながら、作ったりはしていましたね。
LIVE INFO
- 2025.10.29
-
吉澤嘉代子
Damiano David(MÅNESKIN)
amazarashi
キュウソネコカミ
moon drop
怒髪天
- 2025.10.30
-
超☆社会的サンダル
LONGMAN
YOASOBI
凛として時雨
夜の本気ダンス
キュウソネコカミ
SIX LOUNGE
打首獄門同好会
Nikoん × Apes
挫・人間
- 2025.10.31
-
すなお
ExWHYZ
吉澤嘉代子
東京スカパラダイスオーケストラ
LONGMAN
YOASOBI
ガガガSP
フリージアン
FINLANDS
Newspeak
夜の本気ダンス
go!go!vanillas
超能力戦士ドリアン
インナージャーニー
岸田教団&THE明星ロケッツ
ポップしなないで
RAY
アイナ・ジ・エンド
- 2025.11.01
-
東京スカパラダイスオーケストラ
怒髪天
PIGGS
超☆社会的サンダル
ポルカドットスティングレイ
MONOEYES
シド
LACCO TOWER
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
LiSA
Omoinotake
"ボロフェスタ2025"
ドミコ
TOKYOてふてふ
Dannie May
SIX LOUNGE
hockrockb
go!go!vanillas
osage
WurtS
RADWIMPS
The Biscats
brainchild's
ぜんぶ君のせいだ。
INORAN
chilldspot
moon drop
インナージャーニー
KANA-BOON
AFTER SQUALL
松永天馬(アーバンギャルド)
NANIMONO
愛美
CYNHN
DeNeel
kobore
the cabs
離婚伝説
[Alexandros] / WANIMA / UNISON SQUARE GARDEN / くるり ほか
- 2025.11.02
-
osage
OKAMOTO'S
PIGGS
HEP BURN
秋山黄色
吉澤嘉代子
MONOEYES
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
離婚伝説
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
"ボロフェスタ2025"
KING BROTHERS
wacci
Laura day romance
PIXIES
WurtS
Devil ANTHEM.
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
Dannie May
ぜんぶ君のせいだ。
INORAN
キタニタツヤ
moon drop
KANA-BOON
AIRFLIP
ハンブレッダーズ×秀吉×囲碁将棋
羊文学 / sumika / クリープハイプ / マルシィ ほか
私立恵比寿中学
The Biscats
WtB
:[Alexandros] / 10-FEET / go!go!vanillas / マカロニえんぴつ ほか
bokula.
- 2025.11.03
-
irienchy × no more
NANIMONO
秋山黄色
フレデリック
怒髪天
OKAMOTO'S
東京スカパラダイスオーケストラ
Devil ANTHEM.
ポルカドットスティングレイ
セックスマシーン!!
キタニタツヤ
シド
LiSA
"ボロフェスタ2025"
yama
キュウソネコカミ
愛美
brainchild's
藤巻亮太
AIRFLIP
私立恵比寿中学
Bye-Bye-Handの方程式
moon drop
SPRISE
SCOOBIE DO
the telephones
フラワーカンパニーズ
清 竜人25
THE BACK HORN
凛として時雨
Age Factory
hockrockb
LACCO TOWER
阿部真央
- 2025.11.06
-
RADWIMPS
古墳シスターズ
ねぐせ。
超能力戦士ドリアン
吉澤嘉代子
TENDOUJI
東京スカパラダイスオーケストラ
THE SPELLBOUND
LEGO BIG MORL
LONGMAN
キュウソネコカミ
フィロソフィーのダンス
夜の本気ダンス
GLIM SPANKY / 神はサイコロを振らない / レトロリロン
礼賛
ブランデー戦記
- 2025.11.07
-
YONA YONA WEEKENDERS
コレサワ
Rei
SIX LOUNGE
古墳シスターズ
あたらよ
Chimothy→
NANIMONO
超能力戦士ドリアン
崎山蒼志
ザ・シスターズハイ
MONOEYES
インナージャーニー
PompadollS
LEGO BIG MORL
androp
reGretGirl
終活クラブ
フレデリック
DOES
brainchild's
LUCKY TAPES
大橋ちっぽけ
BLUE ENCOUNT
- 2025.11.08
-
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
ねぐせ。
FINLANDS
フラワーカンパニーズ
NANIMONO
Rei
SCOOBIE DO
打首獄門同好会
離婚伝説
PIGGS
終活クラブ
東京スカパラダイスオーケストラ
moon drop
キュウソネコカミ
eastern youth
wacci
Cody・Lee(李)
フレデリック
osage
怒髪天
優里
ASH DA HERO
irienchy × no more
パスピエ
MONO NO AWARE / ウルフルズ / Jeremy Quartus(Nulbarich) / SIRUP ほか
向井秀徳 / the band apart / ラブリーサマーちゃん / サニーデイ・サービス / 石野卓球 ほか
ザ・シスターズハイ
藤巻亮太 / SHE'S / SOIL&"PIMP"SESSIONS / 寺中友将(KEYTALK) / CENT ほか
ビレッジマンズストア
- 2025.11.09
-
コレサワ
Mrs. GREEN APPLE
Laura day romance
ねぐせ。
NANIMONO
SUPER BEAVER
フラワーカンパニーズ
あたらよ
ズーカラデル
osage
FINLANDS
SCOOBIE DO
MONOEYES
SPRISE
Devil ANTHEM.
崎山蒼志
打首獄門同好会
キタニタツヤ
リュックと添い寝ごはん
LUCY
水平線
KANA-BOON
ラックライフ
暴動クラブ
東京スカパラダイスオーケストラ
chilldspot
インナージャーニー
ドミコ
森 翼
PompadollS
Appare!
キュウソネコカミ
eastern youth
Cody・Lee(李)
BLUE ENCOUNT
優里
岸田教団&THE明星ロケッツ
Rhythmic Toy World / BIGMAMA / LACCO TOWER / kobore ほか
ASIAN KUNG-FU GENERATION / SHISHAMO / 水曜日のカンパネラ / TENDRE ほか
シド
"四星球放送局FESTIVAL"
Dannie May
a flood of circle
センチミリメンタル
怒髪天
- 2025.11.11
-
PEDRO
Age Factory×ジ・エンプティ
BIGMAMA
Laughing Hick
SAKANAMON
僕には通じない
Ado
RELEASE INFO
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.01
- 2025.11.05
- 2025.11.07
- 2025.11.09
- 2025.11.10
- 2025.11.11
- 2025.11.12
- 2025.11.14
- 2025.11.17
- 2025.11.18
- 2025.11.19
- 2025.11.21
- 2025.11.26
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
暴動クラブ
Skream! 2025年10月号









