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INTERVIEW

Overseas

HURTS

2013年04月号掲載

HURTS

Member:Theo Hutchcraft (Vo)


-個人的に、前作と今作の1番の違いはどこだと考えていますか?

音楽的にはよりヘヴィでダークになったと思うね。今回はもっとライヴ感が強くなっていて、ワイルドでエネルギッシュなんだ。歌詞的には、基本的にはあまり変わらないけど……前作は主に愛について書いていたけど、今回はもう少し幅広い題材を取り上げていて、内容ももう少し複雑なんだ。ダークでもあるね。前回の穴埋めができたような感じになったのは良かったと思う。

-前作は“UKでその年で最も早く売れたデビュー作”となりましたが、デビュー作にしてここまで受け入れられた理由は自分自身ではなんだと思いますか?

自分たちでは分からないな。難しいよ。ベストを尽くしたのが良かったのかな?ビデオにも力を入れたしね。ビジュアル面も強化できるように。イメージを具体化したことによって、みんながとっつきやすいものになったのかも知れないね。まぁ、やっぱり答えは分からないわけだけど……受け入れられるために何年も努力したけど、急にこうなった理由はよく分からないんだ。今回はもっと早く受け入れられる確信があるのでは?うーん、そうでもないよ。また新しくスタートしているような気分だからね。ワクワクしているよ。しばらく新曲を出していなかったから、そういう気分になれるのかも知れないね。(今回のアルバムが発売されたら)何が起こるのかは分からないけど、なかなか興味深いものになるんじゃないかな。

-HURTSはメンバー2人のスタイリッシュな着こなしも注目されていますが、あなたが今個人的に1番好きな洋服のブランドは?

うーん、黒い服を作っているところしか見ないからなぁ(笑)。いい黒い服を作っているところだったらどこでも好きだよ。でもファッションはバンドの要素として大切な一部だと思うし、興味も持っているよ。

-今個人的に1番気に入っているアーティストは?

色々あるな。最近は面白い新人がいっぱい出ているからね。みんなからインスピレーションを貰っているよ。中でもLana del Reyなんかはリスペクトしている。音楽以上のものを作れて、ユニークな世界観を持っている人たちが好きだね。バンドだったら……THE HEARTBREAKSが好きだね。個人的にも仲がいいし、一緒にツアーしたこともあるよ。マンチェスターの地元仲間でもあるんだ。

-日本にはSUMMER SONICと単独来日と2回来日を果たしていますが、日本滞在の1番の思い出は?

日本ではいい思い出しかないよ! SUMMER SONICは初めての公演だったけどとても楽しかったし、僕たちの音楽があんなに遠くまで届いていることが分かって嬉しかった。単独でショウをやったときも本当に楽しかったね。あの時は日本に1週間いて、東京で結構長い時間を過ごすことができたんだ。お寺とか色々なところに行けたし、素晴らしい人たちとも出会うことができたよ。僕たちの音楽や、僕たちのやりたいことを理解してくれる人がたくさんいるところだと思えたんだ。理解されていると思えるのはすてきな気分だよ。言葉や文化が違っても、僕たちの音楽にある感情を汲み取ってもらえて、影響を与えることができるというのは嬉しいね。