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INTERVIEW

Overseas

HADOUKEN!

2013年02月号掲載

HADOUKEN!

Member:James Smith (Vo)

Interviewer:KAORU


-「Bad Signal」で歌っている女性は誰でしょうか? また、Aephのプロデュースはこの曲だけですか?

古いMotownレコードからのサンプリングだよ。Diana Rossって人だけど、知っている? 両親がよく聴いていたんだ。ずっと頭の中にあって、いつか自分も組み込めたらって思っていたから、うまく行ってよかった。Aephはエイフって読むのかな。僕もどう言うのかわからないけど(笑)Blokheadと一緒に仕事をしていたら、同じレーベルと契約した新しいプロデューサーがいるからって紹介されて知り合った。この曲だけ依頼したんだ。

-「Bad Signal」から「Stop Time」への流れがとてもかっこよくて、Jamesのラップと歌がとても映えていますね。Jamesはこの3年弱の間でヴォーカリストとして大きな成長をしたと感じますが、ご自身ではどう思いますか?

そうだね。ありがとう! ギターもそうだけど、5年も弾いていればすこしは上達するので、ヴォーカルも歌っていればうまくなると思う。曲を作るごとに強くなると思うんだ。でもオリジナリティや悪戯な感じを失いたくないなっていつも思っている。

-今作ではレイヴィーなクラブ・ミュージック的なサウンドが際立っていますが、それをバンド・サウンドに変換するためにかなり工夫を凝らしたのではないでしょうか?具体的に教えてください。

僕たちはバンドで楽器を弾くので、そこで自分たちらしさが出ていると思うんだ。2つの世界を混ぜているので、あまり工夫しなくても、自然とこういう音楽になっている。僕たちはレイヴィーなものをやっていても常にメンタリティーはロックなので、その部分が大事かも。

-あなたたちはデビューした07年に、ニュー・レイヴというジャンルを確立しましたが、それから5年を経て、シーンの動向は、特にロック、メタル界隈ではレイヴ・サウンドを取り入れるバンドが増えましたね。そのような傾向についてどう思いますか?

いい傾向だと思うよ。1つのサウンドで新しい要素を取り入れるのは良いことだと思う。うまくいくとすごく魅力的な音になるけど、うまくいかないと最悪だからその微妙な駆け引きがおもしろいよね。音楽が進化するのって嬉しいことだね、努力が必要だし。

-『Every Weekend』を引っ提げて、これからロシアへツアーに行くようですが、ロシアは初めてですか? また、今後のツアーの予定について教えてください。是非日本にも来ていただきたいです。

前に1度だけロシアへ行ったことがあるんだけど、みんなとても音楽が好きでハメを外してくれた。これからどんどん音楽が発展する場所だと思うので期待しているんだ。もちろん日本には絶対に行きたい。それ以外はヨーロッパとアメリカに行きたいけど、高いから行けるかどうかちょっと難しい。日本は受け入れてくれるので本当に感謝しているよ。フェスとかも行きたいね。

-最後に、ファンへメッセージをお願いします。

長い間行けなくてごめんね。ニュー・アルバムが出たので、友達とかにもすすめて、早く来日できるように手助けしてくれ。日本、愛しているよ! ありがとう。