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INTERVIEW

Overseas

FEEDER

2012年11月号掲載

FEEDER

メンバー:Taka Hirose (Ba)

インタビュアー:沖 さやこ

今年の夏はNANO-MUGEN FES.、JOIN ALIVEに出演、the HIATUSの細美武士をゲストに招き東京と仙台で“Showcase Live”、10月にはthe HIATUSと共にDOUBLE HEADLINE TOURを東名阪で開催。Taka Hirose(Ba)はINORANらとタッグを組みMuddy Apesを結成するなど、今年は日本での活動が例年以上に活発なFEEDER。DOUBLE HEADLINE TOURの東京公演直前の貴重な時間を頂き、日本人アーティストでありUKのアーティストであるTaka Hiroseに、近況と双方のロック・シーンについて伺った。

-今年のTakaさんはFEEDERでNANO-MUGEN FES.、JOIN ALIVEなどにご出演、the HIATUSの細美武士さんをゲストに招いて東京と仙台で“Showcase Live”を開催、Muddy Apesなど、日本での活動が盛んですね。

今年は日本のフェスへのチャレンジでしたね。日本でフェスに出るとなると、大体俺らはFUJI ROCK FESTIVALじゃないですか。FUJI ROCKだと大体分かってるからやり易いけど、それ以外のフェスは未知の世界で。今年はASIAN KUNG-FU GENERATIONのゴッチがアルバム『Generation Freakshow』の「Idaho」でゲスト・ヴォーカルで参加してくれたこともあって、NANO-MUGENに出演して、ゴッチとも一緒にステージで2曲共演して。NANO-MUGEN好きなんです。アジカンの奴らは洋楽と邦楽のバリアを壊そうとしてるんですね。“ロックだろうとIggy Popだろうといい音楽ならどんなジャンルでも構わないじゃん”っていう、彼らのオーディエンスへのエデュケーションですよね。すげえなぁと思いますよ。オーディエンスは俺たちが普段ライヴをしている人たちじゃないから、俺たちからからしてみればタフかもしんないけど、こういう経験も必要だなと思って。JOIN ALIVEも全然どんなフェスか分かんなかったけど、細美くんが“いいフェスですよー”って言ってくれたから出演を決めて。そういうチャレンジは楽しかったですね。やっぱり洋楽と邦楽の壁ってあるんですよね。でも俺は、小さいときから全然そんなの考えないで音楽を聴いてたから、俺みたいな奴らって、きっともっといるんじゃないかなって。今回それを試してます。

-今年始動したMuddy Apesも邦楽か洋楽か難しいですもんね。

そうですね。邦楽ではあるんだけど“洋楽でも邦楽でもどっちでもいいじゃん!”みたいな(笑)。MAESONが歌うと英語か日本語かもよく分かんないしね(笑)、それが奴のいいところだと思うけど。今年は洋楽と邦楽の壁を取り払うことを日本でやりたくて。それが実現できて、今のところは満足ですね。今回のツアーもthe HIATUSと一緒だし。半分以上は彼らのオーディエンスかもしれないけど(笑)。

-またまた、何をおっしゃる(笑)。Takaさんみたいに日本人アーティストでありUKのバンドマンであるかただからこそ、活動に深い説得力も生まれます。

……自分も日本人だし、FEEDERは洋楽だけど、普段邦楽を聴いてるような人たちにも聴いてもらいたいなぁっていう気持ちがあったんですよね。Grantの作るメロディは、邦楽聴いてる子たちも気に入ると思うし。それがあって、友達のゴッチと細美くんがゲスト・ヴォーカルでアルバムに参加してくれて、それがいい機会にもなって“やるならライヴでもそれをやりたい”ってことでNANO-MUGENに出たり、細美くんとツアーに出たり。Muddy Apesは同じときを狙ったってわけじゃないんですけど、たまたま時期が重なったって感じで。

-今年の春にリリースされた最新アルバム『Generation Freakshow』の反応はいかがですか?

オーディエンスの反応はいいですね。アルバム出る前後くらいにアルバム曲中心のツアーを小規模でやったんですけど、そこでも結構反応良かったんで。UKではブリクストン・アカデミーとかを回るアルバム・ツアーを11月にやるんですけど、それも楽しみにしてますよ。

-リリースから半年経った今、このアルバムはTakaさんにとってどういうアルバムでしょうか。

アルバムを作るときは毎回毎回リフレッシュしてから作るんで、特にこういうのを作ろうっていうのはなかったんですよね。話し合いも特にないし、前もってコンセプトを作ることはないんで、レコーディングし終わるまでアルバムのバランス的なものは分からないんです。でも前作の『Renegades』がかなりごっついぶっといロックだったから、それよりはもっと歌中心になるなとお互い感じてはいましたね。『Renegades』もひきずりつつ、やっぱりFEEDERの、いわゆる典型的な、Grantの作るメロディの映える曲も入って、いい感じでFEEDERのいいところをほとんど見せてると思いますね。よくバランスが取れたアルバムだと思います。ヘヴィなところもありながらメロディアスで、歌メロもはっきりしてて。その前の『Silent Cry』はスケールが大きい曲が多くて、そこから原点でもある3ピースのヴァイブが欲しくて『Renegades』が出来て、それでこの『Generation Freakshow』でまた……戻るってわけじゃないんですけど、FEEDERのバランスの取れた良さっていうのが出せて、とても満足はしてますよね。