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INTERVIEW

Overseas

MOTION CITY SOUNDTRACK

2010年01月号掲載

MOTION CITY SOUNDTRACK

Member:Justin(Vo&Gt) Joshua(Gt) Jesse(Key) Matthew(Ba&Pa) Tony(Dr)


-ニュー・アルバムは、BLINK-182のMark Hoppusが2ndに続きプロデュースを担当していますが、MCSの歴史上、同じプロデューサーと2回仕事するのは今回が初めてです。Hoppusを再起用した理由は?

J:そう、同じプロデューサーと2回仕事をするのはMark Hoppusが初めてだね。

JP:そして、もう2度とやらない

J:そう、なんて過ちだったんだ!・・・というのは冗談で、今作を完成させるために一番ふさわしい人物は誰か、と考えたとき、Mark Hoppusだったんだ。彼が仕事するバンドを決める時の大前提が「彼自身がそのバンドの大ファンであること」なんだよ。だから仕事の進め方はまったく押しつけがましくないし、お互い納得しながらて進められる。

JP:居心地がいいんだよね。

-今作のレコーディング過程でメンバーのうち何人かが怪我をしたりと、大変だったそうですが、何があったのか教えてください。

JP:そう、僕が足の指をぶつけちゃってさ・・・(笑)

全員:(笑)

JP:というのは冗談だけど、レコーディングはユニークだったよ。

T:2007年の大晦日に転んじゃってさ、右腕の骨を折っちゃったんだ。緊急治療室に運ばれて手術したんだけど、予想より治りが悪くて、その後何回も手術をしてやっと回復してきてるんだけど、今でもまだビスが骨に残ってる状態なんだ。もう9ヶ月も前に起こった出来事で、5ヶ月くらい前に手術もしてさ、でもまだ100%じゃないんだ。バンド生活に支障はないくらいまで回復はしたけど。だからレコーディングの順番を今までと間逆にせざるを得なくて、ドラムからスタートさせていたのを、今作では一番最後に録ることにしてさ、奇妙な経験だったよ。でも、なんとか乗り切ったと思ってる。あとは、一日も早く腕が100%回復するのを願うのみさ。

JP:一日に何回腕に薬を塗らないといけないの?

T:360回くらいかな。

JP:そんなに沢山!?

T:違います(笑)

JP:え、それ冗談?ひどいなー。

-前作リリース時に、Justinは作品を「失恋アルバム」と表現しましたが、今作をあえて説明するとしたら?

JP:アルバムの最初から終わりまでが、前作のレコーディング終了時から今までの、僕自身に起こった人生そのものなんだ。だからここ2年間のアンソロジー(短編集)、といえるのかも。

M:メン(=人間)ソロジー(ある人間の物語)、だね

JP:うまいこというな。そうだな、あとあえて言うとすれば、前2作の曲を作っているときは、その当時の音楽も同時によく聴いていて、それが無意識に影響されていたと思う。で前作を作っているときは、高校生のときによく聴いていたような昔の曲をよく聴いていた。で、今作の制作過程では、全く何も聴かなかったんだ。だから今作が僕にとっては「初めて何者にも影響されずに完成した作品」だといえるんじゃないかな。