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INTERVIEW

Japanese

HNC

2010年01月号掲載

HNC

Member:YUPPA

Interviewer:遠藤 孝行


?ちなみに今気に入って聴いているアーティストはいますか。

好きな作品、好きな曲はありますが、アーティストとしてというのは今はないかもです。

?はい。わかりました。では少し話しがHNCからそれるんですが、YUPPAさんが参加しているユニットのLOVE AND HATESについてお聞きします。LOVE AND HATESは今までカセット・テープのフォーマットでリリースをしてきてますよね。それにはメッセージは隠されているんでしょうか。

メッセージ性は全くないです。相方(MOE)がカセット・レーベルをやりたくて、カセット・テープをリリースしたいというのが先にあり、カセットリリースの為にLOVE AND HATESが結成されたんです。TWEE GRRRLS CLUBっていう、女の子6人でアナログ・レコードをB2Bで回していくガールズ・DJユニットに私とMOEちゃんも参加してるんですけど。私はHNCを やっていて、MOEはMIILAというソロで音楽をやってて、せっかくだから何か一緒にやってカセットで出そうよって話になって。続けることになるとは 思っていなくって、記念になるかなくらいの軽い気持ちで始めたんですよね(笑)。カセットに対してそんなにこだわりは無いんですけど、モノとして可愛い し、やっぱりアナログなフォーマットが好きっていうのはあって。それに、カセットってレコーディングしてからパッケージングするまで3日もあれば出来るん ですよ。このスピード感がたまらないというか。たとえば曲を作って、レコーディングして、お店に並ぶまで1週間もあれば出来るんですよ!それが何かゲーム 的で楽しくて。二人で「間に合わない!間に合わない!」とか言って(笑)。

?ありえないですね(笑)。

でもその「バカでいいじゃん」ってやってる感じがLOVE AND HATESは凄く楽しくて。よく幼稚園児のいたずらに例えるんですけど。ダメっだったら逃げちゃえ!みたいな!女の子版のRod Lee(※ボルティモア・ブレイクビーツのオリジネイターの一人)をやりたかったんですよ。

?カセットのフォーマットでというのは可愛さとスピード感がまずあると。

そうですね。 あえて言うならCD-Rの安易さが溢れていることへのアンチはあります。データが悪いとは思わないですけど、たまにはガチャっとカセットの再生ボタンを押して聴いてほしいなというのはあります。

?なるほど。わかりました。最後にファンの方や、これからこの新しいアルバムを聴くであろう皆さんにメッセージをお願いします。

私の今やれること、やりたいことがぎっしり詰まったアルバムです。自信作なので是非聴いて下さい!