Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Overseas

THE QEMISTS

 

THE QEMISTS

Member:Dan Arnold(Ba) / Leon Harris(Dr) / Liam Black(Gt)

Interviewer:杉浦 薫

近年ラウドロック・ファンは暴れるだけでなく、踊るようになった。そこには、HADOUKEN!とPENDULUMの台頭が大きく関わっていた。そして、THE QEMISTSを初めて聴いたとき、私はラウドロック・ファンが更に踊るようになる!と嬉々としたものだが、彼らは踊らせるだけでなく、更に暴れさせてしまうほどハイエナジーなライヴをやってのけてしまった。このインタビューはライヴ当日、“NINJA GENERATION QBT”の直前に行ったものだ。

-来日おめでとうございます!日本の印象はいかがでしょうか?

Leon Harris(以下Le):ずっと日本に来たいと思っていたから嬉しいよ。みんなフレンドリーだしね。あと食べ物が凄くおいしい!とても楽しんでるよ。

-日本に来たのは初めてなのですか?

一同:そうだよ!

-観光スポットには行かれましたか?

Liam Black(以下Li):明治神宮に行ったんだ。渋谷は人がいっぱいなのに、あの場所だけ凄く静かで、神聖な雰囲気が漂っていた。俺達の国とは全然違う建造物だし、とても感動したよ。

Le:うん、とても綺麗だったね。

-今回はNINJA TUNE主催のイヴェント、“NINJA GENERATION QBT”での来日となりましたが、このイヴェントに対する印象を聞かせてください。

Le:COLDCUT以外のアーティストのライヴをまだ見たことがないから、楽しみにしていうるよ。ジャンルも違うし、違う国のアーティストもいるし、バラエティに富んでいるよね。

Li:俺達にとっても日本での初めてのライヴだから、余計に楽しみだよね。

-NINJA TUNEというレーベルに対してはどういう印象をお持ちですか?とても先鋭的で、レーベル自体のファンがとても多いという印象なのですが。

Le:最近NINJA TUNEも変換期にあると思うんだけど、ドラムンベースっていうジャンルの俺達が加入した時は、イギリスのNINJA TUNEのファンはがっかりしたみたいなんだ。俺達自身は、NINJA TUNEはスタンダードなアーティストも抱えつつ、常に新しい音楽を提供、発信していくレーベルだから、凄く大好きなんだけどね。

-ええ!そうなんですか!私はTHE QEMISTSが入ったと聞いたときは、さすが革新的なNINJA TUNEだなと思ったのですが。

Li:日本でそういう反応を得られたのは嬉しいね。昔ながらのNINJA TUNEファンの気持ちもわかるんだけど、常に革新的であるというNINJA TUNEのアチチュードを理解した上でファンであってほしいと思うから、新しいものも受け入れる気持ちを持っていてほしいなと思うよ。

-今回はエレクトロニクスを駆使したアーティストとの共演となりましたが、地元でライヴをする時にはどのようなアーティストと共演することが多いのでしょうか?

Li:色んなDJを呼んで一緒にやることが多いかな。ちなみにこれからENTER SHIKARIと一緒にやる予定があるよ。

-ENTER SHIKARIはお好きですか?

Le:もちろん。いいバンドだと思うよ。彼らが招待してくれたんだけど、凄く嬉しかったよ。

-楽しみですね。日本でも是非!

Le:出来たらいいなとは思っているんだけど、まだ何も決まっていないから・・・なんとも言えないんだよね(笑)。

-THE QEMISTSは、ラウドロック・ファンからも、インディ・ロック・ファンからも、どちらからも支持される稀有な存在ですね。

Dan Arnold(以下D):そうだね。俺達はドラムンベースに固執しているわけではなくて、今まで聴いてきた色んな音楽をドラムンベースにくっつけて、それにTHE QEMISTSというスタンプを押して配信しているっていう感じだから、色んな層のファンが付いてくれるのは嬉しいし、思っていた通りの反応だよ。

-ただ、音数の多さやハイなエナジーを発しているということから、ラウドロックのファンには特に受け入れられやすい印象を受けるのですが、イギリスでのあなた達のファンは、やはりラウドロック系のファンが多かったりするのでしょうか?

Le:うん、そうだと思うよ。