Overseas
PRIMAL SCREAM
2013年05月号掲載
Writer 伊藤 洋輔
ギター・バンド不況の時代? いやいや、そんな冷遇をあざ笑うかのように、ここ最近はイギリスから活きのいいギター・サウンドが聴こえてくる。個人的な推測ではあるが、2013年のUKロック・シーンは90年代ブリット・ポップに等しい盛り上がりを見せるのでは、とも思っている。リリースを振り返ると、大御所ではSUEDEにMY BLOODY VALENTINE、ATOMS FOR PEACEに加え、BEADY EYEの新作も予告されている。新人バンドではNME誌が激プッシュするPALMA VIOLETにPEACE、まさにアンファンテリブルなTHE STRYPESも話題沸騰中だ。そんな流れに、さらなる勢いと盛り上がりを起こしてくれる待望の新作が届けられた。そう、80年代から長きに渡り多彩なロックロールの魅力を放ち続けるバンド、PRIMAL SCREAMが帰ってきたのだ。ブルース、カントリー、サイケ、パンク、ガレージ、ダブ、ゴスペル、エレクトロニカ、アシッド・ハウスと、あらゆるジャンルを呑み込み転がり続ける彼らの歩みは、あらゆるアーティストに示唆を、そしてフロントマンBobby Gillespieはロックンロール・アイコンとしてあらゆる世代のファンに興奮を与えてきた。さて、約5年振り通算10作目となる記念碑的アルバム『More Light』とはいかなるものか? 混沌とした時代だからこその輝かしい光――と察することは容易だが、あながち間違いではなさそうだ。Bobbyはタイトルについてこう語っている。“普段は暗がりになっているところに、眩しい光が射し込んでくるような感じ。人目にふれない、‘隠された場所’というか、みんなあまり口にしたがらないような、それについて語るのもはばかれるような、そんな場所とか物事にね。僕自身は、朝起きて、カーテンやブラインドを開けて、パッと光が入ってくる瞬間が好き。そんな感覚、生まれ変わったような、インスピレーションに溢れた……言うならばポジティヴな感覚。暗がりの時期から抜け出して、いい時期に向かっていくようなものであってほしい。そんな感覚を発揮させられる、いいアーティストになりたいといつも願ってたし、本当にいい形で自分たち自身が表現できたらと思ってきた。今度のレコードでは、まあ、それができたって感じかもね。”
退廃的かつ堕落的だが、澄んだ目で世相を斬るBobbyは変わらずだ。そんな彼をサポートしてきたManiがTHE STONE ROSES再結成でバンドを脱退したことはニュースとなったが、その不在を埋め合わすように豪華なゲストが揃ったことも注目だ。LED ZEPPELINのRobert Plantにツアー・メンバーだった盟友Kevin Shields(MY BLOODY VALENTINE)、さらにブリストルの伝説的バンドTHE POP GROUPのMark Stewartまでも! プロデューサーには数多くのリミックスや映画のサウンド・トラックまでも制作するDavid Holmesを迎える。オープニングから9分のもの大作「2013」を持ってきて、リード・トラックとなった「It's Alright, It's Ok」でラストを飾るこの流れは、アルバムをシネマティックに構成したいというDavidの提案が反映されているそうだ。そしてこのラストをBobbyは“いい気分で映画館から出るような”感覚で聴いてほしいと言う。この物語が放つポジティヴな光は、暗雲漂うロック・シーンを晴れやかにするものと信じている。さらに言えば、あなたの日常を鮮やかに彩るものであることも願う。
- 1
LIVE INFO
- 2025.07.12
-
大原櫻子
星野源
藤沢アユミ
FIVE NEW OLD
ASP
コレサワ
あれくん
ART-SCHOOL
SAKANAMON
女王蜂
LOCAL CONNECT
BLUE ENCOUNT
竹内アンナ
いゔどっと
PK shampoo
荒谷翔大
ACIDMAN
ズーカラデル
夜の本気ダンス × BRADIO × 8otto
チリヌルヲワカ
Homecomings
ブランデー戦記
[Alexandros]
鶴
SVEN(fox capture plan)
YUTORI-SEDAI
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Nothing's Carved In Stone
ADAM at
WtB
Eve
有村竜太朗
Dannie May
Bimi
MAPA
安藤裕子
蒼山幸子
古墳シスターズ
斉藤和義
原因は自分にある。
怒髪天
渡會将士
マオ(シド)
- 2025.07.13
-
星野源
あれくん
SVEN(fox capture plan)
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
TenTwenty
板歯目
SAKANAMON
LOCAL CONNECT
FIVE NEW OLD
ASP
YOASOBI
BLUE ENCOUNT
コレサワ
鶴
"HELLO INDIE 2025"
なきごと
ズーカラデル
UNCHAIN
ART-SCHOOL
有村竜太朗
アルコサイト
[Alexandros]
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
チリヌルヲワカ
GRAPEVINE
Nothing's Carved In Stone
Homecomings
ADAM at
ブランデー戦記
Eve
神はサイコロを振らない
荒谷翔大
すてばち
カミナリグモ
FUNNY THINK
ぜんぶ君のせいだ。
VOI SQUARE CAT
安藤裕子
古墳シスターズ
東京スカパラダイスオーケストラ
reGretGirl
斉藤和義
原因は自分にある。
トラケミスト
- 2025.07.14
-
Mirror,Mirror
- 2025.07.15
-
有村竜太朗
板歯目
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
[Alexandros]
Mirror,Mirror
TENDOUJI × 浪漫革命
SCOOBIE DO
キミノオルフェ
羊文学
Saucy Dog
Ivy to Fraudulent Game
- 2025.07.16
-
有村竜太朗
YOASOBI
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
GLIM SPANKY
BIGMAMA × Dannie May
坂本慎太郎
Base Ball Bear × PEDRO
SHE'S × ヨイズ
TenTwenty
Saucy Dog
- 2025.07.18
-
斉藤和義
YOASOBI
フレンズ
[Alexandros]
SVEN(fox capture plan)
板歯目
東京スカパラダイスオーケストラ
ExWHYZ
GLIM SPANKY
the paddles
キュウソネコカミ
NEK! × komsume
KiSS KiSS
Organic Call
SIRUP
ぜんぶ君のせいだ。
SAKANAMON
ヤングスキニー
ACIDMAN
Laughing Hick
TENDOUJI
cinema staff × eastern youth
- 2025.07.19
-
豆柴の大群
浅井健一
フレンズ
"NUMBER SHOT2025"
コレサワ
YOASOBI
PIGGS
鶴
東京スカパラダイスオーケストラ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Novelbright
"JOIN ALIVE 2025"
shallm
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
キノコホテル
UNCHAIN
竹内アンナ
め組
"焼來肉ロックフェス2025"
SPECIAL OTHERS
ExWHYZ
LOCAL CONNECT
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
ぜんぶ君のせいだ。
いきものがかり
新しい学校のリーダーズ
"DAIENKAI 2025"
チリヌルヲワカ
片平里菜
PENGUIN RESEARCH
荒谷翔大
Nothing's Carved In Stone
マオ(シド)
- 2025.07.20
-
神はサイコロを振らない
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
[Alexandros]
ビッケブランカ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
"JOIN ALIVE 2025"
さめざめ
キノコホテル
HY
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
崎山蒼志 / NakamuraEmi / ズーカラデル / TENDRE ほか
GRAPEVINE
"焼來肉ロックフェス2025"
清 竜人25
PK shampoo
"DAIENKAI 2025"
LOCAL CONNECT
ROF-MAO
いきものがかり
GARNiDELiA
ブランデー戦記
- 2025.07.21
-
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
PK shampoo
LOCAL CONNECT
東京スカパラダイスオーケストラ
ASP
鶴
TENDOUJI
jizue
め組
HY
PIGGS
小山田壮平 / 奇妙礼太郎 / 安部勇磨(Band set) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
アーバンギャルド
LACCO TOWER
GOOD ON THE REEL
いゔどっと
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Homecomings
SpecialThanks / レイラ / GOOD4NOTHING / THE FOREVER YOUNG ほか
アカシック
PENGUIN RESEARCH
- 2025.07.22
-
Hump Back
the telephones
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
RELEASE INFO
- 2025.07.13
- 2025.07.15
- 2025.07.16
- 2025.07.18
- 2025.07.19
- 2025.07.20
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.13
- 2025.08.15
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号