Overseas
John Frusciante
2012年09月号掲載
Writer 伊藤 洋輔
あなたはチェックしているだろうか?某深夜バラエティ番組の“新・3大○○”なる企画である。内容は至ってシンプル、番組独自の調査からあらゆるシーンを代表する3つの○○を新たにピック・アップするというものだが、バラエティ番組ならではのユーモラスな切り口からマニアックな視点まで、毎週予想だにできない3大括りを見せ楽しませてくれる。昔からあらゆる事物で使われるこの3大表現だが、それは音楽の世界においても例外ではない。とりわけ、ギタリストは3大表現の先駆けのような歴史を持っている。明確な定義付けはないにしろ、その時代を彩った人物、または圧倒的な実力や個性的な存在感などで括られている印象を受けるが、象徴的なものとしてTHE YARDBIRDSのギタリスト御三家、Eric Clapton、Jeff Beck、Jimmy Pageが世界3大ギタリストとして語られるエピソードが挙げられる。では、現代の3大ギタリストとは誰なのか? と問いかけたところで、本稿の主役登場だ。そのスタイルに、誰が言ったか“枯れたギター”を奏でる男、John Anthony Frusciante――言わずと知れた元RED HOT CHILI PEPPERSのギタリストであり、現代の素晴らしいギタリストを想うならば、絶対的に無視できない存在だ。前置きが長くなってしまったが紹介したい、ソロとして約3年振りのオリジナル・アルバム『PBX Funicular Intaglio Zone』である。
まず、あなたは7月にリリースされたEP『Letur-Lefr』を聴いただろうか? あの陶酔的に紡ぐギターは鳴りを潜め、シンセを基調としながらヒップホップやブレイク・ビーツ、エレクロニカにテクノなど多彩なビート・アプローチを試み、クレジットを伏せればこれがJohn Fruscianteの作品とはまったく想像できない複雑怪奇な新境地を披露した。リリース時のJohnのコメントを引用すると“僕はこの音楽をプログレッシヴ・シンセ・ポップと捉えている。だからと言って、そういうサウンドの作品に仕上がってるとは限らないけど、今作の基本的なアプローチを反映している。さまざまな音楽スタイルを組み合わせ、自分自身の音楽フォームをクリエイトしているんだ”と。続けて“『Letur-Lefr』は『PBX』の構想を練っている最中に作った楽曲でセレクトしたものだ”とも。つまりEPではまだまだ試行錯誤の段階であり、実験的とも言える過程を経て辿りついた答えこそが『PBX Funicular Intaglio Zone』なのである。
嘘偽りなく、誇張でもなんでもなく、才能が爆発しているアルバムと表現したい。プロデューサーからエンジニアまでも担当しているJohnは、己の脳内をすべて吐き出し具現化しようとする表現欲求に満ちているのだ。EPで披露されたビート意識は確信を突いたように、より複雑に、自由に、さらに言えば凶暴なまでに、動物的な嗅覚でセオリーやジャンルを越境しカテゴライズ不可のビート絵巻が拡がっている。クリシェ的な表現であまり好きではないが、Johnを“白いJimi Hendrix”とまで呼ぶ声もある。それに倣えば、この『PBX』の世界観とは、やりたい音楽と現実的な表現のギャップに苛まれたJimiがギターを燃やし破壊した先に生まれるはずだったもの、ではないだろうか。これは過剰な憶測でもあるが、もしかするとJohnはギターという楽器に絶望したのかもしれない。溢れる音楽欲求はレッチリ脱退以降の異常なハイペース・リリース(しかも音源化していない楽曲も多数ある)に裏付けるが、その欲求に応えることができなくなってしまったギターを破壊し、シンセに、あるいはヒップホップに、活路を見出したのではないか。変幻自在、融通無碍、百花繚乱な音響構築からは、自身の代名詞からも自立した、真にプログレッシヴな孤高の男を浮かび上がらせるのだ。
冒頭の余談に戻ろう。もし、あなたが現代の素晴らしいギタリスト3名挙げるとするならば誰だろうか? THE MARS VOLTAから自身のプロジェクトまで幅広く活動するOmar Rodríguez-Lópezか? 激テク男女アコースティック・デュオのRodrigo Y Gabrielaだろうか? それとも英国の伝統性を受け継いだNoel Gallagher? シューゲイザーの礎を築いたKevin Shieldsも忘れてはいけない。ああLenny KravitzとかSlashとか……もうきりがないな。09年のギター・マガジン5月号では現代の3大ギタリスト特集が組まれ、John Mayer、Derek Trucksに続きJohn Fruscianteの名が挙がっている。そして僕自身も、やはりJohn Fruscianteは間違いなく挙げるだろう。『PBX』を体感してしまった以上、なおのことだ。さて、あなたはこの世界観をどのように受け止めるだろうか? EPの伏線はあっても、裏切られることを覚悟しておいてほしい。そしてこのアルバムをツマミに、現代の素晴らしいギタリストとは誰かを友人と語らうのもいいのでは?
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