Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

DISC REVIEW

Japanese

未成年とか。

名刺代わりと言えるライヴ会場限定の初CDは、20ページに及ぶフル・カラー・ブックレット仕様の豪華な作り。"絶対的オシャレエモカワ"をコンセプトに掲げており、ロリータ風ファッションとバンド・サウンドの融合によるギャップは、他のアイドル・グループとは異質の個性を生み出す。バッハの「小フーガ ト短調 BWV578」から幕を明け、このグループの代表曲「未成年とか。」は、キャッチーなサビを用いたメロディアスな曲調で、シンガロングしたくなる親密さも備えている。「...iconic...」はキュートなポップ性とエッジの効いた尖った歌詞が聴きどころであり、中毒性の高い1曲だ。そして、「廻廊」は今作の中で最もゴシック要素が強く、ダークに攻めたアグレッシヴな曲調はバンド好きにもアピールしそう。(荒金 良介)