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DISC REVIEW

Japanese

A~そんなふいんきで歌ってみた~

かつて発表していた"~そんなふいんきで歌ってみた~"シリーズを、2018年から再び定期的にリリースしているぐるたみん。再開後第5作目であり、コロナ禍の中で制作された本作には「脱法ロック」、「オートファジー」、「ラストリゾート」など、ボカロ・カバーを5曲収録している。中でも、彼の持ち味であるハイトーン・ヴォイスを炸裂させている「死ぬとき死ねばいい」は、激情的なサウンドと相性抜群。鬼気迫る勢いで聴き手に生きることを問い掛ける強烈な仕上がりになっている。また、ぐるたみん作詞作曲の「ライダーゴーグ」は、ヒリヒリとした空気をまとったロック・チューン。そこに乗せられた皮肉全開で世を憂う言葉たちに胸がすく人は多いはずだ。物理的にも精神的にも息苦しい日常から解放してくれる1枚。(山口 哲生)


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英雄は今夜僕たちが作る。

急遽リリースが決定した旨が発売日の1ヶ月前に発表された、ぐるたみんのニュー・シングル。表題曲「英雄は今夜僕たちが作る。」はバトルものの少年漫画を彷彿とさせるハード・ロックで、持ち味のハイトーン・ヴォイスを活かしたメロディ・ラインや感嘆符を多用した歌詞が勢いを感じさせる1曲。テンポをやや落とし、「8億個の大嫌い」では聴き手に寄り添う温度感で"君"を肯定し続ける意志を歌い、ピアノ・サウンドと電子音がせめぎ合う「リクオミオ」で駆け抜ける。バリエーション豊かな3曲で"信じてあげる事が何よりも力になる。"というテーマを彩ってみせる、彼の"節"が効いた一作。自分自身のことを振り返る機会が何かと多い年の瀬に、ポジティヴになれるメソッドが到着だ。(蜂須賀 ちなみ)


WAKE UP

ネット・シーンからメジャー新レーベル"UNIVERSAL-W"に移籍したシンガー・ソングライター ぐるたみんが、昨年8月にリリースした4thアルバムから約1年ぶりに発表するニュー・シングル。まるで狂騒のライヴハウスをそのまま真空パックしたような表題曲「WAKE UP」は、鋭いシンセのフレーズを絡めたスピーディな四つ打ちダンス・ロックで、サビでは"Wake up!!"のフレーズを痛快に繰り返す。カップリングには今年3月にクラウドファンディングで制作したミュージック・ビデオが話題になった「恋帯責任」を収録。激しいベースのスラップとホーン・アレンジによるファンキーな快速チューンに乗せて、唯一無二のハイトーン・ヴォイスが早口で駆け抜ける。どちらも活動のテーマに"We Are HAPPY!!"を掲げるぐるたみんの真骨頂となるハイテンション・ソング。(秦 理絵)


GRACE

壮大なムードの曲「GRACE PLACE」から幕を開ける『GRACE』は、インターネット・シーンで圧倒的な支持を集めるシンガー"ぐるたみん"からロック・シーンに送る挑戦状だ。元JUDY AND MARYの恩田快人をプロデューサー&ベーシストに迎えたメジャー・デビュー・シングル表題曲「GIANT KILLING」を始め、ほぼ全曲、ライヴでオーディエンスが盛り上がる景色が目に浮かぶようなアグレッシヴな楽曲となった。そんな中、リード曲「Yell for」は熊本地震をきっかけに人の思いやりと繫がりの尊さを描いた極上のバラード・ナンバー。ネットからロック・シーンへと活動拠点を移すことで、アーティストとしての"ぐるたみん"の心境の変化が表れている点にも注目してほしい。(秦 理絵)