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DISC REVIEW

Japanese

Xgate

カミツキ

『Xgate』

Release Date : 2020-01-29
Label : ROLL RECORDS

ヘヴィ・ロックmeetsポップ・サウンド×エレクトロという基本路線は変わらない。しかし、四つ打ちのリズムも大胆に使いながらストレートでポップな魅力を打ち出した今回は、覚醒をテーマにした前作以上にカミツキの覚醒が感じられる。目の前に立ちふさがる門をこじ開け、前進することをテーマにした全5曲。物語は前3作からの続きではあるものの、歌詞からは、等身大のMiZUKi(Vo)が感じられる。そんなところもストレートでポップ。これまで以上に多くのリスナーに歓迎されるに違いない。新加入のHAGI(Gt)がアコースティック・ギターを軽快に鳴らす「Shine In the Darkness」には、ラテン・テイストという新機軸も。カミツキの活動はここからさらに加速していきそうだ。(山口 智男)


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Xgate

ヘヴィ・ロックmeetsポップ・サウンド×エレクトロという基本路線は変わらない。しかし、四つ打ちのリズムも大胆に使いながらストレートでポップな魅力を打ち出した今回は、覚醒をテーマにした前作以上にカミツキの覚醒が感じられる。目の前に立ちふさがる門をこじ開け、前進することをテーマにした全5曲。物語は前3作からの続きではあるものの、歌詞からは、等身大のMiZUKi(Vo)が感じられる。そんなところもストレートでポップ。これまで以上に多くのリスナーに歓迎されるに違いない。新加入のHAGI(Gt)がアコースティック・ギターを軽快に鳴らす「Shine In the Darkness」には、ラテン・テイストという新機軸も。カミツキの活動はここからさらに加速していきそうだ。(山口 智男)


Secret Whisper

前作『REAR SIDES HERO』は4曲入りのシングルだったとはいえ、そこからわずか5ヶ月でリリースというところに前進を続けるバンドの勢いが感じられる。1stミニ・アルバム『Five Days After Infection of Vampire』からの連作となるこの3rdミニ・アルバムでは、五感が研ぎ澄まされ、第六感が覚醒した物語の主人公と同様に、8月の初ワンマン・ライヴを経てバンド自身も覚醒したことをアピール。前作では、エレクトロとラウドなサウンドが入り混じるカミツキの王道に和のテイストを加えていたが、ダンス・ビートやメタリックなギター・リフの導入をはじめ、本来のロック・サウンドのなかで新境地と言えるアレンジにアプローチしている。それぞれに耳に残るキャッチーなフレーズを持った全5曲がライヴ映えすることは必至だ。(山口 智男)


REAR SIDES HERO

前2作同様コンセプチュアルな作品ではあるものの、シングルという性質上フットワークは軽く、それぞれに異なる魅力を持った4曲を収録。前2作で追求した"前進"というテーマは、津軽三味線と琴の音色も使って、和のテイストを打ち出したリード曲の「月華の奏」の新境地からしっかりと感じられる。その一方で「3 Words」と「from Day to Day」では、エレクトロとラウドなサウンドが入り混じるカミツキの王道を追求。その「3 Words」と同様に結成時からありながら、前2作のストーリーには合わないという理由で未発表だった「Eternal Sunshine」は、穏やかなピアノ・ナンバーだ。新たな挑戦に加え、今回、バンドが隠し持っていた魅力が楽曲の幅を広げたことに、何やら大きな意味があるようにも感じられる。(山口 智男)


CLOCKWISE HERO

ミステリアスな魅力を持った美少女ヴォーカリスト MiZUKiを、それぞれに活動歴のあるメンバーがバックアップするカミツキが前作からわずか7ヶ月で2ndミニ・アルバムをリリース。前作リリース以降、バンドはツアーやパリでの"Japan Expo"出演と精力的に活動を続けてきた。前作の続編という位置づけゆえ、自ら掲げる"ヘヴィ・ロック meets ポップ・サウンド"をエレクトロニックな音色やゴシック風のピアノで装飾したダーク・ロマンチックな世界観に大きな変化はないものの、ひとりひとりが前作以上にポテンシャルを追求したことで、バンド感が劇的にアップ。その意味では、"深化"という表現が相応しい1枚になっている。バラードで終わるラストは、次回作の布石。さらなる続編を期待させる。(山口 智男)


Five Days After Infection of Vampire

ミステリアスな魅力を持った美少女ヴォーカリスト MiZUKiを、それぞれに活動歴のあるメンバーがバックアップするカミツキが結成から1年足らずで全国デビュー。便宜上、"ヘヴィ・ロック meets ポップ・サウンド"を掲げてはいるが、鏡トナリの青木"kevin"進也がプロデュースした計5曲は、そんな表現に収まりきらない魅力を、エレクトロニックな音色も使いながら独特の美意識と哀愁と共にアピール。ヴァンパイアに噛まれた主人公の5日間(5曲)にわたる変化/進化を物語るというコンセプトのもと、主人公の気持ちをドラマチック且つエモーショナルに歌い上げるMiZUKiの歌声が、最後の「Fair Wind」でどんなふうに変化しているかは、世界観の広がりと共に、ぜひ実際に聴いて、確かめていただきたい。(山口 智男)



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