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DISC REVIEW

Japanese

2020年01月号掲載

BORDERLESS

"スタジオで演奏しながら曲を作っていたバンドが、DTMと向き合い、人力では手数の足りない音を許容したことで、制作とライヴの自由度が広がった"という話は、昨今珍しいことではない。しかし、雨のパレードの場合はひと味違う。"人力で現行のポップ・シーンにある主流と共鳴する"ことに取り組んできた、すなわちデスクトップの自由度は重々踏まえたうえで、楽器やハードと向き合ってきたからこその、制約から解放されたときに起こる、内燃していたエネルギーの爆発は半端ではない。雨のパレードは、本作『BORDERLESS』を起点にして、2020年代という新たなディケイドに、バンドならびにポップ・ソング全体レベルで、大きな旗を掲げる存在になっていくのかもしれない。(TAISHI IWAMI)