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DISC REVIEW

Japanese

青春が過ぎてゆく

ライヴ会場、通販限定盤だった『グッドバイ e.p.』に新曲「はっぴいな日々」(Track.4)と「青春が過ぎてゆく」(Track.5)を加え、かけがえのない青春のひとときを、切なくも甘美で美しい結晶に閉じ込めた『青春が過ぎてゆく』。バンド・サウンドとしても、意欲的に試みや企みを盛り込んだ時期の曲が並び、初の全国流通ミニ・アルバムに相応しい内容となった。ミディアム・テンポで、景色や感情、纏う風や香りも、音と言葉で丹念に描こうとする。細やかなアレンジも、ニューミュージック的な雰囲気漂うメロディで、キャッチーにポップに響かせる、奥行きある音楽になっている。今回のジャケットは、Instagramで見つけた男子高校生が撮ったものだという。青春真っ只中のアングルで撮られた写真もまた、作品の入り口として、心をくすぐる。(吉羽 さおり)


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Festival

長野県上田市出身の4人組ロック・バンドが、3年の構想を経て2ndフル・アルバムを完成させた。"誰もいない夏"をテーマに制作された本作は、自然とまぶたの裏に原風景が浮かび、どこか懐かしさを感じさせるような、浮遊感のあるエモーショナルな楽曲たちが詰め込まれている。幻想的なサウンドスケープと穏やかなメロディが心に染みる「ユーモアを聴かせて」や、ゆったりとしたリズムから徐々に加速していくラストの展開が、夢からハッと覚めるような感覚を味わわせる「Festival」、メロディアスなギターが耳に残る「情緒」など、哀愁の中にも温かさが感じられる全10曲を収録。様々な情景が音で描かれ、群像劇的な作品に仕上がっている。アナログ録音によるこだわりの1枚を、ぜひ堪能してほしい。(三木 あゆみ)


青春が過ぎてゆく

ライヴ会場、通販限定盤だった『グッドバイ e.p.』に新曲「はっぴいな日々」(Track.4)と「青春が過ぎてゆく」(Track.5)を加え、かけがえのない青春のひとときを、切なくも甘美で美しい結晶に閉じ込めた『青春が過ぎてゆく』。バンド・サウンドとしても、意欲的に試みや企みを盛り込んだ時期の曲が並び、初の全国流通ミニ・アルバムに相応しい内容となった。ミディアム・テンポで、景色や感情、纏う風や香りも、音と言葉で丹念に描こうとする。細やかなアレンジも、ニューミュージック的な雰囲気漂うメロディで、キャッチーにポップに響かせる、奥行きある音楽になっている。今回のジャケットは、Instagramで見つけた男子高校生が撮ったものだという。青春真っ只中のアングルで撮られた写真もまた、作品の入り口として、心をくすぐる。(吉羽 さおり)