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DISC REVIEW

Japanese

forthemorningafter

吉田健児

『forthemorningafter』

Release Date : 2016-07-13
Label : ZERO COOL

久しぶりにシンガー・ソングライターのロック・アルバムを聴いた、そんなざっくりした印象を持つアルバム。ルーツにカントリー・ブルースやフォークを持ちながら、90年代オルタナティヴ的な質感が加えられたのは、プロデューサーの西原誠(ex-GRAPEVINE)のセンスによるところが大きいのだろう。一見、社会や現実に対して疑問を呈しているように聞こえるTrack.1も、実は雑多な街を見下ろして、自分が知らない人のために涙を流せるのか? と静かに気持ちを反芻しているようだし、Track.4やTrack.5はとても寂しがり屋な側面が情景とともに立ち上がったりする。つまり音がロックでも感覚としてとても柔らかいのだ。独特なギターで映像喚起力を高める西川弘剛(GRAPEVINE)のアレンジのセンスも味わえる。 (石角 友香)


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