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DISC REVIEW

Overseas

The Devil Put Dinosaurs Here

ALICE IN CHAINS

『The Devil Put Dinosaurs Here』

Release Date : 2013-05-24
Label : Capit

この力強いサウンドには説得力がある。ノイジーで重厚かつ粘着的なギター・リフは、唯一無二のALICE IN CHAINS節。約4年振りの通算5枚目のスタジオ作だ。絶対的なカリスマ性を持ったフロントマンLayne Staley亡き後、William DuVallを迎え再始動した前作『Black Gives Way To Blue』は世界中で大ヒットしたが、古参ファンからの批判もあったという。しかしどうだろう、本作はメンバーが過去に囚われず新たな扉を切り開いた勇気が漲っている。この強さに、誰だろうと納得せざるを得ない。「Hollow」、「Stone」、そしてラストの「Choke」まで、身もふたもない表現だが、気持ち良いほどALICE IN CHAINSだ。(伊藤 洋輔)


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90'sオルタナティヴ・ロックを代表するバンドのひとつであるALICE IN CHAINSが、約5年ぶりのニュー・アルバムをリリース。バンドの誕生の地であるシアトルのスタジオでレコーディングされ、そのシアトルをシンボリックに表現したタイトル"レーニア(山)の霧"と名付けられた今作は、LAでレコーディングされた前2作と比べると、彼らのルーツやこれまでの活動を総括するような、どこか感傷的な作品となった。ヘヴィでダウナーで妖しげなJerry Cantrellの唯一無二の存在感を放つギター・リフと、哀愁たっぷりのコーラス・ワークがたまらない。そんな懐かしい空気感を纏うサウンドには、成功を手に入れつつも、困難を乗り越え前向きに進んできたバンドの堂々たる自己肯定も感じられる。(山本 真由)


The Devil Put Dinosaurs Here

この力強いサウンドには説得力がある。ノイジーで重厚かつ粘着的なギター・リフは、唯一無二のALICE IN CHAINS節。約4年振りの通算5枚目のスタジオ作だ。絶対的なカリスマ性を持ったフロントマンLayne Staley亡き後、William DuVallを迎え再始動した前作『Black Gives Way To Blue』は世界中で大ヒットしたが、古参ファンからの批判もあったという。しかしどうだろう、本作はメンバーが過去に囚われず新たな扉を切り開いた勇気が漲っている。この強さに、誰だろうと納得せざるを得ない。「Hollow」、「Stone」、そしてラストの「Choke」まで、身もふたもない表現だが、気持ち良いほどALICE IN CHAINSだ。(伊藤 洋輔)