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DISC REVIEW

Japanese

マリアッチ・パンクス

ジャズ・パンク・バンド勝手にしやがれの武藤昭平(Vo/Dr)とウエノコウジによる1stアルバム。武藤のガッド・ギターと、ウエノのアコースティック・ベースが奏でるスパニッシュやメキシカン・タッチの楽曲は、アダルティな渋い色気が迸る。どの曲も目を閉じれば異国にワープしてしまうような強烈なダイナミックさ。ソウルフルでハード・ボイルドなだけではなくお茶目な面も兼ね揃える武藤のヴォーカルにも思わずニヤついてしまう。アコースティックなのにここまでパンクなアルバムがこれまであっただろうか。THE CLASHの「London Calling」や「ゴッドファーザー~愛のテーマ」と言ったカヴァー曲も収録された、かっこいい大人ふたりの遊び心に溢れた全11曲。お酒のお供にもバッチリです。(沖 さやこ)