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DISC REVIEW

Japanese

シャンブル

ユニコーン

『シャンブル』

Release Date : 2009-02-18
Label : キューンレコード

あまりにも唐突に、しかも、何事もなかったかのように、16年ぶりの再結成、新作発表をしてしまったユニコーン。等身大の苛立ちや感情を、包み隠さず、独自のユーモアで笑い飛ばす、無力で無敵なエンターテイメント。ユニコーンのロックンロールは、つまりそういうものだった。そんな当時のユニコーンを求めるファンには、今作に物足りなさを覚える人もいるだろう。ユニコーンらしい勢いを感じさせる曲は、シングル「WAO!」や「BLACKTIGER」など、数えるほど。だが、この人達は今も等身大だ。歳を重ね、おっさんになった。息も続かねえ。でも、彼らはそうした事実すら、楽しんでいる。そして、楽しんでもらおうとしている。ユニコーンは、今もロックンロール馬鹿のままだ。良くも悪くも、それでOKだと個人的には思う。この人達が無理して頑張ったりしたら、そっちの方が嘘くさい。(佐々木 健治)


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勤労ロードショー~ LIVE IN JAPAN ~

再結成がこんなに盛り上がったバンドもそうそういないだろう。僕は好運な事に今年の夏フェスでユニコーンを2回観ることができた。2回ともかなりの盛り上がりであったが、ニュー・アルバム・リリースもあり再結成ライヴによくある懐かしさだけで胸一杯になる事もなく、とても清々しいものであった。個人的に09年の夏の思い出の1曲を挙げろと言われたら「Hello」になるかもしれない。このアルバムはその夏の素敵なドキュメント作品だ。ユニコーンツアー2009蘇える勤労から夏フェス、そして最新の大阪城ホールのライヴまでをCD2枚で網羅。やはり奥田民生の存在感は飛び抜けているが、メンバー全員が揃った時のライヴ感をこのアルバムではしっかりと感じる事が出来る。まだまだユニコーンを未体験という方はこのアルバムから入ってみてはいかが。(遠藤 孝行)


半世紀少年

いやあ、元気過ぎですよ、ユニコーン。精力的に動き回った2009年のユニコーンから届いた川西幸一生誕50周年記念のニュー・シングル「半世紀少年」。タイトルからしてユニコーン節炸裂だが、タイトルそのまんまの弾けっぷり。ブリブリのビートも、川西幸一本人のラップも、ベートーベンをサンプリングしたサビも、微妙に広島弁で韻を踏んでいるところも、何をやってもやっぱり、ユニコーン色。カップリングの「川西五○数え唄」に至っては、もう「この人達には敵わんなー」と苦笑するしかない。悪ふざけと言えばそれまでだけど、大人にしか(いや、ユニコーンにしか)できないふざけ方だし、これがアリになってしまうのも、ユニコーンならでは。こういうふざけ方を楽しめる50歳になりたいです、先輩。(佐々木 健治)


シャンブル

あまりにも唐突に、しかも、何事もなかったかのように、16年ぶりの再結成、新作発表をしてしまったユニコーン。等身大の苛立ちや感情を、包み隠さず、独自のユーモアで笑い飛ばす、無力で無敵なエンターテイメント。ユニコーンのロックンロールは、つまりそういうものだった。そんな当時のユニコーンを求めるファンには、今作に物足りなさを覚える人もいるだろう。ユニコーンらしい勢いを感じさせる曲は、シングル「WAO!」や「BLACKTIGER」など、数えるほど。だが、この人達は今も等身大だ。歳を重ね、おっさんになった。息も続かねえ。でも、彼らはそうした事実すら、楽しんでいる。そして、楽しんでもらおうとしている。ユニコーンは、今もロックンロール馬鹿のままだ。良くも悪くも、それでOKだと個人的には思う。この人達が無理して頑張ったりしたら、そっちの方が嘘くさい。(佐々木 健治)



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