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WRITERS' COLUMN

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

Written by 沖 さやこ
2015.10.25 Updated

Shadowbox.init({handleOversize:"drag",continuous:true});バンドマンがレコ屋を経営したり、個人レコ屋の名物店長兼レーベル・オーナーも全国各地に増えておりますが、メジャー・アーティストがそれを行うというのは前代未聞では? というわけで行ってきました。   新代田にあります、cinema staffのギタリスト辻 友貴さんが経営するレコード店"Li

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

Written by 天野 史彬
2015.09.29 Updated

この間、近所の焼き鳥屋でビールを飲んでいたら、カウンターの隣の席で飲んでいたおっちゃんが飲み代を奢ってくれた。そのおっちゃんは、"次は君が、君より若い奴に奢ってやってくれ"と言っていた。とても感動したし、ありがたかったし、これは、なんというか、人の営みの本質にある話のような気がしたのだ。そして同時に、音楽にも少なからず関わっている話であるような気もした。   フラワーカンパニーズの新作ミニ・アルバ

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

Written by 沖 さやこ
2015.09.28 Updated

現在People In The Boxが開催中の47都道府県ワンマン・ツアー"空から降ってくる vol.8 ~正真正銘の全国ツアー!これ以上の全国ツアーってある?ねぇー?ねぇぇぇーーー?編~"に行ってきました。8月18日、場所は横浜Club Lizard。神奈川県民なので比較的簡単に東京に行くことはできるけれど、やはり自分の住んでいる県に敬愛するバンドが来てくれるというのは代え難い喜びがありますね

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

Written by 天野 史彬
2015.08.23 Updated

"お前は誰だ? どこから来た、何者だ?"――優れたポップ・ミュージックは、こんな問いかけを聴き手に投げかける。それは作り手が、自らの奏でる音楽がどんな変遷を辿り自分のもとに辿り着いたのかを綿密に紐解きながら、音楽を"自分を最もよく知る他者"のように扱い、丁寧に紡ぐからだ。そうやって紡がれた音楽は、ジャンル的には多様な形式をミックスしながらも、その演者個人のパーソナリティと密接な結びつきを持ち、そし

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

Written by 沖 さやこ
2015.08.23 Updated

7月はライヴ行きまくり月間でした。その数計11本。もっと行きたいライヴはあったんですけども泣く泣く削り......。11本ともドラマのあるライヴでした。そのうちの1本であるヒトリエの渋谷CLUB QUATTROのワンマン(※ヒトリエ東名阪クアトロツアー2015"トーキーダンスと赤い靴")は、これまでのバンド活動が結実したような、圧倒的なライヴでした。私がヒトリエを観るのは5ヶ月ぶりだったのですが、

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

Written by 天野 史彬
2015.07.23 Updated

まるで、"部屋に残ったあの娘の匂い"みたいな音楽である。切なくて、痛くて、愛おしい。新潟出身の3ピース、My Hair is Bad。彼らの最新シングル『一目惚れ e.p.』が、どうしようもなく素晴らしい。去年リリースされたフル・アルバム『narimi』も良かったが、正直、『narimi』に収録された12曲に比べても、今回『一目惚れ e.p.』に収録された4曲の方が圧倒的にいいと思う。去年のアルバ

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

Written by 沖 さやこ
2015.07.23 Updated

とうとうこの時代がやってきたんだな~と思いました。日本でも本格的に始まりましたね、定額音楽聴き放題。昭和末期世代の私は、最も多感な時期にリアルタイムでカセット、CD、MD、MP3......と音楽の記録メディアの移り変わりを体感してきました。なけなしのお小遣いでCDを買っていた小中学生時代。電車の中で我慢できずにCDを開いて歌詞カードを読んだものです(今でもがんがんやってますけど)。歌詞カードの匂

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

Written by 天野 史彬
2015.06.20 Updated

恋する円盤の2ndミニ・アルバム『Her Favorites』がとてもよかった。デビュー作『PASTEL』の地続きにありながらも、新たなステップをしっかり踏んでいる進化作である。前作では、メンバー6人それぞれが鳴らす1音1音がぶつかり合うような、衝動的なアンサンブルの中から蒼い煌めきと向こう見ずな才気がほとばしっていたが、本作では、その衝動性は残しながらも、より根本にある普遍的な曲の良さが滲んで

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

Written by 沖 さやこ
2015.06.18 Updated

ライターの沖です。7月1日にリリースされるヒトリエの新作『モノクロノ・エントランス』がとてもいいです。とてもいいです。2回言いました。とてもいいです。言い足りなくて結局3回言いました。5月上旬、ベースのイガラシさんとばったりお会いしたとき、とても喜びに満ちたすっきりとした表情で"早く聴いてもらいたい"とおっしゃっていて、こりゃいい作品なんだろうなと思ってたらその期待を存分に上回ってくれました。少し

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

Written by 天野 史彬
2015.05.22 Updated

リリースからちょっと時間が経ってしまったが、踊ってばかりの国の新作『SONGS』がとてもよかった。本作で踊ってばかりの国は、本来あるべき姿に辿り着いた――あるいは"還ってきた"――のだと私は思っている。この『SONGS』というアルバムは、その名の通り"歌"のアルバムである。そして"歌"とは、このバンドのヴォーカリスト、下津光史の本質そのものである。 『SONGS』は、波のさざめく音とオルガンの音