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WRITERS' COLUMN

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

Written by 沖 さやこ
2014.12.16 Updated

とうとう2014年も残すところ12月のみになりました。というわけで今月は月並みではありますが沖的2014年ベスト・ソングを10曲選出します。ちなみに、2014年ベスト・アルバムに選ぼうと思っている作品の楽曲は敢えてはずしております。それでは早速、どん! ・Sam Smith 「Stay With Me」 ・Austin Mahone ft. Pitbull 「MMM Yeah」 ・THE CHAI

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

Written by 天野 史彬
2014.11.20 Updated

SEBASTIAN Xがメジャー・デビュー作のタイトルに『イェーイ』と名付けたのはとても重要なことだと思っている。"イェーイ"――具体的な意味やメッセージ性を持たないこの言葉でSEBASTIAN Xが、永原真夏が捕らえようとしたもの、それは"音楽の可能性"そのものであり、私にとってそれは"音楽を語ることの可能性"そのものでもあった。 私はSEBASTIAN Xに関して原稿を書くとき、自分自身に対し

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

Written by 沖 さやこ
2014.11.19 Updated

今更な話題なのは百も承知で書きますが、The SALOVERSが8月に配信限定でリリースした「喉が嗄れるまで」という曲がとても素晴らしいです。メジャー・デビュー後、EP的なコンセプチュアルなシングルでいろんなトライをしていた彼らが、とうとう自分たちにとって大事な何かを掴んだ――そんな掛け替えのないピュアネスが詰まった、いや、ピュアネスでしかない楽曲だと思います。その正体は、抑えきれないほどの"君が

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

Written by 天野 史彬
2014.10.18 Updated

syrup16g、6年ぶりの新作『Hurt』は感動的な復帰作などではなく、"生"という痛みと混乱に満ちた果てなき受難の前でひとり震える男のドキュメントだった。冒頭、「Share the light」が始まった瞬間に聴こえてくるギターの歪なゆがみ。その切迫感に追い立てられるように、アルバム通して鳴り響く甘美でサイケデリックな"メロディ"という名のドラッグに身を浸しながら、男はただただ、目の前に広がる

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

Written by 沖 さやこ
2014.10.17 Updated

こんにちは。ライターの沖です。今月は表紙のうちゲスの極み乙女。のインタビューを担当させていただいております。こちら、先月号に掲載されたindigo la Endのインタビューと同じときに行いました。なので2時間ぶっ通しで川谷絵音さんにお話を伺った後編、というニュアンスで読んでいただけるとまた面白いかもしれません(先月号のインディゴのインタビューもよろしくお願いいたします!)。 8月中旬にゲスのニュ

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

Written by 天野 史彬
2014.09.17 Updated

アルカラの新作『CAO』が凄い。耳が、感性がヒリヒリする。 アルカラは、これまで意識的に様々なことを避けてきた。シリアスになり過ぎることを避け、"自分"を赤裸々に歌うことを避け、社会に真正面から切り込むことを避け。自分とは?社会とは?世界とは?――そんな、ロックが本来的に持つ問いを、明快な形で聴き手と共有することを避けてきた。何故かといえば、自分たちの音楽が自己表現であること、あるいは社会性を持っ

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

Written by 沖 さやこ
2014.09.16 Updated

こんにちは。ライターの沖です。今回もたくさん記事書かせていただきまして、Skream!編集部の皆様ありがとうございます。今月のコラムはそのなかでもcinema staffの初映像作品『"Death Bandwagon 2(to) Glory"TOUR FINAL@2014.06.26 Zepp DiverCity』に注目。記事はメンバーさんのコメントを基盤にした内容ですが、このコラムではわたしが提

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

Written by 天野 史彬
2014.08.17 Updated

1泊2日で大阪に行ってきた。目的は、今年没後10年を迎えた作家・中島らもの追悼イベントである。その会場が大阪城の近くにあって、開演前にぷらぷらと周りを散策していたら、聴き覚えのある音楽が聴こえてきた。andymoriだった。その日はちょうど、大阪城野外音楽堂でandymoriのワンマン・ライヴ"ひこうき雲と夏の音"大阪公演が行われていたのだ。せっかくなので音漏れのおこぼれを頂戴してきた。聴けたのは

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

ライター 沖 さやこの『アブストラクト マイライフ』

Written by 沖 さやこ
2014.08.16 Updated

BURGER NUDSとsyrup16gの復活、BUMP OF CHICKENが7月に地上波で初のライヴ出演をし、東京ドーム公演を開催......と、近年は10年前の日本のロック・シーンを築いたバンドの賑わいが目立ちます。去年はART-SCHOOLがライヴで2003年の名盤『LOVE/HATE』の完全再現をしていたので、わたしもここ1年ほど当時の、一般リスナーだった19~20歳の頃の心境に戻ってし

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』

Written by 天野 史彬
2014.07.16 Updated

恵比寿LIQUIDROOMで行われた、ART-SCHOOLのアルバム『YOU』リリース・ツアー・ファイナルのワンマン公演を観てきた。ART-SCHOOLがすべてのキャリアを通して辿り着いた場所がここなんだと、感慨深くなるライヴだった。 最も印象的だったのはアンコール1曲目で演奏された「Hate Songs」。"負の連鎖――虐待された子供は、その子供にも同じことをしてしまうって言う人がいるけど、ふざ