12月初来日のアルゼンチン発新世代インディー・ロック・デュオ PACIFICA、2ndアルバム『In Your Face!』リリース。収録曲「Indie Boyz」MV明日11/1公開

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12月初来日のアルゼンチン発新世代インディー・ロック・デュオ PACIFICA、2ndアルバム『In Your Face!』リリース。収録曲「Indie Boyz」MV明日11/1公開

2025.10.31 12:50

ロサンゼルスを拠点に活動するアルゼンチン出身のインディー・ロック・デュオ PACIFICAが、2ndアルバム『In Your Face!』を本日10月31日にTAG Music（The Orchard）からリリースした。
　
同作は、ギザギザの鋭いギター、皮肉混じりの愛らしさ、そして大親友のInés AdamとMartina Nintzelが創造する刺激的な駆け引きが満載されている。フォーカス曲「Indie Boyz」は、最もストレートにPACIFICAを捉えたナンバー。ラスト・オーダー後の意識が朦朧とした時間にピッタリの、皮肉っぽい告白のような楽曲だ。パンチの効いたドラムと威勢のいいベース・ラインを基調とし、束の間の恋の衝動と、明快さではなく騒音を求めて過ごした夜を思い起こさせる。
　
明日11月1日0時（日本時間）には「Indie Boyz」のミュージック・ビデオのプレミア公開が予定されている。
　

Pacifica - "Indie Boyz" (Official Video)
　
"これは詩ではなく、バイブスなのです"と2人は言う。しかし、歪んだ音色と無表情な歌の狭間で、「Indie Boyz」はより鋭い何かに変化。風刺と自己認識が均等に混ざり合い、若者の混沌を映し出す鏡となっている。"その曲「Indie Boyz」は冗談から生まれたんです"とAdamは言う。続けて"毎晩のように遊び呆けていた１週間について書こうとしてたんです。それこそ刺激に満ち溢れて...でも、それがいつしか私たちが書いた中で最も真実味のある一曲になりました。メチャクチャやってる自覚はありつつ、でも生きている実感を得たいという、そういう気持ちについて歌っています"とコメント。
　
2023年のデビュー作『Freak Scene』がPACIFICAを、不安をアンセムに変えるポストパンクの文通相手と紹介したのなら、2ndアルバム『In Your Face!』は彼女たちの内面を映し出すことを恐れず、バンドの全てを露わにする。全13曲を通じて、2人は欲望と罪悪感、虚勢と崩壊の間を跳ね回り、率直さとユーモア溢れる歌詞で包み込む。
　
「Fixer Upper」では痛烈な自己認識をもって病んだ関係を振り返り、「Just No Fun」では娯楽のためにドラマチックな関係が欲しいことを認める。そして最後には、矛盾に満ちた現代的な愛の姿が浮上。乱雑で、滑稽で、生き生きと輝く愛の姿が現れる。
　
『In Your Face!』は、対比に重点が置かれている。光沢感と荒削りな感触、親密さと爆発力。HAIMの日焼けした貫禄や、WET LEGの鋭い機知を継承しつつ、だが決して模倣には終わらない。むしろPACIFICAは独自の音楽世界を築き上げる。その世界においては摩擦を原動力とした友情が、テンションと笑い、そして失恋を深刻に受け止めない態度によって育まれる。
　
Martina Nintzelは"このアルバム『In Your Face!』は、まるで友情がリアルタイムで育まれる様子を見ているかのようです"とし、続けて"脆くて、馬鹿げていて、そして真実でも。私たちはそれを隠そうとはせずに、むしろ祝福しています"と語る。
　
なおPACIFICAは、12月8日、9日に東京代官山 SPACE ODD、12月10日に大阪 Music Club JANUSで初来日公演を開催、すでに東京公演は両日ソールド・アウトとなっている。

　
▼リリース情報
PACIFICA
2ndアルバム
『In Your Face!』

NOW ON SALE
[TAG Music]
　
1. What You Doing
2. Fixer Upper
3. Indie Boyz
4. Just No Fun
5. Don't Blame Me
6. Mine
7. Let Me Have This
8. Corridor
9. Show Your Credentials
10. In Your Face
11. For Us
12. Wasted A Drunk
13. Soltame!
　
配信はこちら