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DINOSAUR JR.、初のバンド公認ドキュメンタリー映画"ダイナソーJr./フリークシーン"日本版キー・ヴィジュアル公開。J Mascis(Gt/Vo)が富士山眺める追加場面写真も

2022.01.21 18:00

DINOSAUR JR.、初のバンド公認ドキュメンタリー映画"ダイナソーJr./フリークシーン"日本版キー・ヴィジュアル公開。J Mascis(Gt/Vo)が富士山眺める追加場面写真も

80年代USハードコア/パンクの直撃を受けた面々によって1984年、マサチューセッツ州で結成されたDINOSAUR JR.。アメリカのアンダーグラウンドからメジャー・シーンまで、80年代末から 90年代のオルタナティヴ・ロックの巨大なうねりの中核として活動、しばしの活動休止を経て現在も新たな音楽を生み出し続けている轟音バンドだ。そのDINOSAUR JR.の歴史を、オリジナル・メンバーである J Mascis(Gt/Vo)、Lou Barlow(Ba)、Murph(Dr)の3人の関係性にフォーカスしながら貴重な過去のフッテージを交えて描く、バンド自身が製作に関わったバンド公式のドキュメンタリー映画"ダイナソーJr./フリークシーン"の日本版キー・ヴィジュアルと、追加場面写真が公開された。
 
日本版のキー・ヴィジュアルは、J Mascisが絶賛し承認した、ドイツ人デザイナー Mario Lombardoが描いた本国版ヴィジュアルをベースに作成。オルタナティヴ・ロックのど真ん中に位置し、数々のバンドに影響を与えたDINOSAUR JR.というバンドを一言で表した"音が、巨大すぎた"というインパクトあるコピーが目を引く。また今回、追加解禁となった場面写真ではJ Mascisが富士山を眺めている、日本のファンには嬉しい写真も含まれている。
 
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J Mascisのギター音があまりに巨大だったため、リズム隊のふたりは自らの音が聴こえるべくボリュームを上げるしかなかったというDINOSAUR JR.の凄まじい轟音は、NIRVANAやSOUNDGARDEN、PEARL JAMなどのグランジ・ムーブメントが勃発するより前にSONIC YOUTHに見出された。2ndアルバムはUSハードコア界の総統ともいうべきGreg Ginn(BLACK FLAG)運営のSSTレコードからリリース。巷に溢れたハードコア・サウンドとは一線を画す、暗く、ヘヴィでギターまみれな音の洪水でありながらもポップでキャッチーさを備え、そしてNeil YoungやNick Cave的とも言われる無気力極まりない唯一無二のヴォーカルが欧米の地下世界で絶大な支持を得た。
 
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しかし、ツアー中のある出来事をきっかけに3人の関係性は崩壊。LouとMurphは次々と脱退、新メンバーを迎えて活動を継続したDINOSAUR JR.は J Mascisのソロ色を強めていった。DINOSAUR JR.の音楽は、売れようとするものでもなく、他人に聴いてもらおうとするものでもなく、Louは"どのぐらい客が集まるか、どれだけの人が聴いてくれるのかと考えたことがない。俺たちは客を襲うためにライヴをやっていた"と語る。人気を獲得するためにギラギラするロック・スター然としたバンドとは対極、音楽以外には一切関心がない3人のコミュニケーションは唯一、音楽を通じて図られる。そんな音楽だけで結ばれていたオリジナル・メンバー3人それぞれの正直な証言を引き出し、そして2005年以降再集結した現在までを、華美な演出を許さない愛情溢れる視点でまとめたのは、J Mascisとは義理の親族にあたるフィリップ・ロッケンハイム。これまで100本以上のミュージック・ビデオを手掛け、ジム・ジャームッシュ監督作"ギミー・デンジャー"(2016)にも撮影素材が使われるなど長年音楽映像の世界で活躍するベルリン在住の監督だ。またバンドの歴史を補完する証言は、Kim Gordon(SONIC YOUTH)、Henry Rollins(BLACK FLAG)、Bob Mould(HÜSKER DÜ)、Black Francis(PIXIES)、Thurston Moore(SONIC YOUTH)、Kevin Shields(MY BLOODY VALENTINE)などDINOSAUR JR.に近しいミュージシャンたち。80年代末から90年代にかけてオルタナティヴ・ロックという巨大な渦の中心にいたDINOSAUR JR.の約30年にわたる心情、メンバーの関係性、として音楽をタイトに、丁寧に、誠実に描いた本作は、同時に人間の成長と友情の在り方も映し出すものとなった。
 
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映画はシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて3月25日より公開される。

 

▼映画情報
"ダイナソーJr./フリークシーン"
シネマート新宿・シネマート心斎橋ほかにて3月25日(金)公開
監督:フィリップ・ロッケンハイム
2020年|82 分|ドイツ=アメリカ合作|原題:FREAKSCENE the story of Dinosaur Jr.
© 2020 by Rapid Eye Movies/ Virus Films/ Dinosaur Jr. Inc.
キングレコード提供
ビーズインターナショナル配給
公式サイト:https://dinosaurjrmovie.com/
Twitter:https://twitter.com/dinosaurJrmovie
Facebook:https://www.facebook.com/dinosaurJrmovie/

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