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NIRVANA『Nevermind』アートワークの赤ん坊がバンドを"性的搾取"で提訴

2021.08.26 12:45

NIRVANA『Nevermind』アートワークの赤ん坊がバンドを"性的搾取"で提訴

NIRVANAが1991年にリリースした2ndアルバム『Nevermind』のアートワークに登場する赤ん坊のSpencer Elden氏(現在30歳)が、"性的搾取"を理由にバンドの存命メンバーであるDave Grohl、Krist Novoselicや、故Kurt Cobainの遺産管理団体、アートワークを撮影したカメラマンなどを提訴したことが明らかになった。
 

Breed
 
Elden氏は訴状で"生涯続く損害"を被ったと主張し、法定後見人が"Spencer Eldenの画像や彼の肖像を使用することを許可し、彼を描いた商業用児童ポルノを使用することを許可する"リリースに署名しなかったと述べている。また、私的な性的表現物の配布、過失、そしてEldenが"18歳未満の時に商業的な性行為に従事させられた"という"性的人身売買事業"についても訴えている。
 
また訴状では"身体的症状を伴う極度の精神的苦痛、正常な発達と教育の妨げ、生涯にわたる収入能力の喪失、過去および将来の賃金の喪失、過去および将来の医療および精神的治療費、人生の楽しみの喪失、および本件の裁判で説明され証明されるその他の損失が含まれるが、これらに限定されるものではない"とも述べられており、各人に対し15万ドル(約1650万円)の損害賠償を求めている。
 
NIRVANAの代理人や元メンバーが所属するレコード会社は、この訴訟について今のところコメントしていない。
 
Elden氏は、アルバム発売25周年記念などの際に何度かこのアルバム・カバーを再現し、胸に"Nevermind"のタトゥーも入れている。しかし米"Pitchfork"によると、2016年の"GQ Australia"のインタビューにて、アートワークに対し"正直言って、腹が立つよ" と語っていたという。

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