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QUEEN、映画"ボヘミアン・ラプソディ"オリジナル・サウンドトラック『Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)』10/19リリース決定。"Live Aid"での演奏や名曲の新バージョン収録も

2018.09.05 22:10

QUEEN、映画"ボヘミアン・ラプソディ"オリジナル・サウンドトラック『Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)』10/19リリース決定。"Live Aid"での演奏や名曲の新バージョン収録も

QUEENのFreddie Mercury(Vo)の伝記映画"ボヘミアン・ラプソディ"のオリジナル・サウンドトラック『Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)』が10月19日に全世界同時リリースされることが、Freddieの72歳の誕生日となる本日9月5日に発表された。
 
サウンドトラックには1985年7月に行われた"Live Aid"での「Bohemian Rhapsody」、「Radio Ga Ga」、「Hammer To Fall」、そして「We Are The Champions」という名曲の他、アルバムにはQUEENのキャリア全体に渡っての稀有なライヴ・トラック、懐かしい曲の新バージョン、そして選りすぐられたバンドのスタジオ・レコーディング曲が収録されている。その中にはQUEENの偉大なヒット曲、全世界で第1位に輝いた楽曲が11曲含まれている。
 
ヴォーカルを含めてすべてQUEENによってレコーディングされたサウンドトラックは、1980年の名盤『Flash Gordon』に続く、バンドにとって2枚目の完全オリジナル・サウンドトラック・アルバム。サウンドトラックに含まれる22曲は、Brian May(Gt)とRoger Taylor(Dr)によってプロデュースされ、エンジニアリングと共同プロデュースには長年QUEENとスタジオ作業を行ったJustin Shirley-Smith、Kris Fredrikson、そしてJoshua J. Macrae、マスタリングはAdam AyanとBob Ludwigが手掛けている。
 
"ボヘミアン・ラプソディ"のサウンドトラック・チームの主要任務は、バンドの楽曲の中で最も適したバージョンを見つけ出すことで、特にライヴ・バージョンの中で脚本にマッチしたものを探すことだった。彼らの信条は単なるグレイテスト・ヒット集を作ることではなく、サウンドトラック・アルバムとしても成立する、映画の名場面を演出するだけの力量を持ったものを制作することにあった。May、Taylor、そして共同プロデューサーたちは、映画製作者たちと共に、それぞれの楽曲にとって最善のバージョンを探し出し、各シーンのドラマティックな演出を盛り上げることに尽力した。
 
リスナーが、サウンドトラック・アルバムを聴いている、ということを忘れないように、と、Brian MayはQUEENとして"20世紀フォックス"の有名なファンファーレをレコーディングすることを提案。Mayらしいマルチ・レイヤーのギターにRoger Taylorらしいパーカッションを重ね、映画とアルバム双方の幕を開ける華やかで大胆なオープニングを演じている。
 
『Flash Gordon』とは違い、"ボヘミアン・ラプソディ"のサウンドトラックには映画からのセリフなどは含まれない。しかし、映画本編では楽曲の一部しか使用されないが、アルバムでは、バンドのスタジオ・レコーディング、そしてライヴ録音をフルに堪能することができる。1985年7月13日の"Live Aid"からの5曲、21分におよぶQUEENのライヴ・パフォーマンスはこれまでオーディオ形式ではリリースされておらず、一部が『伝説の証~ロック・モントリオール1981(原題:Rock Montreal)』のDVD/Blu-rayで特別映像として公開されていたが、"Live Aid"からの音声は今回のサウンドトラック・アルバムが初収録となる。
 
その他の曲も様々な時代に様々な場所で収録されている。「Fat Bottomed Girls」は、1979年のパリ、『Jazz』のワールド・ツアーからで、過去未発表である。「Now I'm Here」は、1975年にロンドン、ハマースミス・オデオンで行なわれたクリスマス・イヴ・ショーでレコーディングされている。「Love Of My Life」でのFreddieとBrianの歴史的なデュエットは、1985年1月の"Rock In Rio"で歌われる、30万人のブラジルのファンの声が背後に聴こえている。このバージョンは、これまでビデオでしかリリースされていなかった。
 
アルバムのレコーディングに際して、QUEENは最高傑作とされる2011年のBob Ludwigによるリマスター盤を元に行うことになった。
 
残る3曲は、新旧のQUEENファンにとって新鮮なものとなる。「We Will Rock You」は、スタジオ・バージョンから始まり、そのまま観客が参加するライヴ・パフォーマンスへと移行する。これは映画のために特別に制作されたものだ。「Don't Stop Me Now」ではBrianは新たにギター・トラックをレコーディングし、現在バンドがライヴで演奏しているものに近い姿になっている。
 
「Doing All Right」は、元々はクイーン結成前、BrianとRogerがヴォーカルのTim Staffellと組んでいたバンド、SMILEによってレコーディングされていた。Timが脱退したあと、RogerとBrianはFreddieと共にQUEENを結成する。デビュー・アルバムで、Freddieは、彼なりの曲の再解釈を行う。オリジナルのSMILEのバージョンを再現するために、BrianとRogerはTimとアビイ・ロード・スタジオに赴き、"ボヘミアン・ラプソディ"のサウンドトラック・アルバム用に「Doing All Right」を再レコーディングした。オリジナルのSMILEバージョンが録音されてから50年ぶりに、Roger、Tim、そしてBrianの3人が再びリード・ヴォーカルを担当したのだった。

 
映画"ボヘミアン・ラプソディ"とそのオリジナル・サウンドトラック・アルバムは、QUEENの偉業を若い世代に紹介するのにうってつけであり、ファンには最盛期の彼らがどれだけ素晴らしかったかを改めて思い起こさせてくれるだろう。QUEENは今日まで、ライヴでもスタジオ・アルバムでも素晴らしいパフォーマーとしての地位を譲ることなく、その楽曲の魅力は時代が変わっても色褪せることがない。結成されて50年近く、QUEENはロック史上、最もエキサイティングで愛されるバンドであり続けているのだ。

 

▼リリース情報
QUEEN
サウンドトラック
『Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)』
queen_ost.jpg
2018.10.19 ON SALE
UICY-15762/¥2,500(税別)
 
1. 20th Century Fox Fanfare - 初収録
2. Somebody To Love
3. Doing All Right... Revisited (Performed by SMILE) - 初収録
4. Keep Yourself Alive (Live At The Rainbow)
5. Killer Queen
6. Fat Bottomed Girls (Live In Paris) - 初収録
7. Bohemian Rhapsody
8. Now I'm Here (Live At Hammersmith Odeon)
9. Crazy Little Thing Called Love
10. Love Of My Life (Rock In Rio) - オーディオは初収録
11. We Will Rock You (Movie Mix) - 初収録
12. Another One Bites The Dust
13. I Want To Break Free
14. Under Pressure (Performed by Queen & David Bowie)
15. Who Wants To Live Forever
16. Bohemian Rhapsody (Live Aid) - オーディオは初収録
17. Radio Ga Ga (Live Aid) - オーディオは初収録
18. Ay-Oh (Live Aid) - オーディオは初収録
19. Hammer To Fall (Live Aid) - オーディオは初収録
20. We Are The Champions (Live Aid) - オーディオは初収録
21. Don't Stop Me Now... Revisited - 初収録
22. The Show Must Go On
 

ライヴ&ドキュメンタリーDVD
『QUEEN History 1973-1980』
queen_dvd.jpg
2018.11.02 ON SALE
PCBE-12235/¥3,800(税別)
[ジェットリンク]
 
[主な登場曲]
Keep Yourself Alive
Killer Queen
Bohemian Rhapsody
Somebody To Love
We Will Rock You
We Are the Champions
Bicycle Race
Don't Stop Me Now
Crazy Little Thing Called Love
Another One Bites the Dust
 
出演:Freddie Mercury / Paul Gambaccini(音楽評論家) / Malcolm Dunn(音楽評論家) / Simon Bradley / Chris Welch(音楽評論家)
監督:Rob Johnstone
(C) CHROME DREAMS MEDIA 2005. ALL RIGHTS IN THIS DVD VIDEO ARE RESERVED

 

▼映画情報
"ボヘミアン・ラプソディ"
2018年11月9日 日本公開予定
監督:Bryan Singer / Dexter Fletcher
出演:Rami Malek / Gwilym Lee / Ben Hardy / Joe Mazzello ほか
公式サイト:https://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/

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