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DEERHUNTER、GANG GANG DANCE出演。インディー・シーン重要レーベル"4AD"ショーケースが10月に東名阪で開催決定。GGD新曲「J-Tree」公開も
2018.05.15 12:00
70年代後半のパンク以降の音楽シーンで最も重要な役割を担ったインディー・レーベルのひとつ"4AD"。元祖シューゲイズと言うべきCOCTEAU TWINS、David BowieやT. REXの美学を受け継いだBAUHAUS、ポスト・ロックの耽美性を究極的に高めたTHIS MORTAL COIL、米オルタナ・シーンの健全ぶりを示したTHROWING MUSES、NIRVANAにも影響を与えたPIXIESやTHE BREEDERS、ブレイクビーツやアシッド・ハウスを先導したM/A/R/R/S、オーストラリアからのDEAD CAN DANCEもいれば、最近ではTHE NATIONALやGRIMESといったメジャー級のトップ・アーティストから、急成長を遂げているTHE LEMON TWIGSも紹介するなど、まさにジャンルやスタイルを越えて、独自の美意識に貫かれたバンドを数多く輩出し、その研ぎ澄まされた美学 先見性は今もなお評価されている。
そんな"4AD"の遺伝子を受け継ぎつつも、現在のシーンを鋭く映し出すバンドたちをフィーチャーしたイベント"Revue"のジャパン・ツアーが決定。DEERHUNTERとGANG GANG DANCEの出演が発表された。
Bradford Coxを中心に米アトランタで結成され、"4AD"から『Microcastle』、『Halcyon Digest』と素晴らしいアルバムを連発し、すっかり"4AD"の顔となったDEERHUNTER。シューゲイザー、60'sサイケ、クラウト・ロックからオルタナ、テクノ等々、多くの要素を含みつつ、内省的なグルーヴに昇華していく比類なき美しさは、THIS MORTAL COILやPIXIESといった"4AD"ならではの名グループの名前や名曲が影のように浮かんでも来る。今年後半には2015年の『Fading Frontier』以来となる待望の新作も予定されており、今回のステージで新曲が披露されることも期待できる。
続いては、ANIMAL COLLECTIVEやLCD SOUNDSYSTEM、BATTLESなど、その後ヘッドライナー級アクトへと成長する才能を輩出した2000年初頭のニューヨークにおいて、音楽とアートの境界線を破壊し、一際異彩を放った尖鋭的音楽集団GANG GANG DANCE。7年の沈黙を破り再始動した彼らが、6月 にリリースされる最新アルバム『Kazuashita』を引っ提げ、待望の来日を果たす。今回の発表に合わせて、新曲「J-Tree」も新たに公開されている。
Gang Gang Dance - J-TREE (Official Audio)
▼イベント情報
"4AD presents Revue"
10月23日(火)大阪 BIGCAT
10月24日(水)名古屋 ELECTRIC LADYLAND
10月25日(木)東京 TSUTAYA O-EAST
OPEN / START 18:00
出演:DEERHUNTER / GANG GANG DANCE and more
[チケット]
前売¥7,000
■主催者WEB先行受付(全公演)
BEATINK
■一般発売
大阪公演:6月16日 (土)〜
名古屋、東京公演:6月2日 (土) 〜
▼GANG GANG DANCE リリース情報
ニュー・アルバム
『Kazuashita』
2018.06.22 ON SALE
[4AD / Beat Records]
01. ( Infirma Terrae )
02. J-Tree
03. Lotus
04. ( Birth Canal )
05. Kazuashita
06. Young Boy (Marika In Amerika)
07. Snake Dub
08. Too Much, Too Soon
09. ( Novae Terrae )
10. Salve On The Sorrow
11. Siamese Locust (Bonus Track For Japan)
■予約・配信はこちら
beatink.com / amazon / iTunes
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2008年、世界各地で大絶賛を浴び、ニューゲイザー・シーンの決定打となった『Microcastle』の日本盤がいよいよ発売される。ここまで日本盤が遅れたのは、本作が発売直前に急遽2枚組みに変更となり、日本のレーベルが対応できなかった為らしい。媚薬のように脳内に浸透してくる多彩で重層的な音と声を、一本の命綱のようなタイトなドラムが支える。DEERHUNTERにとって、ドラムがタイトでなければならない理由は、Bradford CoxのソロユニットATLAS SOUNDと比較するとよく分かる。Vo/GのBradford Coxが持つ表現衝動の危なっかしいまでの切実さが、フィードバックノイズの向こうから滲み出てくるが、その危うさをギリギリのところでポップに昇華しているところにDEERHUNTERの魔法がある。(佐々木 健治)
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ANIMAL COLLECTIVEやLCD SOUNDSYSTEMら先鋭的なアーティストを生んだ00年代NYの傑出した音楽集団が7年の沈黙を破り新作をリリース。エイリアンが登場しそうなオーバーチュアに始まり、エレクトロとシューゲイズ・サウンドがエキゾチックに融合したアルバムでもハイライトとなる「J-TREE」や、どこか東洋的な神秘性を感じる「Lotus」など、エッジーなのに深い癒しも感じる楽曲が揃う。巫女的なLizzi Bougatsosの生身の人間離れしたヴォーカルも、その効果を増幅する。気楽に忘我の境地に浸るのもいいだろう。なお10月にはDEERHUNTERとともにレーベル"4AD"のオムニバス・ライヴ"Revue"での来日も決定しており、音楽とアートが溶け合うエクスペリメントな空間に期待したい。(石角 友香)
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