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NORAH JONESとTHE BEATLESの意外な接点!?

2009.11.28 19:15


今年9月に発売されたリマスターによるアルバムやBOXが日本だけでも約200万枚(アルバム換算)を突破し、時代を越えた人気をあらためて示したザ.ビートルズ(THE BEATLES)。
そして2002年のデビュー以来、3枚のアルバムが3600万枚というセールスを記録し、11月に発売された最新作『The Fall(ザ・フォール)』も世界中で大ヒットしている21世紀最大の歌姫、ノラ・ジョーンズ(NORAH JONES)。
一見、なんの接点もなさそうなこの2者に実は重要な関連性があることをご存知だろうか?

熱心なファンなら既に知っているかもしれないが、その接点とは今年11月29日に8回目の命日を迎えるジョージ・ハリスン(George Harrison)。
ジョージは1965年の『ラバー・ソウル』収録の「ノルウェーの森」で、ロック・ミュージックに初めてシタールを導入。翌1966年に、インドのシタール演奏家、ラヴィ・シャンカール(Ravi Shankar)と運命の出会いを果たし、「インド音楽を感じるにはインドを訪れるべき」というシャンカールの教えを守り、インドでシャンカールにシタールの教えを受けた。中期~後期ザ・ビートルズのアルバムにはインド音楽に影響を受けたジョージの作品が多く収録されている。
ジョージとラヴィの交流はザ・ビートルズの解散後もジョージの生涯続いていく事になる。2002年に行われたジョージの追悼コンサートにもラヴィは娘アヌーシュカと共に参加している。

そのシタールの巨匠ラヴィ・シャンカールこそ、ノラ・ジョーンズの父親。ノラ本人は父に関しては多くを語らないが、何度かインドを訪れ、ラヴィや妹アヌーシュカに会っているようだ。
ノラは前作から段々とにギターをアルバムで披露し始め、最新作『ザ・フォール』ではトレード・マークだったピアノ以上にギターを全編で演奏。鍵盤楽器から弦楽器への移行は血筋的には必然なのだろうか?!しかし意外にもノラは元々ピアノよりギターで作曲することが多かったらしく、名曲「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」もギターで作曲したという。

『ギターが前よりも上達して、経験も積んできたから前に比べて自分が作曲したものをプレイできるかなと思って、今回のレコードではよりギターを多く弾いているの。もちろん、ギターの方が技術が落ちるから、限られてはくるわ。ピアノは長い間やってきたからピアノの方がより難しいコードとかを弾けるもの。コード的にギターだと、弾けることが限られてしまうのよね。そうすると、より自由になって、より面白いメロディーがかけるのかもしれない』とノラは語っている。

以前よりも自信を得たというノラのギター・プレイを存分に日本で目撃できる機会は来年1月20日(水)、都内某所で開催される「一夜だけのスペシャル・ライヴ」だ。これは『ザ・フォール』の日本盤CD初回盤に貼られたステッカーを応募して、200組400名だけが招待される、というとても貴重な機会。

『ザ・フォール』に伴う世界ツアーより先に体験できるこのライヴ、ファンならずとも応募するしかない!

ちなみにラヴィ・シャンカールは10月13日に米ユニセフとジョージ・ハリソン基金から世界の恵まれない子供達への支援を讃えて
「ジョージ・ハリスン・ヒューマニタリアン賞」を初の受賞者として贈られた。
ラヴィは来年4月7日に90歳の誕生日を迎える。

◆ノラ・ジョーンズ オフィシャルサイト
https://emij.jp/norah/


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