Japanese
ユビキタス
2014.10.17 @渋谷TSUTAYA O-Crest
Writer 山口 智男
"ワンマン始めます!"
自分に気合を入れるようにヤスキ(Vo/Gt)が放った掛け声とともに演奏はスタート。1曲目は9月24日にリリースした2ndミニ・アルバム『奇跡に触れる2つの約束』のオープニングを飾る「イコール」だ。早速、バンドの演奏に観客が手拍子で応えると、それに勇気づけられたのか、"ついてこいよ!"(ヤスキ)とバンドの演奏は一気に熱を帯び始め、「イコール」からさらに加速するように演奏された「アマノジャク」でニケ(Ba)がベースをぶんぶんと唸らせると、スタンディングの客席から歓声が沸いた。
大阪の3人組、ユビキタスの結成2周年を記念するバンドにとって初めてのワンマン・ライヴ"730-4"。ヤスキがニケに"泣いてるやろ? 2曲目で泣く?!(笑)"とつっこむまで、客席の最後列から見ていた筆者にはわからなかったが、ニケはステージに出てきたときから感極まって泣いていたという。
2012年10月の結成以来、順調にキャリアを進めてきたバンドという印象があったが、この日、彼らが語ったところによると、初めてのライヴの観客はわずか4人だったそうだ。そこから3人はプロフィールには決して書かれない、喜怒哀楽さまざまな想いを抱きながら、やっとここまで辿りついたいに違いない。今回の初ワンマンがメンバー(と結成からバンドを応援してきたファン。大阪から駆けつけたファンもいた)にとっては筆者が考える以上に感慨深いものであることがニケの涙からは伝わってきた。
ワンマン・ライヴのステージに立っている自分たちの姿が想像できず、正直、不安もあった。だからこそ、多くの人に支えられ、こうしてワンマン・ライヴをやれていることに対する感謝を、"幸せを噛みしめている"と、何度も口にしながら、この日、彼らが演奏したのは『リアクタンスの法則』と『奇跡に触れる2つの約束』という今年リリースした2枚のミニ・アルバムの収録曲を中心にした全17曲(含アンコール)。インタビューでも予告していたとおり、サポート・ギタリストを迎え、ナイーヴな曲調とは裏腹に場合によっては轟音を奏でるギター・ロックとしての魅力をダイナミックにアピールした。変化球と言えるフレーズや曲の展開がバンドの存在を際立たせる一方で、ぐいぐいと迫る歌の押しの強さを改めて実感。
「拝啓、日曜日」の跳ねるリズムがライヴの流れを変えた中盤は、より一層ハードな印象の新曲やシーケンスでピアノを加えたインスト・ナンバーというか、SEも披露。そんな試みはワンマンならではのサプライズであると同時に今回のワンマンを、この2年の総決算で終わらせず、未来に繋げるものにしたいというメンバーたちの想いの表れだったに違いない。
バンドのそんな想いは"2年前、この景色を見たかった。もっと大きな景色を見たい"という終盤のヤスキの言葉からもしっかりと伝わってきた。
"できることはキッズのように全力でやること。全力でやるから、あと2曲、全力で受け止めてください"(ヤスキ)
その想いを受け止め、"1番大事な曲"と紹介した「僕の証明」を挟んでの本編最後の「ループ」では"渋谷ひとつになれますか? 力を貸してや! "とヤスキに導かれ、バンドと一緒にそこにいる全員が"オー、オー"と歌い、この日1番の熱気がステージから伝わってきた。その瞬間、ユビキタスが結成2年目に辿りついた初ワンマン・ライヴは、新たなスタートに変わった。
"もっとでかくなるからそれまでついてきてや!"(ヤスキ)
さらなる目標を掲げ、そう観客に呼びかけた彼らがファンをこれからどんなところに連れていってくれるのか楽しみになった。
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