
Overseas
KYTE

2009.08.07 @千葉マリンスタジアム&幕張メッセ
Writer 榎山 朝彦
14時にして、人だかりが後ろの方まで続いている状態のSONIC STAGE。他のステージでキャンセルがあったとはいえ、デビューから3年足らずとは思えない人気ぶり。しかし、それに似つかわしくない静けさが、ライヴ前のフロア全体を覆っている。緩やかに波がたゆたう海原のような、KYTEの壮大なサウンドスケープを、これから頭いっぱいに描こうと、意識を集中させている人が多いのだろうか。
KYTEは、「ポストSIGUR ROS、RADIOHEAD」として、NMEをはじめとするUKプレスから大絶賛され、若干20歳前後でデビューした新進気鋭のバンド。1stアルバム『Kyte』における、エレクトロニカを通過したメランコリックなUKロック・サウンドは、今年に発表された2nd『Science For The Living』にもそのまま引き継がれ、よりその強度を増すこととなった。今回のSUMMER SONICは、メンバー1名が脱退し4人組になってから初の、日本でのライヴとなる。
メンバー登場とともに大きな歓声。ヴォーカルのNickが、ゆっくりとセンターに置かれたシンセへと向かう。歓声も止み、ふたたび静けさがフロアを包んだ後、それを突き破るかのように、ドラムのキックが響き出す。自分の足取りを確かめながら歩くような、ゆっくりとしながらも緊張感に溢れたビートだ。ギター、ベース、そしてシンセが鳴り出せば、もう完全にKYTEの白魔法グルーヴが渦を巻く。Nickの歌声は高音で、少しくぐもっていて、吐息が漏れるようで、天使の歌声という他ない。
3曲を披露して、簡単なMCを挟んだ後に、待ち望んでいたイントロが聴こえてきた。一際大きな歓声がこだまする場内。代表曲のひとつ、”Sunlight”だ。持ちマイクでステージ左右を行ったり来たりしながら、全員に何かを訴えかけるように歌うNick。その静かなるメッセージは、歌詞の一字一句を記憶しているファンのみならず、フロアに押し掛けた人達多くの胸へと届いたに違いない。
その後も堂々たる演奏は続き、最後はなんと、ハンド・クラップと歌のみでステージを終えたKYTE。新人というにはあまりに風格漂う、恐るべき20代前半4人組だった。
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