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INTERVIEW

Japanese

2026年02月号掲載

YOTAKA

Member:陽向 にとり 羽瀬 水伶 美音 りり 夏目 あすか 渚 エト

Interviewer:サイトウ マサヒロ

2025年12月、夜空に現れた一筋の流星のように、暗闇を切り裂いて新たなアイドル・グループが誕生した。宮沢賢治"よだかの星"から名付けられたYOTAKAは、様々なキャリアを経て集結した5人組(※取材は1月上旬)。生きづらさや葛藤を抱えながら、それでもひたむきに高く飛び続ける彼女たちは、やがて誰よりも強い輝きを放つことだろう。初のインタビューとなる今回は、それぞれの加入時の思いやデビュー・ライヴの感触、そして魅力が粒立った楽曲たちについて話を訊いた。


"ありのまま、等身大の姿"で希望を与えたい


-まずは一人一人自己紹介をお願いします。

美音:ピンク担当の美音りりです。自称YOTAKAのあざといお姉さん担当でもあります(笑)。

羽瀬:紫担当の羽瀬水伶と申します。タイプの違う、しっかりしたお姉さん担当です。

渚:白色担当の渚エトです。......お姉さんではないです(笑)。

夏目:赤色担当の夏目あすかです。勝手に、愛され担当だと思ってます!

陽向:黄色担当、陽向にとりです。グループ唯一の金髪です。

-皆さんはプロデューサーさんから声を掛けられて集まったメンバーだそうですが、それぞれどのような思いでYOTAKAへの加入を決断したのでしょうか?

美音:もともと、思い切り"かわいい"を売りにした王道アイドルをやっていたんです。でもYOTAKAのコンセプトを伺って、音楽を通して今の世の中の若い人たちの悩みや思いを伝えるという活動もやってみたいと思ったのが、加入のきっかけでした。私がアイドルをやっているモチベーションって、会いに来てくれる人に"これからも頑張ろう"って思える希望を与えることで。YOTAKAなら音楽を通してそれを届けられそうだから、私が大切にしていることにピッタリだなって思いました。

夏目:私は、1年前くらいまで別のアイドルをやっていたんですけど、そこから期間が空いていて。前のグループは思わぬ形で解散してしまったから、不完全燃焼の状態でした。だからいろんなオーディションを受けたりしていたんですけど、なかなか上手くいかなくて。もう諦めようと思ってた時期にYOTAKAの話をいただいたんです。これまでの悔しい思いをぶつけられるグループだと感じ、最後のアイドル活動だっていう覚悟で加入することにしました。

羽瀬:去年、これで最後にしようと思って入ったグループがデビュー前に活動を終了してしまって、それをきっかけにアイドル自体をもうやめようと思ってたときに声を掛けられました。そして、このグループだったら我慢することなく、ありのまま、等身大の姿でアイドルができるんじゃないかと感じて。これまでは自分を出し切れないことも多かったから、最後は"自分が表現したいものをちゃんと届けられるグループで活動したい"と思って加入を決めました。決断する前にプロデューサーと2時間くらい面談して、いろんなことを細かく聞きました(笑)。

渚:私はみんなみたいにいろいろなことを考えてたわけではあんまりなくて......これまでも楽観的に人生を生きてきたから、大きな決断っていう感覚ではありませんでした。ちょうどこれから何をしようかなって思ってたときにDMが来て、コンセプトを聞いて、直感で"いいかも"って感じでした。

陽向:前のグループでの活動を終えて、またいつか歌いたいなと思っていたところにお話が来まして。丁寧な企画書をいただいたんですけれど、それを読んだときに、ライヴが楽しそうだなってピンと来ました。もしかしたら今までで一番楽しいアイドル活動ができるんじゃないかなと。これまでの活動でまだ見られていない景色がいっぱいあって、YOTAKAならきっとそういった大きいステージを目指して戦えると感じたから、挑戦することを決めました。

-そもそもYOTAKAというグループ名は宮沢賢治"よだかの星"に由来するそうですが、醜いよだかがまっすぐに飛び続けた結果、強い輝きを放つという物語は、YOTAKAの音楽に対する姿勢を象徴しているように感じます。

美音:「黎明」という楽曲(2025年12月19日リリース)があるんですけれど、"よだかの星"の内容に沿った歌詞になっていて。それぞれが抱えているもの、内に秘めているものを表に出すことの美しさを感じられる曲になっていると思います。

陽向:私自身、上手な生き方をしてきたわけではないんですけれど、YOTAKAのコンセプトと楽曲は、そんな私だからこそ誰かの希望になれるっていうことを語っています。

羽瀬:誰しも"自分はダメだ"って思うことがあるし、挫折を経験するものだけど、それを私たちが音楽にすることで、聴いた人が共感したり、少しでも光を見いだすことができたりしたらいいなと思っています。

-これまで様々な活動歴を経てきた皆さんだからこそ表現できることもありそうですね。"よだかの星"とシンクロするように、楽曲には夜や星空に関するモチーフが多く登場します。

美音:みんな夜行性なので、私たちに合ってると思います(笑)。

羽瀬:5人でいるときも割と落ち着いていて冷静だし、ワーって感情的になったりしないよね。もしそうなっても、誰かが止めたり。

陽向:全員、お喋りの陰キャなんですよ(笑)。それぞれ壁があって、それを突破するのは大変だけど、壁を超えた途端にみんな喋り出すっていう。

-ここからは、みなさんの音楽ルーツについても聞かせてください。

渚:私はそのときによって聴く音楽が変わってて。最近は歌詞がある曲をあまり聴いていられないので、クラシックとかドラマのサントラを聴いてます。

羽瀬:でもデビュー・ライヴ("UTAKATA")の日はずっとAKB(AKB48)を流してたよね(笑)。

夏目:よく音楽を流してくれてるから、一番趣味が分かりやすいかも。

羽瀬:私は、昔から気付いたらアイドルを見ていて。家ではモーニング娘。が流れてたし、AKBも好きだったし。中学生の頃からフェアリーズやハロプロ(ハロー!プロジェクト)のグループにハマって、自分もこうなりたいと思うようになりました。

夏目:私もアイドルはもちろん好きだったんですけど、それ以上にアニメが好きで、中学生の頃からずっとアニソンばっかり聴いてました。そのときから本物の陰キャで(笑)。"ラブライブ!"には影響を受けましたね。

美音:アイドルのルーツは小さいときからハロプロなんですけど、一方でロックも好きで。今の私の考え方はUVERworldからの影響が大きいです。あとはラルク(L'Arc~en~Ciel)もめっちゃ聴いてました。

陽向:私はがっつりライヴ・アイドルの音楽をよく聴いていて、特にCYNHNさんが大好きです。あと、YOTAKAの楽曲制作をしてくださって初めて聴くようになった終活クラブさんが、なんで今まで聴いてこなかったんだろうっていうくらい刺さりました。