Japanese
umbrella
2026年01月号掲載
Member:唯(Vo/Gt) 柊(Gt) 春(Ba) 将(Dr)
Interviewer:杉江 由紀
"ライヴに来て良かった"って感じていただけるような音楽を届けていきたい
-ところで。来たる3月で16周年を迎えるumbrellaは、ここまでにたくさんの経験を積んでこられたのではないかと思います。時には難局等もあったかもしれませんが、このバンドがずっと"譲らずに守り続けてきたもの"があるとしたらそれはなんでしょうか?
春:どの楽曲もシングルでいける完成度になってる、ということでしょうね。アーティストとしての感覚からいけば、ちょっと分かりづらさに走る気持ちも分かるんですけど、umbrellaの場合は例えばミニ・アルバムの4曲目とかでもシングルになってておかしくない感じなんですよ。僕にとってはそこがこのバンドの好きなところです。
-だとすると、umbrellaとしての作曲プロセスが普段どのような流れを辿っているのか、という点もかなり気になります。
春:唯君がイメージを完全に固めた曲を持って来てくれるので、それをもとに各パートがアレンジをさらに組み上げていくという形でいつもやってます。
柊:これだけ一緒にやっていると、曲を聴いただけで"こう来んねや"っていうのは言葉でやり取りしなくても分かりますしね。
唯:過去に全パートやってきた経験も活きてる気はしてます。口下手なのもあるんですけど(苦笑)、説明するのは音じゃないとあかんなと思ってて。僕が作ったデモを聴いてみんなが納得するんやったらそれを弾いてもらうし、自分でこう弾きたいっていうアイディアがあるならそれをやってみてください、っていう感じで進めていくやり方ですね。あと、曲のストックは常にあるので、コロナの時期かなんかに春から"勢いのある曲が欲しい"って言われたときは、"だったらこういうのがありますよ。どうでしょう"って曲を蔵出ししたこともありました。
-唯さんはソロもやっていらっしゃいますけれど、曲のストック量は豊富なほうですか?
唯:こんなにいっぱいいつ出すねん、っていうぐらいあります(笑)。ソロの曲とかもあるけど、umbrellaとソロの曲はちゃんと分けていて、別にストックしてるんですよ。
-せっかくですので、ここで10月に発表された最新音源「レヴ」についてのお話もぜひ伺わせてください。この曲はumbrellaの作品としてはアグレッシヴな仕上がりにも感じますが、尖ることを目的としている曲というわけではなく、表現したいことを突き詰めたときに尖った部分が出て来たというように聴こえました。
唯:「レヴ」は"革命=Revolution"っていう意味を持たせた曲で、15周年のタイミングで"umbrellaとして革命的なことをしよう"という意図で作ったものになります。たぶん、うちとしては今までで一番激しい音になってるんじゃないでしょうか。そもそも、シングルで僕がギターを置いてハンドマイクで歌うっていうのが珍しいんですよ。まさにそこも革命的なことに挑んでるわけです。
-「レヴ」はアタック感の強い曲ですが、ドラマーである将さんはいかにして向き合われたのでしょうか?
将:ドラムって音楽の中のインフラやと僕は思ってるので、この曲でも全員がちゃんと乗っかれる土台を作るっていうことを心掛けました。そして、これだけ重くて激しさのある曲なので、叩いてて楽しかったです(笑)。
-春さんは「レヴ」をどのようなスタンスにてプレイされましたか?
春:この「レヴ」には今までのumbrellaの曲と決定的に違うところがあって、音階的に5弦ベースじゃないと弾けない部分があるんですよ。umbrellaはもともとチューニング下げてやってるんで4弦でも5弦に近い音は出せてるんですが、今回は唯君と話し合いをしていくなかで、それよりもっともっと下のフレーズが必要やな、ということでこうなりました。あと、やっぱり音に重さを出すにあたっては弾き方も普段とは変えていて、ダウン・ピッキングでいったほうがいいのか、あるいはアップ(・ピッキング)でいったほうがいいのか、ピックの当て方をどうするか、角度とかも含めてかなり細かくこだわりましたね。
唯:レコーディング中、春に対して"やっちゃえ! もっとやっちゃえ!!"って僕はずっとけしかけてたんですよ(笑)。
-結果、ベース・パートに素晴らしい革命が起きたようですね(笑)。
春:唯君の頭の中にしかない曲をどこまで具現化することができるか、というのは自分にとっての大切な役割なんで。「レヴ」でもそれがクリアできて良かったです。
-柊さんは「レヴ」とどのように対峙されたのでしょう。
柊:これだけ激しい曲なんで、僕はなんも気にせず"激しい音出したれ!"ってやっただけです(笑)。このところ一緒にやってくれてるエンジニアさんとの相性も良かったのか、思っていた以上にエッジの立った音になったのも良かったですね。言葉で伝えるのはなかなか難しいんですけど、ギュッと圧縮した音じゃなくて、ちゃんと空気感のある中に激しさがある独特な音になったと思います。
-ベタっとしたサウンドとは明らかに違いますよね。
柊:そうそう、本当にその通りで、絶対これは背景にアンビエントが入ってる音なんですよ。そこがすごい気に入ってます。
-なお、先程唯さんは「レヴ」で革命をテーマにされたと発言されていました。ここに来て革命を求める気持ちに至った理由というのはなんだったのでしょうか?
唯:実は、コロナ禍で何もできなかったときに、ツイキャスで公開レコーディングした曲とか、生放送の中で作った曲とかが20曲くらいあったんです。「レヴ」はそのうちの1つで、umbrellaでいずれやりたいと思ってたものなんです。というか、当時もみんなに聴かせたことはあって、柊君はそのときから"やりたい!"って言ってたんですね。
春:シングルの候補には何回か挙がってたもんね。
柊:俺はずーっとイチオシやったんです。ようやくやれて良かった(笑)。
唯:それでまぁ、うちのファンも当初からこれは俺が作った曲とは思えないくらい新鮮に感じてたみたいで、この激しさにも結構びっくりはしてましたね。それと、歌詞の面では「レヴ」は自分の中にある強い気持ちを書きました。っていうのは、umbrellaとしては丸15年、音楽自体は25年以上とかやってきたなかで、いろんなものを見てきましたからね。
-それは良くも悪くもという意味だったりします?
唯:ですね。きれいなことも汚いことも見てきたし、去っていく友達とかもいっぱいおって、時にはいろんなものが壊されていったりもしましたから。それで、この曲には"傷を得て辿り着く"っていう言葉が出てくるわけですよ。これまでには落ち込んだり、挫折したりしたこともあったけど、それをちゃんと拾って得たものもあるよっていう意味で。その上で、今ここで旗を掲げてもっと先に進んで行こうぜという強い意志をここには込めました。今回はあえてギターを置いて旗を持とう、という姿勢を表わしたかったんです。
-単に強い言葉を並べるだけでなく、途中に"もう二度と逃げ出さないわ"というフレーズが入っているところにリアリティが滲んでいる点もいいですね。
唯:なんだかんだで、僕は2度どころか3度くらい逃げたことありますもん(笑)。そういうことも包み隠さず歌詞にしたいし、こう書いたことによって「レヴ」を聴いた誰かが"逃げ出さない"っていう気持ちになってくれたらええなとも思いますね。
-"Rain Alive Fate Awake"の一節が実に象徴的です。
唯:そこ、umbrellaの雨の"Rain"と僕等がずっと育ってきたclub ALIVE!っていうライヴハウスの名前を両方とも歌詞に組み込んだ部分なんです。
-「レヴ」はumbrellaの今と歴史が凝縮された一曲なのですね。かくして、来たる3月13日にはOSAKA MUSEで"umbrella 16th anniversary ONE MAN 【超アマヤドリ】"が開催されるわけですが、ここでライヴ・バンド umbrellaの持つ武器とはなんなのか、ということついても皆さんから語っていただけますと幸いです。
春:レコーディングでは細かく音を作り込んでいる曲が多いんですけど、ライヴでは意外と激しい部分が前面に出てくることも多いですね。たぶん、そこはライヴ・バンドとしてのumbrellaにとっての武器だと思います。
将:それから、自分で言うのもなんなんですけど。うちはわりとみんな上手いですよ。
唯:わぁ......自分でそういうこと言っちゃう!?
春:まぁ、バンドとしての音のまとまりは16周年を前にしてより出てきてるのかなっていうのは思いますけどね。
柊:そう言えば、この間某イベントに出たとき"umbrellaってブレイクで音源通りにちゃんとみんな音が止まるね"ってハコの人に褒められたことありました(笑)。自分等では全く意識したことなかったですけど、なんか"へー、そういうものなんや? できないバンドおるん??"ってちょっと思ったりはしましたね。
-ブレイクを決められるバンドは実際とてもカッコいいですし、おそらく一朝一夕でこなせることではないのも事実でしょう。そういう意味でも、3月13日の"umbrella 16th anniversary ONE MAN 【超アマヤドリ】"はこのバンドの持つポテンシャルを伝えていくことができる場となっていきそうですね。
春:アニバーサリーのライヴ自体は毎年やっているんですけど、今年は3月12日にもOSAKA MUSEで"umbrella 無料ワンマン【アンブレラとは】"をやるので実質2デイズなんですよ。そして、3月3日にはEDGE Ikebukuroでも同じく無料ワンマンをやるので、僕等に興味を持ってくださった方はぜひそちらにもお越しください。
柊:なんと、umbrellaとしても無料ワンマンはこれが初です。
春:ほんとは10周年のときにやる予定があったんですけど、2020年3月はコロナの影響で中止になってしまったというのもありますし、ここは気前よく大盤振る舞いをしようということになりました(笑)。もちろんここで新しくumbrellaを知ってくれる人たちに対しての間口を広げる意味もありますし、ずっと応援してきてくれてる人たちへの感謝の意味もあります。1人でも多くの方に観ていただけると嬉しいです。
唯:そこに繋げていくためにも、1月と2月のライヴは1本ずつの精度を今まで以上にあげていきたいですね。今はSNSとかもあるけど、umbrellaとして伝えたいことを表現するには一生懸命ライヴをやることが一番だと思うんですよ。ピッキングの一つ一つ、歌詞の一つ一つまで丁寧にこだわって、お客さんたちに"いい音楽だな"って感じてもらえるようにもっともっと質を高めていきたいです。
将:あとはもう、ステージで僕等の生き様を見せていくだけですね(笑)。ライヴに来てくれた人たちみんなを幸せにしますんで!
柊:ここは"観たらビビるで!"くらい言っとこう(笑)。
春:確かに、唯君の歌もそんな音域で歌える? っていう驚きはあるやろうけども(笑)。
唯:まぁ、人と違うことをしたいからアーティストやってるわけだし(笑)。そういう負けず嫌いなところもありますけど、何より"ライヴに来て良かった"って皆さんに感じていただけるような音楽をこれからもしっかり届けていきたいと思います。
LIVE INFO
- 2026.01.16
-
Nikoん
CENT
桃色ドロシー
SPRISE
fox capture plan
夜の本気ダンス
神はサイコロを振らないxDRAGON PONY
- 2026.01.17
-
eill
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
キュウソネコカミ
石崎ひゅーい
T.N.T
KiSS KiSS
桃色ドロシー
ねぐせ。
三四少女
Mega Shinnosuke
終活クラブ
クジラ夜の街
NEE
フラワーカンパニーズ
SUPER BEAVER
Dear Chambers
夜の本気ダンス
FIVE NEW OLD
水曜日のカンパネラ
GLIM SPANKY
マカロニえんぴつ
東京スカパラダイスオーケストラ
- 2026.01.18
-
ZAZEN BOYS
CENT
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
キュウソネコカミ
石崎ひゅーい
古墳シスターズ
桃色ドロシー
くるり
フレデリック × 男性ブランコ
NEE
Dear Chambers
Appare!
Rhythmic Toy World
Mega Shinnosuke
SUPER BEAVER
SOMOSOMO
cowolo
長瀬有花
The Cheserasera
レイラ
a flood of circle / ビレッジマンズストア / SIX LOUNGE / w.o.d. ほか
クジラ夜の街
フラワーカンパニーズ
マカロニえんぴつ
東京スカパラダイスオーケストラ
PENGUIN RESEARCH
- 2026.01.19
-
Nikoん
Hakubi / 日食なつこ
下川リヲ(挫・人間)× 和嶋慎治(人間椅子)
- 2026.01.21
-
Nikoん
ドミコ
Halujio
MEN I TRUST
佐々木亮介(a flood of circle)×村松拓(Nothing's Carved In Stone)×蒼山幸子
- 2026.01.23
-
Nikoん
ZAZEN BOYS
YOGEE NEW WAVES
YUTORI-SEDAI
マカロニえんぴつ
ドミコ
a flood of circle
吉井和哉
Chimothy→
Halujio
GRAPEVINE
ねぐせ。
Kroi
- 2026.01.24
-
VII DAYS REASON
"FUKUOKA MUSIC FES.2026 supported by Olive"
TOMOO
フラワーカンパニーズ
Nikoん
CENT
コレサワ
SCOOBIE DO
Mega Shinnosuke
ぜんぶ君のせいだ。
THE BAWDIES
Re:name
ヤバイTシャツ屋さん / 10-FEET / G-FREAK FACTORY / NUBO
AIRFLIP
LACCO TOWER
マカロニえんぴつ
ネクライトーキー
橋本 薫(Helsinki Lambda Club)
夜の本気ダンス
クジラ夜の街
eill
怒髪天
SOMOSOMO
VELTPUNCH
菅田将暉
ねぐせ。
RAY / ポップしなないで / 長瀬有花 / インナージャーニー ほか
- 2026.01.25
-
cowolo
Nikoん
"FUKUOKA MUSIC FES.2026 supported by Olive"
フラワーカンパニーズ
SCOOBIE DO
水曜日のカンパネラ
SPRISE
ぜんぶ君のせいだ
SPECIAL OTHERS
FIVE NEW OLD
くるり
キュウソネコカミ
ZAZEN BOYS
YOGEE NEW WAVES
クジラ夜の街
怒髪天
Appare!
mouse on the keys × Kuniyuki Takahashi
フィロソフィーのダンス
THE BACK HORN
菅田将暉
Chimothy→
- 2026.01.27
-
佐々木亮介(a flood of circle)×村松拓(Nothing's Carved In Stone)×蒼山幸子
吉井和哉
フラワーカンパニーズ
くるり
真山りか(私立恵比寿中学)
Nijiz
ネクライトーキー
- 2026.01.28
-
Nikoん
佐々木亮介(a flood of circle)×村松拓(Nothing's Carved In Stone)×蒼山幸子
KALMA / Maki / オレンジスパイニクラブ / PK shampoo
アーバンギャルド × 戸川 純
山本彩
ザ・クロマニヨンズ
RELEASE INFO
- 2026.01.15
- 2026.01.16
- 2026.01.19
- 2026.01.20
- 2026.01.21
- 2026.01.23
- 2026.01.25
- 2026.01.26
- 2026.01.28
- 2026.01.29
- 2026.01.30
- 2026.01.31
- 2026.02.04
- 2026.02.06
- 2026.02.07
- 2026.02.09
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
KULA SHAKER
Skream! 2026年01月号









