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INTERVIEW

Japanese

アブソプ

2025年08月号掲載

アブソプ

Member:四宮来夢 夢白ゆまる 夢魅心愛 兎夢うた

Interviewer:山口 哲生

関西を中心に活動を展開しているアイドル・グループ、アブソプ。2023年2月のデビュー以降、感情を揺さぶるロック・サウンドとパフォーマンスでフロアを魅了している彼女たちは、今年2月にグループ名をAbsopetusから現在のアブソプに変更し、新たなスタートを切った。また先日、麗夢はゆうが加入して5人体制になったのだが、このインタビューは加入前に実施。オリジナル・メンバーの四宮来夢と夢白ゆまる、2025年2月に加入した夢魅心愛と兎夢うたの4人に、これまでの歩みについて訊いた。

-Skream!初登場になりますので、まずはアブソプがどんなグループなのか教えてください。

四宮:自分たちは見た目が結構派手な感じでやっていることが多いんですけど、イベント的にはキラキラ系のイベントにも、ロック系のイベントにも出ることが多くて、どちらにもファン層が程良くいるというか。若い人も年配の方もいるし、男の人も女の子も多いですね。フロアの感じも声を出す人もいるし、ペンライトを持っている人もいるし、マサイする人もツーステする人もいて、いろんな見方ができるグループで、フロアが結構自由です。

-ファン層が幅広いんですね。

夢白:メンバー全員、見た目も中身もキャラ被りしてないというか。一人一人個性が違っていて、メンバーによってファン層が全然違うのでファンが幅広いのかもしれないです。

-個性のお話がありましたが、夢白さんが思う四宮さんの個性というと?

夢白:見た目だけで言ったら怖い。顔面にピアスがいっぱい付いてて、髪の毛もすごくて、自分やったら友達にはなれんなという感じの怖さがあるけど(笑)、喋ったらめちゃくちゃ優しくて、気が使えて、みたいなギャップがあります。

-たしかにギャップがありますね。

夢白:オタクさんからもそういう話を聞きますね。"怖い人かと思ったら結構優しかった"とか。

四宮:特にゆまるちゃんのオタクからはそれめっちゃ言われます。

-四宮さんが思う夢白さんの個性というと?

四宮:アイドルってタレ目で前髪重めぱっつんみたいなのが最近の流行りみたいですけど、ゆまるちゃんはお姉さん系になって、一般受けするヴィジュアルというか。でも、そんな感じやのに、結構バシッと言うというか(笑)。オタクさんへのイジりがすごくて面白いです。"え、それ言うんや......?"みたいなことを言うんですけど、オタクさんはそのギャップが好きなんやろうなって。そういう関係性っていいなぁと思いますね。

-夢白さん、かなりストレートに言うタイプなんですね。

夢白:それも踏まえてゆまるやと思ってくれていると思うんで、みんな許してくれるというか、特に怒ってこないです。

-夢魅さんは2025年2月に加入されていますが、アブソプというグループのことは知っていましたか?

夢魅:そうですね。友人が知っていて、それで私も知ってという感じでした。

-どんな印象でした?

夢魅:私が観ていたのは(メンバーが)3人のときだったんですけど、見た目がみんな派手で。私は地下アイドルでかわいい系のグループを観ることが多かったんですけど、アブソプはダンスもすごく踊るし、歌も歌うし、パフォーマンス能力が高いグループだなと思っていました。

-兎夢さんも同じく2025年の2月に加入されていて。

兎夢:私もライヴを観たことがあったんですけど、みんなオーラがあって、身長も大きくて、でも、みんな見た目が派手めでちょっと怖い感じもあって。アイドルってすごいなぁみたいな感じのステージだったので、かっこいいなと思ってました。

-では、兎夢さんから見た夢魅さんってどんな人ですか?

兎夢:心愛さんはいい意味で変わっていて。オカルトが好きで、趣味が個性的な子やなって思います。

-趣味が個性的とのことですけど。

夢魅:読んでいる漫画がホラー寄りだったり、普段観る動画も呪物の紹介とか心霊スポット巡りとかだったりするので、そこですかね。

-なぜまた呪物が好きになったんです?

夢魅:もともと雑貨を集めるのが好きだったのと、祖母が雑貨屋さんをやっていて、アジア雑貨なんですけど、動物の骨とかを使った雑貨が小さい頃から身の回りにたくさんあって、その中にいわくつきのものがあって。そこから呪物が面白いなと思うようになりました。

-心愛さんから見た兎夢さんはどんな人ですか?

心愛:第一印象はすごくフワフワしていて、優しくて。常におっとりしてる方なんやろなと思っていたんですけど、仲良くなったら急に踊り出したり高い声で歌ったりするので、ギャップがあっていいなというのと、私のことを気に掛けて優しくしてくれている親切な方だなと思ってます。

-兎夢さん、急に踊ったり歌ったりするんですね。

兎夢:いや、ずっと喋ってる感じなんですけど......踊ってるんですかね(苦笑)?

-(笑)あまり自覚はない感じなんですね。

兎夢:たしかにちょっと高い声で歌ったりはしてるかもしれない。

-気に掛けてくれるというお話もありましたけど。

兎夢:準備期間が結構長くて、デビューする半年前ぐらいからずっと一緒にいて、心愛さんも結構気に掛けてくれているので、そこはお互いっていう感じやと思います。

-四宮さんは今年の2月に加入されたお2人の印象というと?

四宮:今まで何回か新メンバーが加入することがあったんですけど、その中でも群を抜いて、自分とゆまるちゃんに対してのかしこまりがすごくて(笑)。めっちゃ仲良くなったなって思ったのは結構最近ですね。飲みに行って打ち解けてみたいな。

-最初はやっぱり緊張しました?

夢魅:やっぱり年功序列の世界なので、そういうのは守っていきたいというか。失礼があってはならないし、親しき仲にも礼儀ありだと思ってます。

-たしかにかしこまりがすごかったです(笑)。

四宮:ほんまにすごいんですよ(笑)。

-夢白さんもそういう印象があります?

夢白:めっちゃくちゃありますね。LINEしても"かしこまりました"とか"おっしゃっていて"とか、人生でそんなLINE送られたことないぞみたいな(笑)。

-(笑)四宮さんと夢白さんはオリジナル・メンバーですけども、2023年の始動から今に至るまでを振り返ってみるとどんな時間だったと思いますか?

四宮:安定しないなぁっていう感じですね。あまり良くないイメージばかりどうしてもあって、お客さんにも"安定しないね(笑)"みたいな。でも、それは悪意がある感じじゃなく、"大変だねぇ"っていう。"2人は頑張ってるから、次の体制上手くいくといいね"というのを何回か繰り返してみたいな感じですね。

-歯痒い思いをすることも多かったですか?

四宮:そうですね。今回こそは......今回こそは......で、毎回2人になっちゃうみたいな。

夢白:対バンするアイドルさんに7~8人とかメンバーさんが多いグループが結構いるけど、自分等は2人なのでステージに立っても小さく見えてしまったりして。でも、そのときは信頼できる仲間が四宮さんしかいなかったので、がむしゃらに頑張ってました。