Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

O-VER-KiLL

2025年02月号掲載

O-VER-KiLL

Member:SARiNA MiYU KiLUA RAiSA

プロジェクト・オーディション"Take Your Voice To The Dream 2024"より、約2,000名もの応募者の中から選ばれた4人で結成されたロック・アイドル・グループ、O-VER-KiLLが、ミニ・アルバム『O-VER-KiLL』をリリースする。サウンド・プロデューサーは松隈ケンタが担当し、これぞ"松隈サウンド"と言える5曲を収録した本作や彼女たち自身について、メールで訊いた。

-今回Skream!初登場ということで、お1人ずつ自己紹介をお願いします。

SARiNA:リーダーのSARiNAです!

MiYU:高身長の関西人、MiYUです。

KiLUA:破天荒ダンス・マシーン、KiLUAです

RAiSA:泣き虫な末っ子、RAiSAです!

-グループ結成のきっかけであるプロジェクト・オーディション"Take Your Voice To The Dream 2024"へ応募された経緯や、きっかけを伺えますでしょうか。

SARiNA:知り合いが別のオーディションに応募していたタイミングで、ふと調べたことがきっかけでした。松隈(ケンタ/サウンド・プロデューサー)さんの素敵な楽曲で、憧れのビクター(エンタテインメント)さんからメジャー・デビューという内容に惹かれ、応募しました。

MiYU:もともとアパレルで働いていたのですが、自分の人生を見つめ直したときに私が本当にしたいことは音楽だったんです。でも年齢も経験も目指すには遅いかなと思っていたときに、母と買い物に行ったららぽーとでこのオーディションと出会い、一生に一度の挑戦として応募しました。

KiLUA:小さい頃からステージに立つのが大好きで、学生の頃からK-POPアイドルを目指していました。たくさんレッスンやオーディションを受けていましたがうまくいかず、年齢的にも諦めていたんです。そんなときに松隈さんの楽曲に出会い、どタイプで、日本でアイドルするなら絶対松隈さんの曲がいいと決めていました。そんなとき、Instagramの広告にオーディションがでてきて、芸能を目指す最後のチャンスだと思い挑戦してみました!

RAiSA:もともと松隈さんの作る楽曲がすごく好きだったので、松隈さんのもとで活動したいと考えました。

-グループ名"O-VER-KiLL"の由来を教えてください。

一同:"誰もが想像しない未来へ挑み、全力のその先を目指す"という想いを込めてO-VER-KiLLとなりました。

-O-VER-KiLLの音楽性について伺えますでしょうか。

SARiNA:松隈さんのロック×4人の個性溢れる歌声が魅力です! バチバチにかっこいいに振り切った楽曲から、明るく楽しいもの、エモーショナルなものまで全楽曲オススメしたいです。

MiYU:個人的にはエモーショナルなロックというイメージです。

KiLUA:J-ROCKアイドルで松隈サウンドです!

RAiSA:J-ROCKアイドルとして活動していて、爽やかなナンバーから激しいロック・ナンバーまで様々な曲がこのアルバム(『O-VER-KiLL』)の中にも入っています!

-それぞれのルーツとなるアーティスト、よく聴いていた音楽等を教えてください。

SARiNA:初めて母と一緒に購入したCDは絢香さん。中学生の頃あたりでバンドにハマり、ONE OK ROCKさん等に影響されて高校で軽音楽部に入部しました。オーディション時期はYouTubeでLiSAさんのライヴ動画等を視聴し、パフォーマンスのヒントを貰っていました。

MiYU:私は、BiSHさん、BiSさんの楽曲をよく聴いていました。それ以外は弾き語りをしていたので阿部真央さん、YUIさん、あいみょんさん等も聴いていました。

KiLUA:主にK-POPなのですが、アイドルを目指したきっかけは前田敦子さんで、私のロール・モデルはSOOJINさんです! 松隈サウンドだと第3期BiSさん、BiSHさんが好きでよく聴いていました!

RAiSA:私が一番影響を受けたのはBiSHさんです。

-そういったアーティストや音楽と出会ったきっかけはなんだったのでしょうか?

SARiNA:テレビっ子だったのでテレビの影響だったり、バンドは兄の影響だったり、ソロ/シンガーの方は自分で研究していくなかで見つけたり様々でした。

MiYU:人生でつまずいたとき、沈んでしまうときにふとYouTubeでおすすめに出てきたBiSHさんのライヴ映像を観て、女の子でもかわいいだけじゃなくこんなにかっこいいライヴをできるんだと心打たれ、どんどんハマり松隈さんの音楽に辿り着きました。

KiLUA:小さい頃からダンスを習っていたこともあり、そこでたくさん触れました!

RAiSA:私が高校1年生のときに友達の紹介で出会いました。私が今まで知っていたアイドルの概念を思いっきりひっくり返してくださった存在で、出会えたことにすごく感謝しています。

-ミニ・アルバム『O-VER-KiLL』の完成おめでとうございます。今の心境を教えてください。

SARiNA:ありがとうございます! 自分たちの音楽がこうして形になる経験が初めてなので、初めてジャケットのデザインを見せていただいたときも、本当に感動しました! 今まで以上に多くの方にバキル(O-VER-KiLL)の音楽を届けていけるよう、たくさんの方に手に取っていただきたいです。

MiYU:ありがとうございます。まだ現実味を帯びていないというか、本当に夢のような経験をさせていただけて心から嬉しい気持ちでいっぱいです。

KiLUA:1つ夢が叶ったみたいでとても嬉しいです! 夢みたい!

RAiSA:今までCDショップ等でたくさんCDを買っていた身なので、これから自分のCDが同じようにショップに並ぶと思うととにかく楽しみで仕方ないです!

-今回初のパッケージ・リリースとなりますが、制作される上でのテーマやコンセプトはあったのでしょうか?

RAiSA:ロック・アイドルとして活動しているため、ジャケ写等もモノクロにしてかっこ良くしていただきました!

-楽曲プロデュースを松隈ケンタさんが担当し、衣装はヴォーカリストでありアパレル・ブランド"IKE PROJECT"代表のIKEさん、写真は高田メタルさんが手掛ける等、豪華な顔ぶれがデビューを彩りましたが、そういった錚々たる方々と活動を共にするなかで得た気付き等があれば教えてください。

MiYU:私は、皆様本当に全てに全力で、手を抜かないというのを心から感じました。皆様の応援、努力のおかげでこんなに素敵で普通の人生じゃ経験できないことをさせていただけて、本当に感謝しております。

KiLUA:このような経験が初めてなのでとても貴重な体験をさせていただけて嬉しいです。皆さんとても優しいです!

RAiSA:とんでもなく豪華な方々に支えていただきましたが、やはり自分のやりたいものがしっかりとあって、そこを磨かれている方はかっこいいなと改めて思いました。

-「RAiSE MY REVOLUTiON」がMiYUさん、「なみだのあとには」はKiLUAさんが作詞を担当されていますが、制作にあたって意識した点や、苦労したポイントはありますか?



MiYU:「RAiSE MY REVOLUTiON」はデビュー前に歌詞を考えさせていただいたのですが、グループとして革命を起こす、世に知れ渡ってほしい、一生に一度きりという気持ちを意識して考えました。初めての作詞だったので流れを考えて組み立てることに少し苦戦しました。

KiLUA:私は「なみだのあとには」を担当しましたが、これは私が福岡にいるとき、ステージに立ちたいけど諦めるか迷って、もがいてだらけていたニート時代の脳内をそのまま書きました! なのですらすら書けて、やっとKiLUAの脳内が歌にできた! という感じで嬉しいです!

-今作には"これぞ「松隈サウンド」の極致"と言えるような5曲が収録されていますが、中でも特に思い入れのある楽曲があれば教えてください。

SARiNA:メジャー・デビュー曲「あくなき鼓動」です。やはり、たくさんの方にバキルを知ってもらったきっかけの曲ですし、一番ライヴでも披露している回数が多いので、思い入れも一番強いです。



MiYU:デビュー曲の「あくなき鼓動」が一番思い入れがあります。初めてのレコーディングでうまくいかないことが多く各々が悔しい思いもしましたが、みんなの気持ちがこもった本当に素敵でデビューに相応しい曲になりました。

KiLUA:「あくなき鼓動」と「なみだのあとには」です! 「あくなき鼓動」は始めての曲で、振付も初めての体験だったのでとても苦戦したし、未知の世界だったしとっても嬉しくて頑張った曲です! 「なみだのあとには」は歌詞も担当させていただいてますし、ダンスもヘドバン等を取り入れてプレイヤーさんを巻き込めたり、面白く作れたので自分の中で大傑作です!

RAiSA:「スーパーソウル」は歌詞が自分の考えていることに類似していて、レコーディングのときも思わず感情移入してしまいました。「あくなき鼓動」は初めてのレコーディングでうまく歌うことができなくて、すごく悔しさの残る曲です。

-今作から「あくなき鼓動」、「スーパーソウル」、「RAiSE MY REVOLUTiON」の3曲のMVが公開されています。どれも違った世界観が堪能できますが、見どころやポイント、撮影時のエピソード等あれば教えてください。

SARiNA:「あくなき鼓動」はお腹が出るのでお弁当を食べられなかったのがつらかったです。「RAiSE MY REVOLUTiON」は開けたロケーションの中で、自然と様々な表情が出せて、「あくなき鼓動」の撮影時からの成長を自分で感じた撮影でした。また、足場が安定せずみんなで気を付けながら歩いたイメージが強いです。「スーパーソウル」の撮影は、久しぶりの制服にソワソワしたことと、ヤギと会話して楽しんだことが印象に残っています。



MiYU:「あくなき鼓動」は廃墟っぽいスタジオで撮影していただきました、初めての撮影でポーズの指導をしていただいたり、リップ・シンクも初めてで思ってたより大袈裟にしないと伝わらなくて、苦戦しつつ楽しかったです。「スーパーソウル」は学校を借りて制服での撮影でした。衣装以外を始めて着たので少し新鮮で、屋上に登るまでの道が少し険しくてはしごを登ったりしたのも楽しかったです。「RAiSE MY REVOLUTiON」は崖の上での撮影で、足場もしっかりしてるわけではなかったので、メンバーみんなでそろそろと忍者みたいに移動しての撮影でした。メンバーのKiLUAのヒールがとても高いので何度もコケそうになってました(笑)。

KiLUA:3つとも違った世界観でいろいろなバキルが堪能できます! 「あくなき鼓動」以外の撮影場所は足元が困難なところでの撮影が多かったので、衣装のヒールが高い私は、撮影のスタッフさんにずっと手を繋いでもらって、介護していただきながらの撮影でした!

RAiSA:「スーパーソウル」がMV 3曲目になるのですが、初めて別の衣装(制服)を着て撮影しました。別の衣装を着て撮影するというのが新鮮だったので特に思い出に残っています。

-今後の活動の予定や告知事項等を教えてください。

KiLUA:"武者修行ツアー(【Journey of Growth】 100ライブ武者修行ツアー)"で各地のライヴハウスを回っていきます! かましまくります!!

RAiSA:私たちのミニ・アルバム発売に伴ってTOWER RECORDSさんでのリリイベ開催が決定しています! 普段は撮れない2Sチェキ等も特典であります! そして4月2日には、憧れのZepp Shinjuku (TOKYO)で、パフォーマンスさせていただくことが決定しております! 気になってくださった方々、ぜひ足を運んでいただけると嬉しいです!!

-今後の展望や目標を教えてください。

SARiNA:近い目標は100公演完走とワンマン・ライヴをして会場を埋めることです。そしてプレイヤー(※ファンの愛称)の皆さんも驚く早さで、誰もが知るようなステージに立ってみせたいです。また、アーティストとしての目標以外にも、4人本当に個性豊かな私たちなので、それぞれの得意分野で活動の輪を広げていきたいです!

MiYU:今後はもっともっとたくさんの方にO-VER-KiLLの存在を知っていただき、力になりたいです。

KiLUA:日本はもちろん、海外に進出したいです。バキルの目標は"コーチェラ(Coachella Valley Music and Arts Festival)"に出ることなのでそれを達成するまでは死ねません!

RAiSA:いろいろと目標はありますが、まず1人でも多くの人に私たちの存在を知ってもらい、いつかO-VER-KiLLというどこにも振り分けられない新しいジャンルを確立したいです!

-最後にSkream!読者にメッセージをお願いします。

SARiNA:お読みいただきありがとうございます! まだまだ駆け出しの私たちですが、絶対に驚くほどでっかいグループになってみせますので、今のうちにチェックお願いいたします!

MiYU:O-VER-KiLLを今後ともよろしくお願いいたします!

KiLUA:Skream!読者の皆さん! KiLUAです!出会ってくれてありがとう! これからもバキルはかましまくるし進化しまくるので期待しててください!! よろしく!

RAiSA:初めまして! O-VER-KiLLのRAiSAです! 今回初めてミニ・アルバムを出すということで、リリイベ等初めてのことだらけでとてもワクワクしています! O-VER-KiLLらしさ満開の、かっこいいナンバーがたくさん入ったミニ・アルバムになっておりますので、気になってくださった方々、ぜひご購入検討していただけると嬉しいです!! これからもO-VER-KiLLをよろしくお願いいたします!

RELEASE INFORMATION

O-VER-KiLL
ミニ・アルバム
『O-VER-KiLL』
not_end.jpg
VICL-66052/¥2,000(税込)
[Victor Entertainment]
NOW ON SALE

  • 1