Japanese
Faulieu.
2025年03月号掲載
Member:Canaco(Vo/Gt) Kaho(Gt) Ayano(Ba) Mimori(Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
前身バンドから改名し2023年3月に始動した4ピース・バンド、Faulieu.。昨年末に株式会社アミューズ所属となった4人が、晴れやかに加速する今の鼓動感を詰め込んだのが本日2月28日にリリースとなったデジタル・シングル「Voyage」だ。編曲/プロデュースにT$UYO$HI(The BONEZ/Pay money To my Pain)を迎えるという、意外性のあるタッグで生み出したロック・サウンドは、ライヴで培ってきた4人の華やかでエネルギッシュなアンサンブルが前面に出ており、今この時を懸命に駆け抜ける疾走感と、その確かな足取りが曲と歌とに刻まれた。たくさんの挑戦があったと軽やかに、高揚感たっぷりに語る4人に、「Voyage」に込めた今とこれからについて語ってもらった。
-新天地での活動がスタートして、今のバンドの心境はどのような感じですか。
Canaco:アミューズに所属して、より視野が開けた気がしています。多くの方々にFaulieu.の音楽が届けられる可能性が増しましたし、また1つ上のステージに上るための準備が整った感覚があって、前向きな活動をさせてもらえているなっていうところですね。
-そこでの第一声となるのが今回のシングル「Voyage」ですが、まさに今の思いやここからの思いが歌詞にも表れた1曲になりましたね。
Canaco:新しい環境に身を置いた上で、ここから新たな旅の始まりを予感させる疾走感のある曲になったらいいね、っていうのは4人で話していたんです。"拝啓、あの日の僕へ"というフレーズで曲がスタートするんですけど、ここまでやってきた自分たちに向けて手紙を書く思いで歌詞を書いていて。Faulieu.は実はバンド歴が長いんですが、紆余曲折を経るなかでいろんな場面でいろんな方々の力をお借りして、でも自分たちが重ねてきた頑張りがあったからこそ、ここから旅の続きが始まるんだよっていうのを伝えたかったんです。
-バンド名や所属が変わったりということはありますが、振り返れば高校生くらいのときからスタートしているんですよね。Canacoさん自身としては、学生の頃からこうして続いていくことを思い描いていたんですか。
Canaco:当時は正直ここまで長くやれるとは思ってなかったんですけど、進んでいく道中でめちゃくちゃ素敵な仲間に恵まれましたし、いろんな環境に身を置いてきましたが、こうしてアミューズに所属したことで、これからの展望がより見えたなと感じていて。ここからバンドが大きくなっていったときのいつかの自分のためにも、大事なものを思い出せる曲にもしたかったんです。それで最後のサビだけは、いつかの自分に向けての言葉を書いた歌詞になりました。
-これまでのFaulieu.ではCanacoさんが作詞作曲ということが多かったですが、今回の曲は作詞がCanacoさん、作曲がKahoさんですね。制作はどのようにスタートしているんですか。
Kaho:実は今回のタイミングで、楽曲の制作方法が変わりました。Faulieu.は4人とも作曲ができるので、最初にテーマを決めた上で4人でコンペ形式で曲を出し合い、選曲会をする方針になったんです。そこで選んだのが今回の「Voyage」でした。
-ちなみに皆さん、今回に向けてそれぞれどんな曲を作っていたんですか。
Ayano:私はピアノで曲を作るんですけど、どちらかといえばポップな歌モノが得意というか、そういう曲を作っていきました。自分の色が強い曲を持っていった感じですね。それぞれで2、3曲持ち寄ったのかな?
Canaco:みもりん(Mimori)が最多だったんじゃない? しかもいろんなジャンルの曲で。
Mimori:いろいろネタを出した感じでしたね。テーマとして"疾走感があるもの"っていうのはあったんですけど、どういう方向で、どういうタイプの曲が合うのかなとか、今回には関係ないかもしれないけど今後こういう曲も使えるよねとか。これからのFaulieu.をどうしていこうかというのも含めて、いろんな幅を出した曲を持っていきました。
Canaco:メンバーそれぞれで、本人の色が出ているなっていうのは感じますね。
-Kahoさんもいろんなタイプの曲を出した中での、今回の1曲ですか。
Kaho:私はテーマの"疾走感"に向かってギター・ロックな曲を3曲出しました。その中の1曲がこの曲です。
Canaco:満場一致でこれがいいっていう話になりました。
-「Voyage」の編曲やプロデュースを手掛けたのがThe BONEZ、PTP(Pay money To my Pain)のベーシストであるT$UYO$HIさんで、Faulieu.とは意外な組み合わせだなと思ったのですが、T$UYO$HIさんにお願いするというのが出てきたのはどの段階ですか。
Kaho:テーマとなった"疾走感"が出たあたりからですね。世の中に疾走感溢れる曲はたくさんあると思うんですけど、T$UYO$HIさんがやってらっしゃるミクスチャーの疾走感、とくにボトムが強いサウンドというのはあまりガールズ・バンドでは見られないですし。T$UYO$HIさんにお願いしようって決まったときは、私自身よく聴いていたアーティストでもあったので、ドキドキしましたしワクワクしました。
-それまでに面識はあったんですか。
Ayano:直接お会いしたことはなくて、いちファン、リスナーとして音源はもちろん、フェスやライヴで観させていただいたりはありました。
Kaho:私も面識はありませんでしたが、すごくリスペクトしてました。高校時代に軽音楽部に入っていたんですけど、うちの軽音部はミクスチャーがすごく流行っていて、よく軽音部の仲間と聴いていたんです。The BONEZやPTPはもちろん、私は山嵐やRIZEとかがすごく好きでした。なので憧れの存在で、青春なんですよ。実際にお会いして一緒に作業させていただいたんですけど、どこかむず痒いというか(笑)。憧れのアーティストと一緒に制作をしているなっていう気持ちでやってました。
-念願叶ってのタッグですね。実際の作業はどんなふうに進んだんですか。
Canaco:大まかな流れとしては、土台は作曲してくれたKahoが中心となりながら、それを踏まえてT$UYO$HIさんにアレンジをバトンタッチして。アレンジされて戻ってきたものを4人で集まって再解釈して、スタジオに入ってみんなで実際に音を合わせながら、ここはこういうキメがいいよねとか、そういう作業をしながらレコーディングに挑んだ感じです。
Kaho:あとは、デモを作って一回T$UYO$HIさんに投げた段階で、T$UYO$HIさんやスタッフも含め全員でミーティングをしたんです。曲をアレンジしていただく上で──そのときはT$UYO$HIさんはもちろんFaulieu.のことを知らない状態なので、私たちはこういうバンドで、これまで何年くらいやってきて、こういうところを大切にしていますとか。今のバンドの想いや今回の曲に込めた想いについて、T$UYO$HIさんへのリスペクト等、すごく長いミーティングをしましたね。
Canaco:そこで──実際どう感じていただけたかは分からないですけど、意外とこの子たち泥臭いバンドなのかなって思っていただけたかなという気はします。
Kaho:やっぱりガールズ・バンドって、キラキラしたイメージを持たれる方が多いと思います。
-華やかな印象は持たれそうですよね。
Canaco:そういう印象を持っていただくことも多いんですけど、私たちはバンド歴が長いので、これまでの背景やバンドの流れもお話しして。紆余曲折はありながらも今なお続けていることについては、そうだったんだねっていう感じで言ってもらえましたし。
Mimori:いいバンドだねって言ってくれたのは嬉しかった。
Ayano:バンドの先輩として、アドバイスやバンドとしての心の置き方みたいなこととかも話してくれて。
-そこでの印象的だった言葉等ありますか。
Ayano:メンバー同士たくさん話し合うのがいいよっていうのはおっしゃってました。メンバーの気持ちを大事にって。
-Faulieu.としては、そこはもともとしっかりとあったところですか。
Canaco:そうですね、自主でやっていた期間もありましたし、4人で意見を出し合っていく進め方が多かったので。こうして環境が変わってもよりいっそう4人で話し合う時間をたくさん設けないとなって、T$UYO$HIさんの言葉を聞いてハッとしました。
-Faulieu.の今の感じ、4人の今の想いを汲み取ってもらえているのがアレンジに出ていますよね。シンプルに今の4人のバンド・アンサンブルやエネルギーをフィーチャーしたサウンドになっています。
Kaho:最初に返ってきたデモを聴いたときに、まずボトムがしっかりしたと思いました。私はギタリストなので、第一にギターや曲のイメージを大事に制作していたんですけど、T$UYO$HIさんから返ってきた音源は"バンド"という印象が強くて。ライヴでやっている姿が想像できましたし、とにかくボトムがすごく強いなっていうのが第一印象でした。
-AyanoさんはT$UYO$HIさんと同じくベーシストですが、アレンジが返ってきてどう感じましたか。
Ayano:最初にお会いしたミーティングのときに、ベースに大事なのは音、音色だとおっしゃっていたんです。レコーディングでも音作りについていろいろとアドバイスをいただきましたし、疾走感を出すのも音作りが大事だよって。今まで自分ではフレーズを大事にしていた部分があったので、音作りにピンポイントで焦点を当てるのは私の中では新しいことでした。
-ボトムが強化されたということで、ドラマーであるMimoriさんはどう感じましたか。
Mimori:T$UYO$HIさんとのミーティングの段階で、レコーディングに関しても話をしていたんですけど、そのときにドラムに一番こだわるじゃないですが、ドラムを軸にしているという話をしてくださって。めちゃくちゃプレッシャーでしたけど(笑)、でもたしかにPTPやThe BONEZの曲も土台がしっかりとしているので。まずどんなアレンジで来るのかなと思っていたんですけど、どっしりとした、それこそ"これぞバンド・サウンド"というものが来て。ジャンルという意味でもいい意味で違うところがあって、これまであまりなかった新しいものができたなって思いました。
Canaco:うん、磨き上げられたなっていう感覚はすごくありましたよね。さらに新しいFaulieu.の可能性を見いだされたなって。
Kaho:しかも、すごくシンプル・イズ・ベストみたいなアレンジだったんです。なので、ここから音源として自分たちの色を出すにはどうしたらいいのかって考えたときに、T$UYO$HIさん魂を大切にしつつ、それぞれの個性を入れていこうというのは意識的に作業した感じでした。
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