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INTERVIEW

Japanese

三四少女

2024年12月号掲載

三四少女

Member:川田羽撫子(Vo/Gt) たみ(Gt) さっちゅー(Ba) あんどりゅー(Dr)

"マイナビ 閃光ライオット2023 produced by SCHOOL OF LOCK!"で決勝進出、"十代白書2024"準グランプリ獲得と要注目の若手男女混合4ピース・バンド、三四少女。彼等が1stアルバム『恋してる・コンティニュー』をリリースした。ゲームをテーマに、"みんなが三四少女に恋し続けてくれたら"という想いで名付けたという同作についてメール・インタビューで訊いた。

-今回Skream!初登場ということで、自己紹介をお願いします。

川田:川田羽撫子です。カワタハナコです。本名です。本名なのでネットで名前を調べられたら自分が行ってた高校とかが出てきます。ヤバい〜(汗)。楽器屋でSkream!を毎月持って帰って読んでいた中学生だったのですごく嬉しいです。

-バンド結成までの経緯を伺えますでしょうか。

川田:当時高校生の川田と当時大学生のたみが学生限定イベントに出演した際に知り合い、その後たみが当時専門学生のさっちゅーとTwitter(現X)を通して知り合いました。当時社会人だったあんどりゅーとさっちゅーはもともと共通の友達の紹介で知り合いだったので、この4人で"てんしば"に集まりました。集まりましたが誰も"結成しよう!"とは言っていないのでもしかしたらまだ結成していないのかもしれません。

-バンド名"三四少女"の由来を教えてください。

川田:アプリで麻雀をしていて思いつきました。

-三四少女の音楽性について伺えますでしょうか。

川田:ポップでキャッチーで毒がある音楽を目指しています。リード・ギターのサウンドが三四少女を三四少女たらしめているのかなと思います。

-楽曲はもちろん、アーティスト写真やMV、アートワーク等様々なカルチャーからの影響を感じます。それぞれのルーツとなるアーティスト、よく聴いていた音楽等教えてください。

川田:KANA-BOONが好きです! あとは1980年代のアイドルの曲もよく聴きます。

あんどりゅー:Survive Said The Prophet、ネクライトーキー、ELLEGARDEN。

さっちゅー:大森靖子さん、ゆるめるモ!、ZOC、クマリデパート等衣装がキラキラしていたりTHE衣装って感じの人が(好きな人に)多かったので、そういうものに憧れてジャケットの衣装等暗く見えない、私服に見えないものを選びました。

たみ:親の影響でTHE BLUE HEARTS、ハイロウズ(↑THE HIGH-LOWS↓)、ザ・クロマニヨンズはよく聴いていました。日本のパンクは今でもよく聴きます。小学校高学年あたりでインターネットに触れ、VOCALOID、ゲーム・ミュージック等をかなり聴き込み始めたという感じです。高校になってからNUMBER GIRLやくるり等にハマって、その後NEEやPEOPLE 1、Cody・Lee(李)等にハマりました。

-そういったアーティストや音楽と出会ったきっかけはなんだったのでしょうか?

川田:KANA-BOONは小学3年の夏休みにお母さんのスマホでYouTubeを観ていたときに、サムネイルに惹かれて「ないものねだり」のミュージック・ビデオを観て知りました。80年代のアイドル・ソングに関しては、自分の親戚にアイドルをされていた方がいてそこから興味を持って聴き始めるようになりました。

あんどりゅー:高校の軽音部でドラムを始めたのがきっかけです。

さっちゅー:中学生のときにYouTubeで"夢かわいい曲"って検索かけたときにヒットしたゆるめるモ!の「1!2!かんふー!」が衝撃的で、そこからもっとこんな音楽が聴きたい! と思って地下アイドルとかいわゆるサブカル系と言われているアーティストの方を聴き漁るようになりました。

たみ:高校の頃までは数少ない友達に教えてもらったりして知っていました。あと、自分の音楽の探し方ですが、好きな人や好きなアーティストの好きなアーティストを探します。だいたいはそれで新しいアーティストに出会うので。Lightnin' HopkinsやHowlin' Wolf等も聴くのですがハイロウズの歌詞に出ていたから、とかそんな理由が多いです。

-1stアルバム『恋してる・コンティニュー』の完成おめでとうございます。今の心境を教えてください。

あんどりゅー:やっと全部聴けます! 世に出回る自分たちの曲が増えて感激〜♪

さっちゅー:やっとだー! って気持ちです。自分たちの曲が何曲も客観的に聴けるのが不思議な気持ちです。

-記念すべき1stアルバムとなりますが、今回制作される上でのテーマやコンセプトはあったのでしょうか?

川田:三四少女と言えば"閃光ライオット2023(マイナビ 閃光ライオット2023 produced by SCHOOL OF LOCK!)"とか"十代白書2024"とかコンテストのイメージがある人がいっぱいいるんじゃないかと思っていて、"閃光ライオット"も"十代白書"も10代のコンテストなので、そういうコンテストに出られなくなったこれからもずっと戦い続けていきたいなと思って、ゲームをアルバムのコンセプトに選びました。そういったコンテストで"三四少女と恋しましょう"というMCをしていたので、これからもみんなが三四少女に恋し続けてくれたらいいなと思ってアルバムの名前を付けました。

-今作の制作にあたって作曲で意識した点や、苦労したポイントはありますか?

川田:「たのしいさんすう」は高2の頃に、「ユートピア」は高3の卒業間近の頃に作りました。「たのしいさんすう」を作った頃はバンドを始めたてだったので、自分たちを受け入れてもらえるような間口の広い曲を意識して作りつつ、絶対他の誰にも書けない歌詞を書いてやろうと思って作りました。「ユートピア」を作ったのは今後の三四少女の音楽の方向性に悩んでいた時期でもあったので、個人的には結構バッチリハマった曲が作れた感覚がありました。「ユートピア」の弾き語りを三四少女のグループLINEに送ったときにあんどりゅーが"三四少女っぽい!"と言ってくれたのですが、それがすごく嬉しかったです。

たみ:このアルバムを作るあたりから、デモで送る段階からギターの音色をなるべくよりシンプルなものにしようと意識していた記憶があります。特に意味はないのですが強いて言うなら音色に頼っていると思われたくない、ギターのフレーズを聴かせたいみたいなのはあるかもです。「食卓」のリフとかはかなり好きです。

-今作の中でも特に思い入れのある楽曲があれば教えてください。

川田:「シュガースーサイド」はもともと三四少女が最初に世の中に出した音源だったのと、この曲のおかげで三四少女を知ってくれる人が増えた印象があるので、今回再録してアルバムに入れられたのがすごく感慨深いです。三四少女の歴史を感じてください!

あんどりゅー:「Stop!Drop!Roll!!」。歌い出しから16ビートで細かいノリなので難しくて変なことをしようと思ったら難しくて変なドラムになりました。

たみ:「▶つづきから」は1人で作ったのでやはり思い入れが強いです。自分の好きなゲーム・ミュージックに、少しの意味を落とし込んで作れたので、作った後は1人で結構聴き込んでました。1分以内に収めようかなぁとも思ってたのですが、作ってたら楽しくなっちゃった感じです。

-これまで「たのしいさんすう」、「Stop!Drop!Roll!!」、「ユートピア」の3曲のMVが公開されていてどれも違った世界観が堪能できますが、それぞれ好きなMVや見どころ等あれば教えてください。

川田:「ユートピア」は憧れの加藤マニさんに撮っていただくことができて、すごく貴重な体験だったと思います(今後ともよろしくお願いいたします)。「たのしいさんすう」では監督、「Stop!Drop!Roll!!」ではイラストと制作に直に関わらせていただくことができて、制作陣の皆様のおかげで作りたいものを作ることができました。ありがとうございました。全部お気に入りなのでみんなも全部観たほうがいい!

あんどりゅー:MVの見どころは「ユートピア」は自分だけ高速で上下左右に首を振るところ、「たのしいさんすう」はなぜかバナナを食べながらニヤニヤしているところ。制作陣にネタキャラ扱いされています。

さっちゅー:個人的には「たのしいさんすう」の撃たれて死ぬところです! 昔から映像の中で絶命するのが夢だったので念願叶って嬉しいです! 「SDR(Stop!Drop!Roll!!)」のイラストとアニメーション、芸が細かくてビックリしました。

たみ:「たのしいさんすう」のMVでメンバーが手拍子してるとこ、ライヴでもしてもらえるとメンバーはステージで喜んでおりますのでぜひご一緒に手拍子してください!

-12月14日からは各地で個性的なバンドをゲストに迎えてレコ発ツアー("1st ALUBUM「恋してる・コンティニュー」リリースツアー ▶はじめから")がスタートします。そんなツアーへの意気込みや、ライヴの見どころ等教えてください。

川田:三四少女も、対バンも、かなり超ヤバいので、三四少女に興味ある人も興味もない人も来たほうがいい。頑張るぞ!

あんどりゅー:ライヴで楽しい曲、盛り上がる曲、久しぶりにやる曲、初めてやる曲、全部持って行きます!

さっちゅー:初の東名阪ツアー気合入ってます!! 全箇所めちゃくちゃいい対バンになっているので来てください!

-今後の活動の予定や告知事項等教えてください。

一同:12月14日名古屋CLUB ROCK'N'ROLL、19日下北沢 SHELTER、22日大阪LIVE SQUARE 2nd LINEでレコ発"▶︎はじめから(1st ALUBUM「恋してる・コンティニュー」リリースツアー ▶はじめから)"を行います!

-今後の展望や目標を教えてください。

川田:美味しいご飯を毎日食べて大きい家に住めるように頑張ります!

-最後にSkream!読者にメッセージをお願いします。

川田:三四少女を知ってる人も知らない人も、好きな人も嫌いな人も普通の人も何も感じてない人も、みんな健康に生きてください! よろしくお願いします!

RELEASE INFORMATION

三四少女
1st ALBUM
『恋してる・コンティニュー』

QYCL-14001/¥2,200(税込)
[好吃同盟]
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