Japanese
"東京音戦" 座談会
東京を拠点とする勢いのある4バンド──INTERAGE、No Way Plan、BACKDAV、ライトニングブリザードによる合同プロジェクト"東京音戦"。それぞれラウド、メロディックやロックなどのジャンルを飛び越えて、音楽シーン、東京のライヴ・シーンを大きく盛り上げるべくタッグを組んだこのプロジェクトが、2月25日に赤坂 navey floorで"東京音戦 -初陣-"を迎えた。チケットは即完で、配信チケットが販売となるなど注目度が高いイベントとなった。この合同プロジェクト"東京音戦"を立ち上げた経緯、互いの存在や、プロジェクトの展望について各バンドのメンバーを迎え語り合ってもらった。
INTERAGE:Tomo(Vo)
No Way Plan:Yuji(Vo)
BACKDAV:コイチ(Dr)
ライトニングブリザード:メロディソルジャーけんのすけ(Gt/Vo)
Interviewer:吉羽 さおり Photographer:杉本健太
-4バンド合同によるプロジェクト"東京音戦 -初陣-"が2月25日に初開催を迎えますが、まずはこの4バンドでプロジェクトを立ち上げようとなったきっかけから教えてください。
コイチ:もともとは、BACKDAVを除く3バンドだったところから、うちが声をかけてもらってスタートしているんですよね。
けんのすけ:この4バンドは、イベントとかでよく対バンをしていたりお互いのライヴに呼び合ったりしていたんですけど、あるときFABLED NUMBERのマネージャーで元下北沢RéGにいた(鈴木)しんやさんが、"ひとつのプロジェクトにして、シーンごと引っ張り上げちゃったほうがいいんじゃない?"っていう話をしてくれて。仲も良かったし、この3バンド(INTERAGE、No Way Plan、ライトニングブリザード)で一回やってみようかということだったんです。でももうひとバンドくらい欲しいよねっていうことで、BACKDAVも誘おうという感じでスタートしたんです。
-それぞれで、対バン歴は長い感じですか。
Tomo:INTERAGEは、No Way Planとは結構長いかな。
Yuji:僕らの主催("No Way Plan × 下北沢ReG pre『No Way Plan -NEW SINGLE-3TITLE RELEASE EVENT』")に出てくれてるので、一番長いですね。他のバンドの主催でもINTERAGEは被ることが多かったんですよ。ライトニングブリザードとBACKDAVはここ1~2年くらいからかな。
コイチ:そうだね。
けんのすけ:僕ら(ライトニングブリザード)は1年くらい前("No Way Fes~5th Anniversary~")からじゃないですかね。
Tomo:ライトニングブリザードはうちのリリース・ツアー("INTERAGE New Single 「アウトサイダー」デジタルレコ発ツアー")にも帯同してもらっていて、そこでがっつり仲良くなって。BACKDAVも同じ時期(1年くらい前)に対バンをしだして。
コイチ:ちょうどその時期くらいにBACKDAVもツアー("BACKDAV 1st Full ALBUM Release Tour 2022")をやっていて。そのイベント("BAYSIS 16th ANNIVERSARY BACKDAV 1st Full ALBUM Release Tour『EMERGENCE Tour』")で初めてINTERAGEと会って、それで仲良くなった感じだったので。ほんと、ここ1~2年で急速に親しくなったという感じなんですよね。
けんのすけ:コロナ禍で、これまで仲が良かったり対バンをしていたバンドが解散したりもしていて、ちょうど30歳前後のバンドが減っちゃったのもあって。それで下北沢とか赤坂のライヴハウスで一緒にやることが多くなってという。
Tomo:みんな同世代っていうのもあるしね。
けんのすけ:東京で30歳前後のバンドっていうと、もうこの4バンドくらいしかいない。
一同:そんなことない(笑)。
-この4組だったら一緒にやっていって、いいものができるだろうと。
Yuji:何か一緒にやりたいと思ったんですよね。ジャンルもいい感じに違うのも良かったんです。みんな一緒だとつまらないわけじゃないけど、面白みに欠けるなという。
コイチ:やりたいことも広がっていくしね。
Yuji:ということではいいチョイスだったなと思います。
-もともとみなさんジャンルが近いバンドと対バンするというより、いろんなジャンルのバンドともライヴをやっていた感じですか。
Yuji:そうですね。
けんのすけ:でもコロナ前はライブリ(ライトニングブリザード)とBACKDAVは一回も一緒になったことないよね。
コイチ:やってないね。
けんのすけ:SNSとかで名前は見ていて知っていたんだけど。コロナでバンドが淘汰されてからは──。
コイチ:たしかに(笑)。コロナ前は同じ感じのジャンルとライヴをすることは多かったかもしれない。
-コロナ禍を経てシーンの状況の変化もあったわけですね。
Yuji:あとは意識もあるよね。同じところばかりじゃなくもっと違った──俺たちでいうと、もっとメロディがキャッチーな人たちとやりたいとか、ゴリゴリにラウドって言われるジャンルではない人たちとやりたいとか。そんなときに、ライブリ主催の3マン("ライトニングブリザードpre.「短夜」激絶スリーマン!!!")で初めて呼んでくれて。
けんのすけ:そうですね。
Yuji:名前は知ってたし、めっちゃやりたいと思って。DMで即やりますって返事をして、そこから始まったよね。
けんのすけ:みんなたぶん、お互いのファンとかから"このバンドとやってよ"とか"No Way Planとやってほしい"っていうのは聞いたりしていたんですよね。それでNo Way Planとかも声を掛けたんだと思う。
Yuji:それ以来、一緒にやることも多くなったしね。不思議だよね、それまで一回もやったことなかったのに。
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