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INTERVIEW

Japanese

"東京音戦" 座談会

 

"東京音戦" 座談会

INTERAGE:Tomo(Vo)
No Way Plan:Yuji(Vo)
BACKDAV:コイチ(Dr)
ライトニングブリザード:メロディソルジャーけんのすけ(Gt/Vo)
Interviewer:吉羽 さおり Photographer:杉本健太


"東京音戦"をブランド化したい(けんのすけ)


-リアルなライヴと配信ライヴでは見せ方もまた違いがありそうですよね。画面越しにこの熱量をどう伝えるのか考えて、またライヴのレンジが広がりそうです。

Yuji:あれはでもムズいですよね。2月25日の"東京音戦 -初陣-"も配信があるんですけど、見せ方は難しいですね。これはいつも思います。

Tomo:難しい。INTERAGEはあまり配信ライヴをやったことなくて、今回が2回目とかなんですよね。

けんのすけ:気にします? カメラとか。俺あまり気にしないんですけど。

コイチ:俺もドラマーだから気にしないんだけど。

Yuji:現場に来てくれるのが一番嬉しいし、現場で観てほしいけど、来れない人もいるのは事実じゃないですか。しかも、せっかく配信という付加価値がついているので、配信の人にもかっこいいところを見せたいし。目の前のフロアはもちろん、カメラの向こうにも見せなきゃっていうのもあって。いつもアーカイヴで観直すんですけど、やっぱ配信の伝え方って難しいなと思いますね。

-配信って観ているほうとしては、ながら見もできちゃうじゃないですか。いかにこの画面に集中してもらえるか、現場と同じように楽しんでもらえるかは試行錯誤がありそうですね。

Yuji:3カメとかあっても、例えばテレビだったらどのカメラが自分を抜いているかわかるんでしょうけど、ライヴではどれが抜いてるかとかわからないですからね。だからめっちゃ自分を抜いてほしいときは、その映してほしい数秒前からリアクションをしてて、"今だよ!"みたいな。

コイチ:俺の場合、めちゃめちゃカメラが来てるなって思ってリアクションしてたんだけど、観返したらメンバーふたりが被ってた(笑)。

Yuji:ドラムだと場所は動けないからね。

-けんのすけさんは、配信ライヴの勝手もわかってきた感じですか。

けんのすけ:例えばテレビでは、撮影する側もプロのカメラマンじゃないですか。俺らは撮影とかも自分たちでやったりするんですけど、映像編集とかカメラの技術ってプロには勝てないと思っているので。ライヴハウスの人も撮影に関しては素人だから、俺は現場で120出せば、配信でも80は伝わるかな、みたいな感じでやってますね。

-今回の"東京音戦 -初陣-"はチケットが即完していますので、配信でもいろんな人に観てもらえたらという感じですね。イベントとしては、ここからどういうものにしていくか目標はありますか。

コイチ:"東京音戦"を立ち上げたひとつの目的が、東京のシーンを盛り上げようということで。それで"東京"と付けて始めたプロジェクトなんです。イベントとしても1回ごとにキャパも大きくしていって、シーンを巻き込めるようなことを自分たち発信でやっていきたいなという感じですかね。

けんのすけ:1バンドで(CLUB)QUATTROとかをソールド・アウトするのは無理でも、それが4バンドいたら4倍になるから。デカいキャパも、個々で小さくやってるよりも、集団で大きなことをやったほうがいいっていうことで集まっています。

Yuji:"この先もステップアップしていこう"、"俺たちはどんどん広がっているんだぞ"っていうのを見せつけたいので。

けんのすけ:そうだね。

-4バンドの互いの存在でも刺激し合えますしね。

Yuji:少し前に名古屋と大阪でたまたまライブリと対バン("Free Aqua Butterfly pre. ORANGE FANG FANG BOYS MERAKI TOUR 2023-2024")だったんですけど、2日間とも相変わらずいいライヴをしていて。

けんのすけ:ありがとうございます。

Yuji:そういう姿を見ると、これは他のバンドでもそうだし、対バンではいつもMCで言うんですけど、その日の一番を取らなきゃ意味がないと。もちろん取れないこともあると思うんですけど、意気込みだけは絶対一番じゃなきゃダメなんだって。"音戦"は互いの距離が近いぶん、さらにこいつらに負けてらんねぇなと思うんですよね。

コイチ:たしかにね。

Yuji:いいライヴをするからこそ刺激されるなと思うので。

-ここにいろんなバンドやアーティストにも入ってきてもらって、規模を大きくしていくという思いもあるんですか。

けんのすけ:考えてはいますね。

コイチ:それこそ何十バンドも入れた大きなイベントにして、主催にいるのは俺ら4バンドというのはイメージしています。

Yuji:そうやってたくさんのバンドや人を巻き込んでいけたらいいですよね。"「東京音戦」のイベント出たい"という存在になったら嬉しい。

けんのすけ:"東京音戦"をブランド化したい。で、名古屋とか大阪とかで"名古屋音戦"みたいなチームができたら、そことやってみたい。

コイチ:4バンドのどこかが大阪に行って立ち上げるかもしれないしね。

けんのすけ:フランチャイズ化して、名古屋支部とか作っていくとかね。コロナ前、コロナ後にかかわらず、ライヴハウス自体に人がいなくなっちゃってもいるので。そういう面でもバンド・シーン全体として変えていけたらと思っています。

LIVE INFORMATION
"東京音戦 -第二陣-"

5月24日(金)下北沢RéG
OPEN 17:00 / START 18:00
出演:INTERAGE / No Way Plan / BACKDAV / ライトニングブリザード and more

[チケット]
前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500
■1次先行:~3月4日(月)24:00
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