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INTERVIEW

Japanese

CANDY GO!GO!

CANDY GO!GO!

Member:なぎさりん 菜月アイル 磯野未来 永瀬りか 夏井さら 宇野みずき

Interviewer:フジジュン

私たちの"IDOROCK"を受け継いで、CANDY GO!GO!の歴史を長く続けていくのが目標


-2022年にはシングル『IN THE GAME / Brave Venus』をリリースします。

磯野:「Brave Venus」は卒業しちゃった杉本莉愛の作詞で、"コロナ禍で会えないみんなへの想いを書いた"と言ってたんですが、私たちもその想いを引き継いで"どこにいても一緒だよ!"って思ってもらえるように、という気持ちで書きました。

なぎさ:この曲はリードも変えて録り直したんですけど、杉本が歌ってたときは"か弱いながらも勇敢な姿でみんなを支える"って感じだったのが、私がリードを歌ったらたくましさしか出なくて(笑)。ファンの人には、その違いを味わってもらえると嬉しいです。

-新解釈って感じで、逆に得した気分になります(笑)。

なぎさ:「IN THE GAME」も私の作詞なんですが、この曲は"負けてられない"みたいな気持ちがあって。"Cメロに命を吹き込んでもらえれば、あとは好きに歌ってもらって構わない"と社長に言われたんですけど、アイドル・ファンは新しい子が出たら、みんなそっちに目が行きやすいので、"それでも私たちはやってんだぜ!"って気持ちを吹き込みました。

-CANDY GO!GO!にはロックなサウンドだけじゃなくて、その"負けてられない"って気合に"IDOROCK"の魂を感じます。そして、そんなCANDY GO!GO!の4年半の軌跡に未発表曲も加えた今作。永瀬さん作詞のドラマチックな「Anymore」はどんな曲になりました?

永瀬:妄想で書いた、ドロドロした恋愛の曲なんですけど......。

なぎさ:本当に妄想? 実体験じゃないんですか!?

永瀬:いやいや、妄想です(笑)! 最初、"Anymore"ってタイトルが決まってて、そこから悪い男にハマってしまった女の物語を妄想して書いたんですが、最後は"あなたの好きな服"も捨てて歩いていくっていう、前向きなCANDY GO!GO!らしい曲になりました。振付も普段のダンスと違う、演技してるようなパートもあって、ライヴで観ても楽しい曲になったと思います。あと、"永瀬りかダンス"っていう、NとRの振付が入ってて。"私の曲なんだ!"みたいな感じで、すごく嬉しいです。

なぎさ:なぎさりんもNRだけどね(笑)。

-わはは。そして、爽やかなドライヴ・ソング「Sunny」は宇野さんの作詞曲です。

宇野:曲中に"Pu-Pu-Pu-"って歌詞が何度も出てくるんですけど、そこだけ社長からの頑なの指示で入れたところで。それに続く歌詞もすごく考えて、さらっと聴けるポップな歌詞を頑張って書きました。アルバムの味変になる、元気の出る曲になったと思います。普段、大人な魅力を出してるメンバーがかわいい振付をしていて、普段とのギャップやアイドルっぽいところが見える曲になったので、ライヴの見どころです。

-あと未発表曲で言うと、なぎささん作詞の「STAY ALIVE」はいかがですか?

なぎさ:社長いわく、"コロナ禍になって、ずっとできていた曲"らしくて。"コロナ禍のもどかしさを歌ってくれ"と言われたんですけど、あのときの感覚をちょっと忘れかけていて(笑)。歌詞のストックを見ながら、あの頃の何もできなかった悔しさや虚無感を詰め込みました。あとはあの頃、生きたくても生きられなかった人もいるので、生きてるだけで幸せなことだから、未来とか考えず、今を強く生きろって気持ちを込めました。

-コロナ禍を歌ったと聞くと納得ですが、酷い目に遭った恋愛を想像してました。

なぎさ:そうか、そんな見え方もするんですね! ヤバいな、私は"恋愛を歌った曲は実体験を書いてる"っていつも言ってるから、勘違いされたらどうしよう!?

磯野:このインタビューで広めてもらえるから大丈夫だよ(笑)。

-では改めて、アルバム『IDOROCK-legacy-』が完成しての感想はいかがですか?

なぎさ:CANDY GO!GO!のアルバムなんですけど、いろんなタイプの曲があるし、リード・ヴォーカルが変わることで、オムニバス的な楽しみ方もできる作品になったと思います。

磯野:これだけリードがバラバラで、それぞれの色が濃く出たアルバムって今までなかったような気がするので、現メンバーで出せる色をいっぱい出せたと思います。

菜月:アルバム用に録り直してる曲もあるので、今まで前のメンバーが歌ってたところを他のメンバーが補って、曲の違った魅力も伝えられてるところも面白いと思います。

永瀬:アルバムで初めて入る曲もあって、私も自分で書いた「Anymore」って曲がすごく好きなんですけど、メンバーそれぞれが作詞して、曲によって色が全然違うので、"今はこういう気分だからこの曲を聴きたい"みたいな楽しみ方もできると思います。その日の気分でいろんな聴き方をしてほしいです。

宇野:私は本当に個人的な感想なんですけど、自分のリード曲もあって、ここまで頑張ってきた証みたいにも感じて、すごく嬉しいです。

夏井:私は初のアルバム参加になるので、この4年半の私たちが詰まってると思うと"よくここまで成長できたな"と思うし、私の歴史がそのまま詰まったアルバムになっているので、全部じっくり聴いてほしいし。ここからどうなっていくかが楽しみです。

-では、11月20日に控えたレコ発ワンマン"CANDY GO!GO! IDROCK-legacy- 発売記念ワンマン公演"への意気込みも聞かせてください。

なぎさ:ワンマンは前半がアルバムの楽曲、後半がCANDY GO!GO!の研修生を加えてのライヴになるので、アルバムのカッコいい私たちを観たあとに、新しい私たちを観ていただけたら嬉しいです。研修生の(牡丹)るきちゃんはその日が最終選考になるみたいなので、緊張のステージだと思いますけど、それも含めてCANDY GO!GO!らしいワンマンを楽しんでほしいです。アルバムに"IDOROCK-legacy-"と付けたように、私たちの"IDOROCK"を受け継いで、CANDY GO!GO!の歴史を長く続けていくのが目標なので、頑張ります。